日別アーカイブ: 11/26/2020

留学のすゝめーモスクワ編

留学のすゝめー極東編に続き、今度はモスクワ留学に触れていきます。

メリット

やはり首都のモスクワで学ぶロシア語は系統立ってちゃんとしています。。というのが結論です。私はすでに極東でロシア語をマスターしたこともあって、モスクワにあるプーシキン大学では当時勤めていた会社の関係で、ほんの3ヶ月間しか受講しませんでした。

これが厳しかった。。。普段の生活では使わない文法もたくさん取り扱われたのです。。。

授業カリキュラムもちゃんとしっかり組み込まれていたし、ハバロフスみたいに先生今日はやる気ないので授業なしというのはもちろんないし、周りの留学生のモチベーションも高かったです。モスクワになると本当に各国からの留学生が来ていたけど、面白いなーと思ったのはアフリカからの留学生もちらほらいましたね。社会主義国だったという共通点があるのかなとも思いますが。と、少し話がずれましたが、プーシキン大学の授業はビシビシ課題が出されるし、毎回の出席日数もちゃんと数えていたし厳しかったです。だから、多分1年丸々モスクワで語学留学をしていたら、文法やメソーッドをしっかり学べたなと思います。

デメリット?

極東に比べて、モスクワっ子は忙しい。アジアに対する興味は極東に比べればかなり薄く、「え、日本?ふぅん〜、あっそう。」という人が多いです。極東で「わー日本ー!?、大好きー」という反応に慣れていたので、こっちに始めの時モスクワっ子の反応はかなり寂しい思いをしたものでした。モスクワは世界地図でもわかるように、ヨーロッパに近いんですね。だから、モスクワっ子にとってヨーロッパは近い国であって、おフランスとか、イタリアとかに憧れを持つ傾向が大きいです。とは言っても、もちろん日本のイメージもいいですよ。ただ、日本にどれだけ関心がある人が多いかというと、首都モスクワは極東に比べて少ないですね。だから、留学中にお友達を無理やり早く作ろうとすると、結構アニメ好きな人が多いかなーと思います。でも、時間をかけて自分の関心ごとに集中すれば、ロシア人もまあ一度心をひらけば親しみやすいので、いい友達ができると思います。

寮の話

ソ連時代の名残で、国立大学への留学だったら、寮については問題なく大学からサポートを受けられます。自分で住まいを探さなくてもいいから、これは本当にありがたいこと。ただし、大学の寮は質がよくないので期待しないでくださいね。結構ゴキちゃんとか、夜中まで呑んでいる学生さんとかで騒がしいです。私が社会人になって通っていたモスクワの大学院の寮は、なんと1ヶ月で1500ルーブル(2千円ぐらい)とかなり安かったです。今のロシアの授業料や物価は昔に比べ高いけど、、学生にはとても優しいシステムになっています。地下鉄の定期券も普通は1ヶ月で1800ルーブル(2千5百円ぐらい)するところ、学生割引だと300ルーブル(4百円ぐらい)と激安になります。ロシアで面倒な滞在登録証は大学の寮に住んでいれば大学の事務がやってくれます。ただ、経済的に余裕のある留学生は、最初は寮に住んで、学生生活にも慣れて、気の合うクラスメートがいたら、自分たちでアパートを借りているケースも多かったです。

以上、極東の留学、モスクワの留学についてどちらがいいか、これまでの留学経験を踏まえて纏めてみました。