今週はロシアの「マースレニッツァ」。長い冬にお別れをし、待ちに待った春を迎えるお祭りの期間ですが、今はそれどころではなくなってしまいました。
自然は春が来て、積もっていた雪が少しずつ溶けていきます。
1日でも1秒でも早い停戦を願います。
長らく準備していた新しいプロジェクトが開始しました! その名も「ロシアンワイン&ピープル」。こちらに是非遊びに来てください→russianwine.jp
I started my own project on Russian Wine. I will introduce nice Russian Wines and its surroundings. Come and enjoy! → russianwine.jp
チャオ! 只今、太陽の国イタリアにいます! この時期は日照時間が少なくなっていくモスクワですが、こちら日中は太陽が出ていて、毎日ビタミン吸収。体の調子がいい感じがします。
今働きながらワインの勉強をしているのですが、去年からイタリアの学校に在籍しています。しかしコロナの為、これまで授業はオンライン。今秋からは色々条件はありますが、念願の対面授業やフィールドワークが始まりイタリア現地での本格始動となりました。オンライン受講のメリットもたくさんあるけど、やっぱりリアル受講で得られるものも多いです。ということで、コロナの状況を見ながらイタリアとモスクワを行ったり来たりの生活になりますが、イタリアでは新参者ですがビギナーらしくそのとき思ったことを、モスクワにいるときはこれまでと変わらない地元に密着したスタイルで出来事を見ていきたいと思います。また、ロシアとイタリアは結構共通しているところがあったり、繋がっているところがあるので、そういった内容もUPしていこうかなと考えています。
そして、近いうちに新しいプロジェクトもお知らせすることができると思いますので、こちらも乞うご期待(!?) です。
さて、前置きがかなり長くなりましたが、今回タイトルにある内容です。10月に世界で有名なレストラン格付けガイド、ミシュランがロシア初進出となりました。まずはモスクワ版からスタートということで、ご興味のある人はこちらからロシア語ですが公式サイトをご覧ください。ちなみに、観光客も多くこちらも素敵なレストランがたくさんあるサンクトペテルブルグはリストに含まれていません。
ミシュランはロシア初進出で色々様子を見ているから、ポテンシャルはあるもののいきなり3つ星の評価はなかった、とも地元の専門家の間では言われていますが、ミシュランの最高評価が3星という基準の中で、今回2つ星を獲得したレストランはARTEST – Chef’s Tableというところと、Twins Gardenの2店舗。正直、モスクワに住んで結構長いですが、はじめて聞くところなのです。それ以外にも、モスクワで有名なWhite Rabbitは1つ星を獲得。個人的には同ガイドにノミネートされていた、市内の一等地に位置するパトリアルシェ池(Патриаршие пруды)付近のUilliam’sは良いなっと、思いました。
ただ、やはりこういったリストに上がっている場所は高いし、大きなお皿に小さく盛られてポーションが小さいので、庶民のお財布には合わず、お仕事で同席させてもらったところばかり。もしどなたか機会があれば是非わたくしをお誘いください、なのです。
もし、モスクワでイタリアのレストランを探したい、ということであれば、実はミシュランガイドよりも一歩早くロシア進出しているイタリアのグルメ専門ガイド、ガンベロ・ロッソを参考にされるのも、よろしいかと思います。地元の人が見ても、こっちの方が庶民的で確かに美味しいというところがたくさんリストされているし、モスクワやサンクトペテルブルグにはイタリア人のシェフが腕を振舞っているレストランが結構存在するので、個人的にはこっちの方がしっくりくるかなという気がします。先ほどのミシュランで紹介されていたUilliam’sは、ガンベロ・ロッソ・ロシア2021度トラットリア部門でエビさん2つ(最高は3つ)を獲得していました。同じくButlerというレストランはミシュランでノミネート、ガンベロ・ロッソではレストラン部門でフォーク1つ獲得です。
ガンベロ・ロッソ・ロシアはレストラン部門、トラットリア部門、ピッツェリア部門、バー部門とカテゴリーによっても分けているので、シーンに合わせて見ることができるのも、面白いなと思います。
参考までに、2021年度(7月発表)のガンベロ・ロッソ・ロシアによるモスクワのリストはこちら↓
Best restaurant in Moscow 2021 (by Gambero Rosso)
レストラン部門
トラットリア部門
ピッツェリア部門
3. Scrocchiarella 🍕
サンクトペテルブルグのリストもこちらで見ることができます(ロシア語のみ)→ Лучшие итальянские рестораны Санкт-Петербурга по версии Gambero Rosso
参考記事:”Девять московских ресторанов получили звезды Michelin ” РБК https://style.rbc.ru/impressions/616834a59a79470f7d743ca2
“Лучшие итальянские рестораны в Москве и Санкт-Петербурге по версии Gambero Rosso 2021” http://www.vinoitaliano.ru/ristoranti-italiani-gambero-rosso2021.html?fbclid=IwAR1myUseJbaquDFNq7YeQx9dmXSrSqkWHb0uNXdS_F_0LU8OHWm-OrClF60
“Рейтинг московских ресторанов от Gambero Rosso” http://www.vinoitaliano.ru/ristoranti_gambero_rosso.html
モスクワは今日からロックダウン。飲食店はテイクアウトのみです。
さて、アジア料理が恋しくなったらシリーズ②です。今回は日本料理ですが、モスクワ寿司事情の一部をご紹介します。
パィエハリー! (let’s go! )
モスクワでは十年以上前から”スシ”が存在していますが、日本のシャリにネタという寿司よりも、かなり形を変えてロシア風”スシ”が市民の間で好んで食べらられています。基本的にロール寿司がメジャーで、サーモン、アドカボ、とびこ少々など、現地で入手可能な素材で上手く調理されたものがロシア風”スシ”です。お寿司を握る人は中央アジアの旧ソ連国だった人たちで、皆さん上手く巻いたり、ロールを揚げたり、サーモンを焦がしたり、ロシア人の味覚に合うように色々な工夫をされています。
さて、こちらは有名チェーン店”タヌキ”のテイクアウト”スシ”です。中はカニ、アボカド、チーズが入っている揚げスシです。
こちらは、その名もドラコン。うなぎ、アボカド、チーズ、とびこ、ゴマでアクセント。この寿司屋さん”タヌキ”はモスクワに50以上の店舗展開をしていて、モスクワの郊外に住んでいる中心街から遠い顧客にもデリバリーをしてくれるので、とっても便利。ちなみに、地方都市にも展開しています。
こちらは、料理するのが面倒な時にかなりお世話になっています食品スーパーのフクース・ビル(ВкусВилл)より。お惣菜コーナーにあるサーモンスシでございます。中はチーズで、付いてくるお醤油はしょっぱ過ぎずマイルドです。手前のサラダはカムチャッカ付近で取れる昆布と人参のサラダ。
最近はコロナ禍で中食する機会が増えました。レストランからデリバリーしたものを、綺麗にお皿に盛ってホームーパーティーをすることもよくあります。下記の写真は炙ったサーモンのスシロール。こちらもタヌキさんからのおスシです。
マヨネーズたくさんだけど、これはこれで日本の寿司と考えずにロシアン・スシとすれば、定期的に食べたくなるもです。
お店の紹介:
タヌキ(Тануки) https://www.tanuki.ru
フクース・ビル (ВкусВилл) https://vkusvill.ru
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