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ロシアに来たら、ロシアワインはどこで買える?

日本だとロシアワインを買う機会は稀有ですが、ロシアに来たらどこでロシアワインを買うのがオススメか、地元のスーパーマケットを中心にご紹介します。

地元のスーパに置かれているロシアワインは、空港で買うよりも値段もワインの種類も多く、選択幅が広がります。

①ペレクリョーストック https://vprok.ru/shops

ロシアで大手のスーパーマーケット。店舗数も多いし、ワインの他にも、ウォッカとかハチミツとかのお土産が買えるから便利です。今年の夏はChateau Tamagne (https://chateautamagne.ru) が、ペレクリョーストックだけで買える特別ラベル”VERT”を出していました。お値段は500ルーブル台で、味はChateau Tamagne(シャトゥー・タマン)っぽく程よい甘さがあって、でもロシアン・スウィートみたいに激甘じゃなく、軽く、バランスが取れてて、暑かった夏にぴったりでした。

↑今年の”VERT。Chateau Tamagne(シャトゥー・タマン)より。

②アスブカ・フクーサ https://av.ru

こちらはモスクワかサンクトペテルブルグに限られてしまいますが、高級スーパーマーケットのアスブカ・フクーサだと、空港においてあるようなミドルアップ・クラス以上のワインを買うことができます。物によっては、例えばレフカディア(Lefkadia)とかビュルネ(Domaines-Burnier)がセールになっていることがあり、そんなときは超お買得です。

↑ペレクリョーストックや色々なお店で取り扱いのある国民的ワインのFanagoria.

その他にもペレクリョーストックの系列に入る低価格スーパーマーケットKarusel(カルセル) や、ハイパーマーケットの Auchan(オーシャン、ロシア風発音だと”アシャン”)など、大きいスーパーだったら大抵はロシアン・ワインがありますよ。

これらのスーパーは大体、ワインコーナーに”ロシアワイン”とコーナー分けしてあるので、お目当のワインにたどり着けますよ。

最近はロシアワインを取り扱うお店が増えました。今まであまり取り扱いがなかったお店も、国内のロシアワインブームをきっかけに増えてくると思います。

 

空港で売られてるロシアン・ワインについてはこちら!!

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ロシアのワインについて 〜価格帯〜/ Russian wine on affordable price range

ロシアのワインについて、色々書きたいことがありますが、今回はロシア人がどのくらいの価格帯のワインを飲んでいるかについてまとめます。

最近、ロシアの消費者組織が発表した国内で売られているワインの平均購入価格は1瓶で400ルーブル以内*ということ。今の為替で計算すると、1ルーブル=1.5円として400ルーブルは約600円。これって、毎日美味しく飲むためのワインを探すのは結構大変な値段帯なのです。

まあ美味しく楽しくいただけるワインの値段帯は国産ワイン、輸入ワインをひっくるめて500〜1000ルーブルが妥当かな、と思っています。

なかなか、ロシア国産のワインで毎日飲めて楽しいな〜というのは500ルーブルだと結構難しい。これいいな〜とか考えているとどうしても1000ルーブルはいってしまいます。

ロシアのワインで、気軽に楽しく飲めて、値段もコストパフォーマンスが良いのは、KUBAN-WINE(Кубан-Вино)というロシアの南にあるワイナリーが製造している、Chateau Tamagne シリーズかなと思います。味、値段の他に重要なのは、どこにでも売っているということ。大体大きなスーパーマーケットに行くと売っています。味はロシアン風にやっぱり辛口ワインでもほのかに甘いのですが、ロシア・チョコレートみたいに激甘じゃなくて、バランスが取れてて飲みやすいです。

Chateau TamagneのHP https://chateautamagne.ru

その他にも、購入しやすくて、安定してワインを供給しているのはFanagoria (https://en.fanagoria.ru)というワイナリーもあります。こちらは、国際舞台にも果敢なくチャレンジして賞を取ったり、空港でも購入できるので知名度は高いです。

Chateau Tamagne(KUBAN-WINE)が庶民的でフレンドリーなワイナリーとしたら、Fanagoriaはが海外発信のも積極的なイケイケワイナリーかな、と勝手にイメージしてます。

どちらも、ロシアの巨大なワイナリーで、カテゴリーによっても違いますが、400ルーブル以内で買うことができるものが結構あります。

ただ、普段飲みには少し冒険してみたいものです。そうなると、ロシアワインで探すと400ルーブルは余裕で超えるし、ん〜、じゃあ、コストパフォーマンスがいい海外のワインへ移ってしまう、、、ということがあるのは否めませんね。

それでも、折角ロシアにいるから、ロシア・ワインを色々試してみたい!ということで、いいのがあれば、なるだけ、ロシア・ワインをディスカバーするようにしています。

下の写真は、去年ドイツへ行く時に、モスクワのシェレメチェボ空港で見つけたワインコーナー。ロシアワインのラインアップがかなり増えてます。

↑こちらは「レフカディア(Lefkadia)」値段はしますが、いいワインを作っています。お土産にぴったりですよ。

↑ビュルネ(Domaines-Burnier)も空港で見るようになった〜 モスクワ市内だと、結構限られたショップしか売ってないから、ここにあって感動してしまった。基本的に単一品種を製造していて、とても丁寧に作られています。これも、お土産にぴったり。特に、国産ぶどうを使ったワインは値段はするけど、ワイン付きな人に贈ると珍しい品種なので喜ばれると思います。

↑ウサジバ・ジヴノモルスコエ(Usadba Divnomorskoe)のワイン。Abrau-Dursoという19世紀からスパークリングワインを作っているワイナリーが出しているシリーズで、高級ワインといわれているけど、シリーズによっては700ルーブルぐらいのものもあるし、大きなスーパーでも見かけるので、実際のところ超高級って感じでもない。オーナーがプーチン大統領と交流のある人で、これは私の勝手なコメントだけど、官僚の間でここのワインがプレゼントとして贈られることをよく聞くから、お偉いさんワインというところでしょうか。個人的にはリースリングが好きです。

私がどんなロシア・ワインが好きかは、また別の日に書きたいと思います。

 

*参考記事

” Роскачество: россияне переходят на дешевое вино” https://agro24.ru/news/roskachestvo-rossiyane-perehodyat-na-deshevoye-vino/

“Более 80% продаж вина в России приходится на ценовую группу до 400 рублей за бутылку” https://new-retail.ru/novosti/retail/bolee_80_prodazh_vina_v_rossii_prikhoditsya_na_tsenovuyu_gruppu_do_400_rubley_za_butylku1427/

“Усадьба Дивноморское» нашла нового владельца Чем интересна винодельня в Краснодарском крае” https://www.kommersant.ru/doc/3849865

 

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少しだけロシアのワインについて

ずっと前から書こうと思って延び延びになってしまいました、ロシアのワインについてです。

一昨日の6月26日に、ワインについてロシアの法律が変わりました。日本は2年前ぐらいに同じような改正があったみたいですが、ロシアでもmade in russia のワインで、ぶどう自体がロシア国産なのか、それともバルク(輸入)なのか明記されることになりました。これは消費者にとって商品の詳細が分かることになり、いい話だとは思います。ただ、この法律がどこまでクリアーで、生産者と消費者の双方にとってハッピーになれるよう、お役所業務が運用されるかは、ロシアのワイン業界にとってすごく注目されています。

そういえば、南ロシアのワイナリーへ行った時、凝縮した輸入ワインを現地で再加工して市場に出すこともある事実を知って、びっくり。(私の行ったワイナリーはそういうことをしていないけど、そういう話題で盛り上がった。)一緒にいたロシア人も、それって本当にワインじゃないんじゃないの、っていう反応でショック。確かに、ワインって作り方に色々なプロセスがありますものね。

余談になりますが、3月末(lockdownの初めの週)はお酒の売り上げが、ものすごく増えて、地元のニュースだと33%(前年同期比)増えたみたい。特にウォッカは、まだ薬局で消毒液が品切れだった時に、代用品として売れたみたいな。。。

ロシアのワインについては、これから少しづつ書いていこう思います。まとめて読めるように、カテゴリー欄でも「ワイン」をつけておいたので、こちらも活用してみてください。

Souse: В России вступил в силу закон о виноградарстве и виноделии https://tass.ru/ekonomika/8819051

Souse: Эксперты отмечают рост продаж алкоголя в магазинах в РФ на фоне карантина и закрытия баров https://tass.ru/ekonomika/8206469

like a twitter style / ロシアワインについてのつぶやき

That is true that Russian people tend to have a sweet wine than a dry one. But actually their are changing their taste from sweet to dry. Actually, when I had Russian champagne, I was surprised that what’s a sweet champagne!! Now, who those enjoy wine, especially among young people, they tend to choose dry wine than sweet one.

確かにそうそう、ワインに対するロシア人の趣向ってここ最近変わってきた。

お正月に飲むアルコールといえば、シャンパン。それも、ロシアン・シャンパン。伝統的なあま〜いシャンパン。ちょっとしたお金持ちだとフランスのかなり苦い本物シャンパンも飲みますが、やっぱ伝統的にあのあま〜いの方が、ロシアン的に心安らぐとか。

しかし、最近はワールドワイズな文化がロシアに入ってきてて、ワイン文化もしかり。

10年前まではスウィートとかセミ・スウィート(semisweet,semidry)しか飲めない人が多かったけど、確かに今はドライ(Dry)、日本語で”辛口”を好むロシア人が断然増えた。