月別アーカイブ: 2009年4月

モスクワ写真展フェス

今日は半袖!でも過ごせたぐらい暖かかった、熱かった モスクワ。

来週あたりで終わってしまいますが、今 ”МОДА И СТИЛЬ В ФОТОГРАФИИ” (写真で見るモードとスタイル) というフェスがやっていて、こつこつ休みを利用して見てきました~

先々週、先週見てきたのは以下↓

・Ги Бурден- в Манеже ギ・ブルデン (マネージ)
・Анастасия Хорошилова “Послушные” в Московском Музее Соверменного Искусства アナスタシア ハロシロバ (モスクワ現代美術館)
・(Дэвид Линч デビッド リンチ)
その他

(写真はいずれもモスクワ現代美術館の↑
下の写真はアナスタシア ハロシロバ)

同じ会場で違う作品、写真家も見てきたんですけど、今日はとりあえず簡単に。

フェスはモスクワの主要なギャラリーで5月4日ぐらいまでやっています。

モスクワ写真事情

写真を焼くとき、最近よく使うのが黄色のマークが印象深い”FOTOLAB” というところと、モスクワ市内にいくつかある ”FOTO проект”というところです。

“FOTO проект”は 写真がデータだと必ずインターネットで会員登録をしなくてはいけません。
お店いにおいてあるパソコンor 家のパソコンで ログインしてお店のHP上へデータを落とす→ 数時間後に店頭で写真が出来ているという仕組みです。

だからホンの数枚だけですぐ欲しいときは困ります。

家からプリントの注文ができて、仕上がりもわりかし きれいなので便利なんですけどね。

それとプロアマからプロが使っている”FOTOLAB”は会員登録なんかしなくてよく、お店の奥で写真を焼いているので ホンの数枚をプリントアウトしたいときや、色の注文をしたいときに便利です。プリントの値段は”FOTO проект “よりも1割ぐらい安い。
ただ、お店の場所が分かりにくい!!

大学の敷地内の しかも 奥まったところで建物の外装修理しているから入り口の看板が シートにまぎれていて初めて行く人には本当に分かりづらいです。

(↑こちらはFOTOLAB. 右にちらりと見えるのは額縁のサンプルです )

両者ともネガ、ポジフィルムが売られています。

若い人が2眼やクラッシックカメラをぶら下げて 現像しに来たり、あえてフィルムで撮る人も見かけます。

モスクワで若者世代は、てっきりデジタル主義だと思っていたもんね。でもそんなことないみたい。
みんなどんな写真を撮っているのかなーー と自分のプリントが出来るのを待ちながらお店の中で考えていました。

FOTOLAB
最寄駅クヅネツキーモスト ラジェストヴェンカ通り11(ул. Рождественка 11)

FOTO проект
最寄駅キエフスカヤ,トゥベルスコイなど
http://www.fotoproekt.ru/port/msk/ru/home/

ロシア版、グラミー賞

週末はどこの美術館に行こうか、毎回楽しみにしています。

先週は、ロシア版グラミー賞 ”Золотая Моска 〈黄金のマスク賞〉” の参加作品を見に行きました^^

無理やり友達を誘い、ちょっと私は終始興奮気味。
見た作品は実験的演劇部門からノミネートされたサハ共和国の演劇です。

Театр юного зрителя республики Саха〈サハ共和国青少年観客劇場〉から(こんな劇場あったっけ?)
МИЛОСЕРЛНЫЙ БОГАТЫРЬ 〈慈悲深い英雄〉という演目で英雄叙事詩のお話です。

Золотая Моска〈黄金のマスク賞〉はドラマ部門、オペラ部門、オペラッタ部門、バレエ部門、人形劇部門、実験的演劇部門、現代舞踊、その他2部門があります。

なので自分の興味のある演劇 & 今一番ホットな演劇が見られます。

(↑会場は Театр луны 〈月劇場〉。入り口も内観もお月様にいるようなメルヘンでかわいい劇場でした彡)

期間は3月27日から4月18日まで。

もうすぐ終わっちゃいます><

こういうロシア全国から集まってくるイベントが一気にここで見れるのがモスクワの魅力です。

またまたモスクワです。

日本へちょうど1ヶ月一時帰国していました。

冷え込む日が多かったので(日本に着いて先ず”寒いなー”というのが第一声でした) 桜がゆっくり咲いて、東京桜満開の日にまたモスクワへ旅立ったのでした。

東京では、最近カットも出来るようになった友達が働いている美容室に行ったり、昔ハバロフスクで一緒に勉強した旧友と久しぶりの再会ができたり、アットホームで手作りな友達の結婚式に出席したり、大学時代の、なぜか隣サークルの花見に出たりetc. とにかくいろんな人から元気をもらいました。

そんな日本に後ろ髪をひかれながら、またモスクワに来ました。

なぜロシアなの、と聞かれると説明には困ってしまうけど、大学の時に初めてロシアに行き”なんだこの国は!”と思ってそれからずっと気になる存在です。生まれ育った日本ももちろん大好きで、もっと日本の人にロシアが身近になればいいなと思っています。

ということで、マイペースに更新していきますので”kana-chan日記”をよろしくお願いいたします。

(今日の一枚です↑ 苺やパイナップル!?が売られていて春 見つけたっ)

 

レポ11

インターン時モスクワレポ、最終回です↓

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モスクワnow vol.11

モスクワ・アート&ビジネス・インターンシップを終え、今日帰国するkana-chanことフォトグラファーの池田カナ子です。

はじめてモスクワに住んで、東京と変わらないめまぐるしい時間の速さで3ヶ月が過ぎていきました。

今でも街を歩くと思いますが、本当にいろいろな民族がいて、ロシア人だけでなく、トルコ人、アフリカン・アメリカンやアジア人などが入り混じっているので、日本から来ている私は大都市に集まる烏合の衆の一人にすぎません。

だから、目的を持っていないとただ単に時間が過ぎてしまったり、多くの欲を持った人が集まるモスクワのパワーに負けて自分を見失ってしまうかもしれません。

“百聞は一見にしかず” で実際に見聞きしたり体験しないと、本当のロシアが見えてきません。

確かにモスクワはいいところだけじゃなくて、年金生活者のおばあちゃんが地面に座ってお金を恵んでくださいと手を差し伸べたり、それはもうみんな生きていくしかないだけです。ここに住むには五感を日本にいる以上に働かせて歩いたり、ロシア語を使って防衛します。

今回レポートさせてもらったモスクワ音楽院の学生さんたちは、ピアノの練習をするのに朝早くから部屋の予約をしなくちゃいけなかったり、グランドピアノを弾くためにかなり努力をしたりしています。
でもそれはそれで一回の練習に集中力を高めて弾いたり、とにかくここに勉強しにきたらピアノを弾くしかないのです。

ロシアにいればすばらしいロシア人の先生がいるし、クラシックのコンサートは頻繁にやっているし、ロシア人の観客も耳がいいと聞きます。
ここに来たらあとは自分の心持ち次第で、うまくいくこともあれば、失敗に終わることもあります。
埋もれている宝はたくさんあって、それを見つけるのは自分次第だと思います。

私は今回のプログラムで日本で知られていないロシアの面白い写真家を少しずつ見つけることができました。
まだまだほんの欠片(かけら)ですが、ロシアをもっと知るための宝探しの旅は続きそうです。

今回のくらしき作陽・留学生レポに快く協力していただいたモスクワ音楽院の学生さんや先生、モスクワnow に参加していただいた皆さん、インターンシップでお世話になったスタッフの方々、普段のモスクワの生活で支えてくれた皆さんに心から感謝いたします。ありがとうございました!

(世界は動いています。明日へジャンプ!↑)

池田カナ子 in Mosscow 2009/03/1