月別アーカイブ: 2021年4月

春の到来と、セントラルヒーティング

先週はすぐ溶けてしまう雪が降ったけど、週末は10度台まで気温が上昇し太陽燦々の散歩日和、いきなり暖かくなったモスクワです。

長い冬が終わり、春の到来(を通り越して夏!?)は嬉しいものですが、一つ淋しくなるものがあります。それは、セントラルヒーティング。ロシアは各部屋にセントラルヒーティング、つまり中央暖房が装備しているので、野外は氷点下でも、家の中はとっても暖かいのです。しっかりした造りの家だと、セントラルヒーティングがよく働いて、室内は半袖も過ごせるぐらいの快適さです。(寮に住んでいた留学時代は外が寒すぎて、セントラルヒーティングがあっても、窓からの隙間風を防ぐために、濡れた新聞を詰め込むこともしましたが、それでも日本みたいに室内でふわふわした羽織を着ることはあまりなかったです。)

このセントラルヒーティングは、春到来と共になくなってしまいます。モスクワ市のサイト(こちら)によると、5日連続で8度を上回るとセントラルヒーティングが切れるみたい。その年の天気にもよるけど、去年だと5月に切れたし、天気予報を見ると今週はいきなり20度越えもあるみたいだから、もうそろそろ切れるかなと思います。実はセントラルヒーティングが切れた季節の変わり目が試練で、ころころ天気が変わりやすくもあり、風邪を引きやすいので要注意です。

冬の癒しアイテム、セントラルヒーティング。寒い外気にさらされた後、家に帰って、このほんわか暖かいセントラルヒーティングの菅を触るとほっとするものです。寒い冬の季節、いつも暖かくしてくれてありがとう、です。

 

参考記事:”Когда власти Москвы отключат теплоснабжение в городе в 2021 году”

Когда власти Москвы отключат теплоснабжение в городе в 2021 году

ロシア旅日記 〜コストロマ編(Кострома)〜

旅について書きたかったのですが、全然やっていなかったのでマイペースにアップしていきたいと思います。今回はロシアの古い都が点在する「黄金の環」の一つでもある「コストロマ(Кострома)」です。「黄金の環」はロシア語でザラタヤ・カリツォ(Золотое кольцо )といって、 セルギエフ・パサート、ウラジーミル、スズダリの3つが有名ですが、今回はもっとローカルな場所をご紹介します。

コストロマはモスクワから300キロ離れたところにあります。行き方は電車だけを使用すると不便なので、電車とバスを乗り継いで行きます。ちょっとした小旅ですね。まずは電車でヤロスラブリまで行き、そこからバスに乗り継いで約1時間半ちょっとするとコストロマに到着します。

↑コストロマバスターミナル。赤の看板が素敵。

訪れた時期はロシアのお正月。ロシアのお正月休みは長いのでのんびり旅行で、宿泊施設が多いいヤロスラブリを拠点として1泊し、そこからコストロマに向かい街を散策しました。コストロマは欧州で一番長い川「ヴォルガ川」と「コストロマ川」の合流点に位置します。ユーリー・ドルゴルーキーというキエフ大公によって12に世紀に誕生した街みたいです。街の雰囲気はのんびりとしていて、古いロシアの建物が並ぶ、歴史を感じるものでした。

コストロマでいちばんの観光地、イパチエフスキー修道院へは市内バスを使用しました。コストロマ川を越えたところに修道院の最寄り停留所があります。

↑タタール人のチェト公が14世紀に創設したとされるイパチエフスキー修道院の周辺。

↑敷地内の入口。色んな地域からの訪問客というよりも、地元や近郊の人が訪れていてローカルな雰囲気、それでいて建築も立派で綺麗。

イパチエフスキー修道院はロマノフ一族とゆかりがある修道院で、後に皇帝となるミハイル・ロマノフが少年時代に隠棲していたみたい。教会の中はその迫力に驚きです。

そして、次の場所はすごく気になっていた民族博物館(ロシア語でкостромская слобода)へ。イパチエフスキー修道院の近くにあります。木造教会があるところで、一度見てみたかった場所です。

↑костромская слобода民族博物館の敷地内。木造建築が並ぶ。

↑昔の生活の様子が伝わってくる。角にイコンが飾られています。

↑全部木造。

木造教会というとキジ島のプレオブラジェーンスカヤ教会が有名ですね。コストロマの木造教会はモスクワからもアクセスしやすく、のんびりお散歩ができます。

あとは、古い商店があったところや、街をぶらぶらして、バスでヤロスラブリへ戻ります。

ヤロスラブリは大きな観光地で、各地から観光客が集まるところです。こちらは以前に結構観光したことがあるので、今回はのんびりとヴォルガ川沿いをぶらぶらしたり、博物館に行きました。

↑ヤロスラブリ市内を散歩していると、ポジャルスキー公爵のモニュメントが。ミーニンという商人と共に、ポーランドのロシア侵入(1612年)に立ち向かったロシアの国民的英雄。モニュメントはモザイクで出来ている。

ヤロスラブリの街は大きいので、お食事するところが結構あります。モスクワへの帰りの電車を待っている間に、駅前のPark innホテルに併設されているドイツ・ビアバー(Paulaner店)にて夕食を。外資系のホテルがあるなんで、結構発展しているヤロスラブリなのです。ビアバーではロシアなのにミスマッチな白ソーセージとドイツビールをオーダーして空き時間をすごしました。

↑地ビール発見。市内のビアバーにて、種類が豊富だった。

↑ヤロスラブリ駅。イルミネーションでキラキラしている。

(Photo date taken: January 2018 )

モスクワから行ける週末編、いかがでしたでしょか。王道を行く観光というよりも、ちょっと地元の人たちが行くようなほのぼの旅行ルートでした。夏は夏で、緑が綺麗で、ゆっくりと流れるヴォルガ川を見るのもいいと素敵だと思います。

(終)