Are-kore diary about wine*。」カテゴリーアーカイブ

Vinitaly(ヴィニタリー)の感想2026

毎度、4月に開催されたイタリアワインの展示会Vinitalyについての感想は、このくらいの時期に投稿となってしまいます。でも、ちゃんと書きたいことはメモしてあるので、写真と併せてアップしたいと思います。

今年のVinitalyですが、2年前に比べて全体的に来場者数が少ないなと感じました。人数が減ったのは展示会前に起こった国際情勢による渡航の難しさとも言われますが、大きな要因は主催者が意図的にバイヤーを厳選して混雑をコントロールしたのが大きかったと筆者は考えます。ということで、一般来場者向けにも公開している日曜日でも、そこまで人がごった返してカオスになるようなこともなく、割とゆっくりブースを回ることができました。

ちなみに来場者数などの数字に興味のある方は、Vinitalyのオフィシャルサイトに閉幕プレスリリースが出ているので、こちらを参考にしてみてください。→「58th Vinitaly closes with attendance of 90,000 from 135 countries

さてさて以下、実際の会場の様子です。まず会場の敷地内に入ると、大きいボトルの建物が視界いっぱいに入ります。

大きいモニュメント!

このボトルの底が入り口になっています。この時はセレモニーが行われていてもくもくドライアイスの煙が舞うのです。

中には何があるかというと、それぞれのワイン生産地に特化したワインのアロマが嗅げる体験博物館になっていました。

中はトンネル式

グラスの中は本物のワインではなく、その生産地のワインに代表されるアロマを再現したものとのこと。ガラスの容器で蓋をされています。

その蓋を自分で取って嗅いでいいのかと思いきや、展示員の方のみ触ることが可能なので、「私このワインの香りを嗅ぎたいです。」と毎回お願いしないと嗅げませんでした。

コロナの頃は、このような展示会は考えられなかったですね。

ということで、匂いを嗅ぐプロセスが面倒だったので、ふ〜んと廊下をただ単に通り過ぎる人も多かったです。

今年のVinitalyが推していたトレンドは下記2つ。

1つ目は「脱アルコール&ロー・アルコール」。NoLo (No & Low Alcohol)というネーミングで各生産者を集めて専門ブースを設け、アルコールfree、低アルコールのイタリアワインを打ち出していました。

VALDOという私がいたプロセッコ地域の巨大生産者。こちらはアルコールフリーのスパークリングワイン。少し甘口系で、あまりシュワシュワしていなかったけど、色々工夫して技術は向上しています。

アルコールfree、低アルコールは前からイタリアでも生産されていますが、このようにVinitaly が大々的にこのカテゴリーにスポットを当てているのは珍しいな、と思いました。ドイツではかなり前から開発が進められているし、何故今頃になってイタリアが脱アルコール&低アルコールにスポットライトを浴びさせているのか、オールドファッションかな、とも思いましたが、そもそも伝統を重んじるイタリアがいよいよNoLoに舵を取った、というのがポイントかもしれません。国際市場を意識して、この分野にも果敢にチャレンジしていってる姿を垣間見ることができました。

こちらも上記と同じ生産者。8%の低アルコールワインです。

定期的にこういった試飲会で脱アルコールワインを試しますが、最近は製造技術が向上し、以前よりも味わいが洗練されてきたことを実感します。実際に、最近スーパーでも普通にアルコールfree、低アルコールのワインが棚に並んでいるのを見ることがあります。ただ喉越しや爽快感が肝となるビールと違って、ワインは香りや奥行きを楽しむ面もあるので、ビールのような立ち位置になれるのはもう少し時間がかかる、あるいは別の楽しみ方が出てくるのかな、というのが現時点での感想です。

ということで、こちらは筆者が地元で(ほぼ!)毎日飲んでいるプロセッコというイタリアのスパークリングワイン、PROSECCO DOCのブースです。

ここでは、プロセッコを使って、カクテルという飲み方を大々的にプロモーション。

この時は、バーテンダーさんが、プロセッコにジン、ヴェルモットと多分マンゴージュース、アクセントとして乾燥マンゴーを添えたカクテルを提供していました。ワインを他の蒸留酒やジュースで割って飲む。これも、アルコールfree、低アルコールといったトレンドと並んで、今の時代らしい「自由なワインの楽しみ方」の一つですね。(しかも、こっちの方が断然美味しい!失礼。)

パンフレットを配るために、会場を活歩するロボット。

そして、もう一つのトレンドとして挙げられていたのが、ツーリズム(観光)。
ですが、これに関しても今更取り上げるのは遅くないか?というのが正直な感想で、その内容は、アプリを使った観光ナビの紹介や、NoLoワインと同様ワイン・ツーリズムの必要性についての討議などが目立ち、最新のテクノロジー感に欠けていて少し物足りなさを感じてしまったのが本音です。観光インフラの遅れをテクノロジーで一気に挽回してほしい、もしかしたら裏側では色々と大きな変化が動き出しているのを願いたいところです。

また、去年あれほど騒がれていたトランプ関税の話を、今年の会場では全く耳にしなかったのも印象的でした。フランスに次ぐ世界のトップ輸出国として、力強いイタリアワイン。頑張ってます。

ということで、今回は少し辛口なコメントが多くなってしまいましたが、イタリアワインの本当の面白さは、こういった展示会のマクロな部分だけでは語れず、ミクロ単位でそれぞれの地域やワイナリーが起こしている独自の動向も一緒に見てこそ、真のダイナミズムを感じられるのかな、と実感した今回の展示会訪問でした。

イタリアにおけるワイン産業は、国内GDP全体の約1%*の経済規模とも言われており、まさに一つの「飲み物」が巨大な経済効果を生み出し貢献しているのは驚くべきことなのです。

なるだけ現地におけるワインのトレンドや文化を写真付きで(写真家なので!)、お酒を飲まない人でも楽しく読めるものを投稿していきたいと思います。

引き続きよろしくお願いします。

*出所:Performance e trend di un settore che vale l’1,1% del Pil (Assoenologi専門調査機関)

【併せて過去の記事もどうぞ→イタリアワイン展Vinitaly2023の様子     又は  Vinitaly(ヴィニタリー)の感想2024

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旅の指さし会話帳6 イタリア[第三版]

ワインの一大イベントが終了!

一昨日、イタリアワインの祭典Vinitaly(ヴィニタリー)が幕を閉じました。イタリア全国からのワイナリーが一挙に集まるこの大展示会は、国内だけでなく世界各国からワイン関係者が一堂に会します。私はまさしくVinitalyのお膝元の街にいるので避けても通れないイベントです。

去年は日本に一時帰国していたので、2年ぶりのVinitalyとなりました。今年は作業している畑が会場から少し遠いこともあり、行ったり来たりするのが大変なので行くかどうか考えましたが、日本のワインショップもあるし、日本から来伊される方々、何よりこれまでお世話になった人にも挨拶したかったので休暇を貰い、気合を入れて展示会に足を運びました。

例年通り、朝から晩まで、週末も含めてなかなかハードでしたが、行ったら行ったで得るものは多かったと思います。オリンピックにVinitalyと、本当にイベントが目白押しの上半期となりました。コロナ禍のシーンとした会場の静けさを思い出すと、あの頃が嘘のようです。

展示会の詳細や写真はもう少し落ち着いたらまとめて投稿したいと思います。2年前の会場の様子については、以前に投稿しているので、もしよろしければこちらを覗いてみてください。→ Vinitaly(ヴィニタリー)の感想2024

Vinitalyのお膝元となるアマローネ(赤ワイン)の生産者が集まる試飲会の様子。巨匠達がずらり。

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旅の指さし会話帳6 イタリア[第三版]

 

なんでも駆け足な春、この頃

ついにスポーツの祭典が終わってしまいました。

なんだか寂しい気もするけれど、その余韻に浸る間もなく春が一気にやってきました。畑の作業はバタバタな毎日で、土曜日もフル稼働。来年もこんなふうに動けるのか、なんて思いながらも、とりあえず目の前の一日をなんとかこなしています。

この時期は花粉症もつらいし、先週は急に冷え込んで、つま先がじんわり冷える日もありました。くしゃみばかりで、アレルギーがひどくなったなと思っていたら、昨日あたりから味の感じ方がちょっとおかしくて、どうやら風邪を引いたみたいです。

全て体力勝負。あともう少しでひと段落つくので、なんとか乗り切りたいです。

北イタリアにある大きい湖「ガルダ湖」が一望できる畑。ここは今季入っている畑で一番お気に入りの場所。綺麗〜〜!

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旅の指さし会話帳6 イタリア[第三版]

 

将来が期待されるブドウ品種のワイン

先週末、新しいタイプのブドウからできたプロセッコ(地元のスパークリングワイン)を試す機会がありました。
病気に強いように改良されたブドウで、今年の年明けにお披露目されたもの。農薬を減らせたり、環境への負担を軽減できると期待されています。

従来のグレーラ(Glera)という品種をベースに、病害耐性を持つように交配・選抜されたGlera-R VCR-4

写真にあるのは、まもなく国家のブドウ品種リストに登録されるものとのこと。まだ市場には回ってなく、サンプルのワインとしていただきました。
味わいは普段飲み慣れているプロセッコと変わらずで、きれいな酸が印象的でした。

このブログでも、いつかもう少し突っ込んだワインのことも書いてみたいと思いつつ、読んでくれている人はワインに関心がない人もいるだろうし、ロシアとイタリアについての写真中心のブログでもあるので、アルメニアワインの魅力は別途noteのページに掲載するとして、うまくまとめることができないかなと思案中。
いずれにしても今は畑の仕事でいっぱいいっぱいなので、春以降、落ち着いたら少しずつ構築しようと思うのです。

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旅の指さし会話帳6 イタリア[第三版]

 

もうすぐ冬季オリンピック!

年明け、今季自分が出現しているワイナリーさんの剪定が始まりました。畑が小さいのでそこまで急がず天気を見ながら作業をしてまいります。

そして、来月はミラノ・コルティナ冬季オリンピック!1ヶ月を切ってます。ギリギリ感がありますが、始まったら絶対に盛り上がるんでしょうね。ギリギリにならないとどうなるか分からないイタリア。ロシア生活も同じだったので、既に慣れているどころか、前もって物事を決めると精神的にキツくなってしまったのは海外なので致し方がない!ということで、流行っているインフルエンザに気をつけて過ごしていきたいと思います。

ちょっとずつ春の準備が始まるのです。

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旅の指さし会話帳6 イタリア[第三版]

ワイナリーでの皆んなのお弁当事情

こっちに来てから、食堂がない校舎や、お弁当を持参しなくちゃいけない職場で、周りがどんなお弁当を持っているか、ずっと観察していました。

ロシアのお弁当事情と少し違っていて、面白いなーと思ったので、いくつか書き留めておきたいと思います。

↑今季のワイナリーにて。週末もフルで働くので振る舞い収穫ランチ。 1つは手作りのバジルペーストで、もう一つはトマトと挽肉ペーストのパスタをいただく。

 

まず、イタリアといえばやっぱりパスタやピザの国なので、圧倒的にお弁当で多いのがスパゲッティ。あの麺状になっている細長いパスタですね。

それか、スピラーレとかフジッリと言われる短いパスタを使う人も多いです。これらのパスタでバジルのペーストとか、トマトソーズベースのペーストなどと混ぜてお弁当にする人が多いです。ペーストはスーパーマーケットに瓶で出来上がりのものが売られているので、パスタを茹でて、ペーストを混ぜるだけなので、とっても簡単なお弁当作りになります。日本で言うと、白米のおにぎりに、ふりかけ混ぜたり、おかかにする感覚だと思います。

Di Popo le Chien - Opera propria, CC0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=65553711

Di Popo le Chien – Opera propria, CC0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=65553711 ↑スピラーレor フジッリ

パスタお弁当と同じぐらいに、多く見るのがパニーノです。つまり、サンドイッチみたいなものですね。でも、パニーノがサンドイッチと違うのは、日本みたいなふわふわパンではなく、イタリアのちょっと硬めのパンに、生ハムとかチーズ、昨晩食べたお肉のスライスなんかの、まさしくイタリアの食材を、好みによってルッコラなんかの菜葉を入れたりします。もちろん、ストレートに肉系だけや、チーズだけを挟んで食べたりします。パンを買って好きなものを挟むだけなので、こちらは超簡単なお弁当作りです。

https://emigross.it/categoria-prodotto/salumi-e-formaggi/salumi-confezionati/prosciutto-crudo/  生ハム・プロシュット

その次に多いのが昨晩食べたカット・ピザ。出来立てのも、よくスーパのお惣菜屋さんで売られています。

https://emigross.it/prodotto/pizza-al-salamino-confezionata-al-kg/?_gl=1*4552q9*_up*MQ..*_ga*MTEyODMxNTg3MS4xNzYwOTY4MTMz*_ga_BZKQMLSR67*czE3NjA5NjgxMzAkbzEkZzEkdDE3NjA5Njg0MDgkajYwJGwwJGgw

多分、私の周りのワイナリーでカット・ピザを見る回数が少ないのは、体力仕事なので炭水化物を多く摂りたいと言うこともあり、パスタが多いのかも。

あと、夏の暑い時によく見るのが、つめたい白米。シーチキンやオリーブの実などを混ぜてお弁当にします。炒めてはいないので、日本の炒飯ではないです。お米を硬めに炊いて、そこに具を混ぜ混ぜ。これもしっかりしたエネルギー源になるから、作っている人を見る回数は多いかな。

そして、私がこれまで見てきたイタリア人の同僚やクラスメートのお弁当で感動したのが、ボンゴレスパゲッティー。その時は、食堂のない学校でちゃんとレンシレンジがある休憩室での出来事だったけど、昨日作り過ぎたボンゴレ・パスタをタッパーに入れて、チンしてナイフとフォークで食べていました。お昼のお弁当にしては、豪華すぎ!と一人で感動していました。

ちなみに、こちらの人は日本みたいにお弁当箱に色とりどりの食材を詰めるというのではなく、大きなタッパーに、どどんっと一品がモリモリ入っています。

以前働いていたモスクワのお弁当事情は、イタリアに比べて割りかしスープだったり、じゃがいものピュレーだったり色々なものを揃えているな、というのが印象です。

自分なりの分析は、イタリアだとお皿に1品目ごと並べる傾向が多いので、こうなるのかな、と勝手に思ってます。アメリカみたいに、パスタの横にミートボールや野菜をごちゃごちゃワンプレートに載せるのは、イタリアだと御法度なのです。

以上、あれこれ日記による、お弁当の世界事情でした。

過去に執筆した、食堂ピザの様子はこちらの記事から→「元クラスメートと

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旅の指さし会話帳6 イタリア[第三版]

山梨滞在も終盤

山梨滞在も終盤を迎えました。そろそろ東京に戻ります。

ブドウ畑での仕事、日本独特のやり方が見れて大変楽しいです。

夏の富士山って見るのが難しんですね。

先週見えた富士山の雪はうっすらだけになっていました。

 

さてさて、7月は大手町マルシェで、イタリアワインのポップアップ店を2回出店します。

多分これが今年最後になりそうです。次は大分先になりそう。

お近くにお越しの際は、是非お立ち寄りください。

 

[大手町マルシェ]

場所:大手町フィナンシャルシティー、グランキューブ地下1階通路

アクセス:大手町C2c出口付近 徒歩1分 (東京)
日時:7月10日(木)11:00〜19:00
7月17日(木)11:00〜19:00

↑先週の富士山

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旅の指さし会話帳6 イタリア[第三版]

梅雨入りですね

関東甲信は梅雨入りをしましたね。

山梨は昨日から雨が降り続けています。梅雨の時期に一時帰国をしたのはいつだろう

多分、数十年ぶりかも。昔の梅雨はどんなのだったか、遠い記憶の彼方なのです。

↑ずっと雨だったけど、少しだけお日様が見えてた瞬間。最近、富士山は見えないな。

 

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2月ももうすぐ

2月は日数が少ないせいか、あっという間に過ぎてしましました。

今年の北陸や東北の雪は例年より多いけど、桜の開花予想も出ているし、もうすぐ春になるかな、です。

只今、ワインのプロジェクトでまだ日本にいます。

色々アップしたいことがあるけど、落ち着いたらまとめて取り上げたいと思います。

Please stay tuned!

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ときどき雨模様

只今、南ロシアのゲレンジークというところにいます。明後日からモスクワへ行くので、現地で久しぶりにお会いできそうな方がいらっしゃったら是非ご連絡ください。ブログは時間を見つけて、こまめにアップしたいと思います。

 ↑黒海の北東部に位置するゲレンジーク。雨ばっかりの中、日中ちょっとだけ太陽が出ました。

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旅の指さし会話帳26 ロシア(ロシア語) 旅の指さし会話帳シリーズ