月別アーカイブ: 2020年12月

スプートニックV、接種開始

欧州でも昨日(12/27)から新型コロナウィルス ワクチンの接種が始まりましたね。ロシアでは12/5から国産のワクチン”スプートニックV”の接種を医療関係者や教育関係者へ希望者を募集開始し、モスクワを皮切りに地方都市へワクチンの接種を拡大していきました。今日からさらに対象者を拡大、市役所の従業者やスポーツ選手、ボランティアー関係者、60歳以上などを対象にモスクワの70箇所で接種することができるようになりました。値段は無料です。

今年は1月1日から10日までお正月休みになりますが、ワクチン接種は祝日中に多くの人が受けられるように無休で稼働するとのこと。

ワクチンは2回接種しないといけないので、1回目の接種の時に個人情報を登録して、2回目の接種まで自宅で安静できるように定期券のアクセス権をブロックするらしい。そこらへん、プライバシーはあまり気にしないお国柄らしい対応だ。(他の定期券を買ってしまえばトレースできなくなってしまうと思うが。。)

モスクワの新規感染者は12月は6000〜7000台で動いていたけど、12月24日なんと8000人に。亡くなった方は700人前後で、油断を許さない状況ですが、感染拡大の規制は結構ゆるゆるです。今回の第2波で、今春に実施した外出禁止や商業施設閉鎖は取っていません。救急車やお医者さんも足りないので、自宅療養の人も結構います。危ない。。

ちなみに、今年の長いロシアのお正月は自治体によって割りかし厳しい規制を導入するところもありますが、教会は通常通りオープン、もしくはオンラインのミサをSTAY HOMEで参加してね、という教会も有り。国外に出ることが難しいので、昔だったら鼻で笑われていた国内旅行が今や大人気。ロシア国内のソチなどのリゾート地は、ソーシャルディスタンスなんかそっちのけで人でごった返している。。

皆様、どうぞ良いお正月をお過ごしください。

BBC NEWS “В России начинается масштабная вакцинация. Ответы на главные вопросы” – https://www.bbc.com/russian/news-55185179

タス通信12/27付 “Прививка от COVID-19 стала доступна правоохранителям, сотрудникам ЖКХ, общепита и спорта” https://tass.ru/obschestvo/10363937

モスクワ市の公式サイト12/28付 – https://www.mos.ru/news/item/84723073/

 

ロシアに来たら、ロシアワインはどこで買える?

日本だとロシアワインを買う機会は稀有ですが、ロシアに来たらどこでロシアワインを買うのがオススメか、地元のスーパーマケットを中心にご紹介します。

地元のスーパに置かれているロシアワインは、空港で買うよりも値段もワインの種類も多く、選択幅が広がります。

①ペレクリョーストック https://vprok.ru/shops

ロシアで大手のスーパーマーケット。店舗数も多いし、ワインの他にも、ウォッカとかハチミツとかのお土産が買えるから便利です。今年の夏はChateau Tamagne (https://chateautamagne.ru) が、ペレクリョーストックだけで買える特別ラベル”VERT”を出していました。お値段は500ルーブル台で、味はChateau Tamagne(シャトゥー・タマン)っぽく程よい甘さがあって、でもロシアン・スウィートみたいに激甘じゃなく、軽く、バランスが取れてて、暑かった夏にぴったりでした。

↑今年の”VERT。Chateau Tamagne(シャトゥー・タマン)より。

②アスブカ・フクーサ https://av.ru

こちらはモスクワかサンクトペテルブルグに限られてしまいますが、高級スーパーマーケットのアスブカ・フクーサだと、空港においてあるようなミドルアップ・クラス以上のワインを買うことができます。物によっては、例えばレフカディア(Lefkadia)とかビュルネ(Domaines-Burnier)がセールになっていることがあり、そんなときは超お買得です。

↑ペレクリョーストックや色々なお店で取り扱いのある国民的ワインのFanagoria.

その他にもペレクリョーストックの系列に入る低価格スーパーマーケットKarusel(カルセル) や、ハイパーマーケットの Auchan(オーシャン、ロシア風発音だと”アシャン”)など、大きいスーパーだったら大抵はロシアン・ワインがありますよ。

これらのスーパーは大体、ワインコーナーに”ロシアワイン”とコーナー分けしてあるので、お目当のワインにたどり着けますよ。

最近はロシアワインを取り扱うお店が増えました。今まであまり取り扱いがなかったお店も、国内のロシアワインブームをきっかけに増えてくると思います。

 

空港で売られてるロシアン・ワインについてはこちら!!

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晴れのち晴れ、放射冷却による現象

特に極東だと、ぴーかん晴れの冬が続くのですが、冬に急に寒くなると、放射冷却の現象で、ピリッと寒いのだけど太陽が出て晴れている日があります。

反対に曇りだと、どんよりしているけど、生ぬるい暖かい気候とされています。

ロシアの天気予報では気圧も発表しています。下の図で右側に書いてある通り”741”(hPa)というのが今日の気圧です。

天気予報サイトGIS METEOより https://www.gismeteo.ru

特にお年寄りなんかは、気圧天気予報を気にしている人をよく見かけます。もともと血圧が高血圧や低血圧な人は要注意らしくて、私もかなりの低血圧なので、急に気圧が変わるときは体調の様子がきついというか、重いな、というときがあります。それか気のせいか。。。とにかく年齢に関わらず、若い人でもこの数字を気にするひとは多く、職場でも「今日調子がよくないわー低気圧だからだわー」とか、身体の不調を訴える人は結構いました。高血圧、低血圧に所属しない日本人からすれば、こういう発言は、なんのこっちゃっと不思議がられていましたけどね。

まあ、ロシアは寒い国なので心筋梗塞や脳溢血など血管系の病気が多く、病気の予防や健康管理の意味で、気圧の天気予報は重要なのかもですね。

参考資料: YANDEX天気予報サイト https://yandex.ru/pogoda/moscow/maps/pressure?le_WindParticles=1