もうすぐ秋な

ひとまず、暑い気候も一旦20度台までクールダウンし、太陽も6月より段々沈むのが早くなってきているのと、もうすぐ8月に突入なので、モスクワの夏も終わりかなという感じです。

ちなみに、モスクワでのレストラン、フードコート入店時のQRコード制度は今週の月曜日から廃止されました。もっと続くのかなと思っていたので、拍子抜け。でも特にフードコートは私もよく利用するし、飲食業をしている人たちを考えると客数が減ってとっても大変な状況だし、QRコード制度がなくなって良かった、良かったなのです。

↑もくもく、緑が茂る

 

 



モスクワにあるイタリアのワイン(モスクワ在住の方向け)

私の好きなイタリアワインの一つ「カステッラーレ」(キャンティ・クラシコ )が、モスクワの大型スーパーマーケット「ペレキュリョーストック」でセールになっています。

無料で作れるポイントカードを見せると1449ルーブル(2千円ちょっと)で買えて、とってもお得。土着のぶどう品種サンジョベーゼにこだわったワイナリー。ワインを飲みながら、トスカーナの旅気分を想像で膨らませます。

↑ペレクリョーストックのポイントカードは無料で作れます。

 



野菜や果物が一番美味しい時期

今年は30度超えが続く、本当に暑い夏のモスクワです。緑に面した窓じゃないと、日差しが入ってくる時間はじわじわ部屋が暑くなります。

この時期の野菜や果物は新鮮で美味しいです。トマトときゅうりを切って、イタリアンパセリのペトルーシカ(петрушка) のみじん切りをふりかけるだけで、とっても美味しいサラダが出来上がり。日本のトマトは甘〜いのが主流ですが、こちらは甘さや苦味が混じったナチュラルな味。最高なのです。

 

↑ベランダ席のカフェにて

 



自国産のスパークリングワインのみ「シャンパン」と呼んでもいい? ロシアのシャンパンスコエ、フランスのシャンパン:その②

昨日の記事の続きです—> 自国産のスパークリングワインのみ「シャンパン」と呼んでもいい? ロシアのシャンパンスコエ、フランスのシャンパン:その①

さて、どうしてロシアがこのような法改正に踏み切ったのかは、専門家の間でも議論されていますが、自国の農産物を守りたいというのが理由の一つにあるのではないかとされています。注目したいのが今回の法改正がシャンパンだけに限ったことでないこと、ということです。実はブランデーについても、100%ロシアで作られたブランデーは「ロシアのコニャック」と表記しなさい、と法改正がありました。他のニュースではフランス側の長期にわたる強い懇願で、今年の3月にアルメニアが、フランスの「コニャック」という地理的名称を放棄することが伝えられています。アルメニアのブランデーはロシア国内で「アララット」という商品名やアルメニアのコニャックとして、ソビエト時代から特産物として大変有名です。ロシアでもアルメニアほど有名ではありませんが、自分たちのブランデーを作っており、アルメニアブランデーの一連を受けてか、ロシアのブランディーに関しても今回自分たちの農産物を守る形になりました。

昨日の記事で触れた、法改定後の「ロシアのシャンパン」、つまりロシア語で「ロシースコエ シャンパンスコエ」という名称は、ロシア人にしてみれば昔から(200年前からとも言われています)自国で製造されていて、今でも市民に愛されているもの。彼らはロシア語の「シャンパンスコエ」(詳しく言うと”ソ連のシャンパン”「ソヴェーツコエ シャンパンスコエ」)という呼び名で、お正月や誕生日など特別のシーンで飲む大切なもの。

ということで、自分たちのブランドを絶対に守りたいフランス側と、自国の昔からある農産物を守っていきたいロシア、両者の思惑が対立しているのが見えてきます。一方ロシア国内のワイナリーさんは今回の法改正で、今後どうやって自分たちのスパークリングワインを「ロシースコエ シャンパンスコエ」へREBRANDして国内市場に紹介するか再勉強が必要になると思います。

因みに2020年のロシア向けシャンパニューの輸出額は約35milユーロと世界で15番目*。(ちなみにアメリカ向けが1番目で約500milユーロ。) フランスにとってロシアのシャンパン市場はそれほど大きくなく、今後フランスのシャンパニューがロシア市場とどう付き合っていくのか見ていくことになります。

*生産者団体「シャンパーニュ委員会」(CIVC)のデーターによる

参考記事:”Europe to pay Armenia €3m to rebrand its ‘cognac’ ”  https://eurasianet.org/europe-to-pay-armenia-eu3m-to-rebrand-its-cognac

参考記事:”Путин подписал закон о правах на название «Коньяк России»” https://m.lenta.ru/news/2021/07/02/russiancognac/amp/

参考記事:”アルメニアがコニャックの名称放棄、ブランドの世界的立場強まる=仏コニャック・ビュロー” https://jp.sputniknews.com/business/202106198473871/

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自国産のスパークリングワインのみ「シャンパン」と呼んでもいい? ロシアのシャンパンスコエ、フランスのシャンパン:その①

7月2日にロシアのお酒に関する生産と流通に関する法律171-FZ*が改正されました。日本も含めて現地や海外のニュースは、「フランス産のシャンパンはロシアでは名乗れない」とか「ロシア産のスパークワインしかシャンパンと呼べない」などセンセーショナルなニュースですが、落ち着いて内容を読み解くと色々なことが見えてきます。ワイン業界の方だと、既に耳にされているかもしれないこのニュース。ここではポイントだけ押さえておきたいと思います。

まずは法の改正があったのは、ロシア国内のお酒に関する生産と流通に関する法律(No. 171-FZ)*で、ロシア側の解釈だと保護原産地呼称に関するものではないということ。今回の法改正は、例えば日本の企業だとロシアへの酒類輸入ライセンスに関わる内容となります。裏ラベルに示す実務上の表記に関するもので、表ラベルの表現についてはこれまで通りシャンパニューのワインだったら「シャンパン」のままで大丈夫となっています。

そして、何の法の改正があったかというと、これまでイタリアのプロセッコ、スペインのカヴァ等を含めスパークリングワイン全般が「スパークリングワイン(シャンパン)露:игристое вино (шампанское)」というくくりだったのが、法改正後で「ロシアのシャンパンを含むスパークリングワイン 露:игристое вино, включая российское шампанское」という表現になりました。シャンパンはロシア語で”シャンパンスコエ”というのもここで注目します。つまり、法改正後の”ロシアのシャンパン”という部分は、ロシア語の発音をそのままカタカナにすると”ロシースコエ シャンパンスコエ”となります。

産地の個性と品質を大切に守っているフランスのシャンパンが「スパークリングワイン」になってしまい、ロシア産のスパークリングだけが「ロシアのシャンパン」と呼ばせるなんて、シャンパンの名称をよく知っている日本人からしてもびっくりなニュースですし、もちろんロシア人にしてみても一見びっくりな法改定です。そして、なぜモエ.ヘネシーが法改正の知らせ後、インパクトのある形でロシア向け出荷を停止を発表した後、あっさりと新しいラベル換えをし輸出を続ける方向になったのか、どこかモヤモヤするニュースです。実は、この背景にフランスとロシアの色々な複雑な事情があるのも確かです。

この続きはまた明日。

 

*Law No. 171-FZ “On state regulation of the production and circulation of ethyl alcohol and alcohol products”:https://www.ecolex.org/details/legislation/law-no-171-fz-on-state-regulation-of-the-production-and-circulation-of-ethyl-alcohol-and-alcohol-products-lex-faoc028377/

 

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フードデリバリー・ロボット様の御成り〜〜  Yandex.Eats(ヤンデックス・イーツ)

今日からCOVID-Freeのシステムを取り入れる博物館、美術館も出てきたということで、ワクチン接種等をしたら取得できるQRの規制がどんどん厳しくなってきてます。

レストランやカフェはテラス席だったら今のところ入店できますが12日から外もQRがないと座れないとも言われていて、カフェ、レストランなし、そして美術館もなしか?のニューノーマルの生活がまだまだ続きます。

ということで、外食はテイクアウトか、フードデリバリーが引き続き重宝されているモスクワです。

そんな中、ある日ぶらぶら道をあるいていると、何気な~く足元を白い物体が通り過ぎました。

そう、これは自動運転ロボットのYandex.Eats(ヤンデックス・イーツ)でした。自動運転で注文した食べ物をデリバリーしてくれるらしく、前にニュースで見聞きしたことがあるけど、本物に遭遇しました。

思ったよりそこまで早く走らないし、安全確認のために停止している時も多かったので、本当に注文した食べ物を運んでくれるのかな?と思いますが、しら~と歩道を走っているのがちょっと微笑ましいです。

どのように走っているかはこちらのYOUTUBEで見ることができます↓

参考資料:” Вход в музей космонавтики в Москве будет осуществляться по QR-кодам с 7 июля” タス通信  https://tass.ru/obschestvo/11842039

参考資料: ”ロシアの検索大手Yandex、モスクワで自動運転ロボットによるファーストフード宅配サービス開始” 佐藤仁 https://news.yahoo.co.jp/byline/satohitoshi/20201220-00213405/

参考資料:”Усачевский” рынок в Москве запустил доставку с помощью роботов “Яндекса”  https://www.arendator.ru/news/174581-laquousachevskijraquo_rynok_zapustil_dostavku_s_pomocshyu_robotov_laquoyandeksaraquo/




QRについて

今年ももう折り返し地点です。先週に比べ約10度ぐらいクールダウンして、過ごしやすくなったモスクワです。

さて、今週の月曜日から導入されたQRコードについてです。ロシアでは感染力が強い変異株「デルタ株」で第3波が来ています。コロナの新規感染者数がお正月以降増えており、2週間前はモスクワの病床が70%以上埋まってしまっているというニュースもありました。

6月上旬からうっすら噂は流れていたけど、じんわりところな感性拡大防止に関する規制が厳しくなる予兆は来ていたのかもしれません。というのも、モスクワは6月13日からレストランやバーは深夜営業(23時から朝6時)が禁止され始めました。6月28日から深夜営業禁止は解除になったけど、飲食店の屋内利用はQRコードを持っている人のみOKとなっています。(テラス席は今の所7月11までQRコード無しでも着席可。)

このQRコードを取得する資格のある人は①ワクチンを接種した人、②過去6ヶ月以内にコロナに感染し抗体検査が陰性の人、③近日3日間のPCR検査が陰性の人、となっています。

ただこのQRコード、取得するのもややこしいし、上記②、③はクリニックに行って検査費用が掛かるし、システム障害で取得権利がある人がQRコードを取れないとかで、かなり面倒です。となると、もちろん外食する気もなくなりますし、飲食業界はかなりの打撃。

そして、去年は国内旅行客で盛り上がっていた南ロシアも変化が起こっています。ホテルに宿泊するのに①ワクチンを接種したサーティフィケーション、若しくは②陰性であることを示すPCR検査を提示しないといけなく、8月からは①のワクチン接種済み人のみ宿泊できるようになる、とか。かなり色々な規制が飛び交っています。

レストランやフードコートへ簡単に行けない今、昔は気軽に美味しいものが食べられるフードコートがなかったし、レストランも豪華で高価なところしかなかったことを思い出しました。でも、今はロシアで果敢にビジネスをされている方たちが沢山いて、モスクワには本当にたくさんの国の飲食店があります。何気なく過ごしているけど、今の便利なモスクワライフは、そんなたくさんの人から恩恵を受けているのだなと実感しているこの頃です。

 

 

参考:Власти Москвы сообщили о заполненности коек для больных COVID на 78%  https://www.rbc.ru/society/12/06/2021/60c4c11d9a7947266c0cc6da

 

 

 

 

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