コロナが気になるけど、ロシアのスイーツである「シィローク」(ロシア語でСырок)の工場に行ってきました。
このシィロークはいわゆるカッテージチーズをカリカリのチョコレートで包んだもの。初めて食べた時は甘すぎてなんだこれはと思いましたが、慣れるとついついスーパーでシィロークを手に取ってしまう、そんなスイーツです。
今回シィロークの見学に行ってきたのは、ユーリ・アレクサンドロフ(Б.Ю. АЛЕКСАНДРОВ)というシィロークで有名なブランドの工場です。モスクワ市内から45キロほど離れたところで、車で1時間ほどのところにあります。
こちらは工場の入り口。
工場内に博物館があります。館内はマスクをつけて入りました。
カッテージチーズはロシア語でトゥボーロク(творог)。 ロシアにとって乳製品は大切な食品ですね。そのミルクを生産してくれる牛さんの説明コーナーがあります。
牛さんのコレクションコーナー。どこまで牛なのでしょう!
入館はグループのみです。ガイドの方がロシアやスラブ民族にとってどれだけ牛乳が大切だったかや、展示されている乳製品を作る機械について説明がありました。
こちら、工場直販のシィローク商品や乳製品が販売されていました。ユーリ・アレクサンドロフ以外のブランドもありました。
さて、一通り知識を詰め込んだら、実際の工場見学です。衛生上、支給された青い衛生服を着ます。ワクワク。
こちら工場敷地内。左に写っているのは完成した商品を置いておく倉庫だそうです。工場内は写真禁止となっており、撮影することはできませんでした。見学者が観れたところはチョコレートに包まれたシィロークをベルトコンベアーに乗ってパッケージングしているところで、どうやって作っているかは企業秘密で公開できないらしいです。残念。
工場見学を担当している案内役の女性が、ちょっと厳しめの性格の人でした。工場の秘密ってどれだけ、って思いました。
ここで作っているシィロークは色々ブランドがあるみたいで、この工場の看板にもなっている「ユーリ・アレクサンドロフ」のブランドは、カッテージチーズをコーティングしているチョコレートがカカオからできており、高級シィロークらしいです。それ以下のブランドカテゴリーになると、コーティングされているチョコレートは砂糖や水を混ぜたチョコレート代替え食品から作られているみたい。
工場見学では遠目から一通り生産ラインの説明がなされ、ベルトコンベアーにながれてくるシィロークをひたすら食べます。食べ放題とはいうけど、1個こでかなりお腹がいっぱい。チョコレートの説明をされ、この高級シィロークと普通のシィロークも食べ比べることができたけど、本物チョコレートと加工されたチョコレートの味の違いが全然分からなかったです。
さて、あっさり工場見学が終わると、また博物館側の建物に戻り、試食の時間です。いやいや、試食は工場見学の時に沢山したから、と思いましたがこちらはお茶付きです。面白タイプのコーンがついているアイスクリームみたいな形をしたシィロークもありました。ゆっくり召し上がってください。
ということで、もうシィロークは当分いらないやというくらい、シィロークを食べました。お土産の箱までいただき工場見学は終了です。
工場の横には 、博物館でも売られていた工場直販のシィロークやかなり新鮮なサラミやチーズが売られているお店がありました。お値段もお手頃。モスクワ市内ではなかなか見かけない、地元ならではのお店で良かったです。
以上、シィローク三昧の一日でした。
場所:Ельдигинское ш., 6, рабочий посёлок Правдинский