年別アーカイブ: 2021年

今はプラス、でも2月23日はマイナス24度を更新しました。

もう3月になってしまいました。2月は忙しくてあっという間でした。今年の冬は寒くなったり、暖かくなったり、天気も忙しかった。2月23日の夜はー24度ととっても寒くなり、かと思えば、2日後には一桁台のマイナスで、かなり気温のアップダウンがありました。

ところで、ロシアの国産ワクチンは現在のところ3つが承認されているみたいです。1つ目は海外でもよく知られている’’スプートニック V (Гам-Ковид-Вак)’。2つ目と3つ目は、”ЭпиВакКорона”と先月20日に承認された”КовиВак”。詳しくその違いを調べてないですが、今普通にロシア国内で接種できるワクチンは’’スプートニック V のみだそうです。そして、先週土曜日(2/27)のニュースだとモスクワで1回の接種で済むワクチンスプートニック ・ライトの臨床試験を立候補者に開始したみたい。

”Чем отличаются три зарегистрированные российские вакцины от COVID-19” https://rg.ru/2021/02/20/chem-otlichaiutsia-tri-zaregistrirovannye-rossijskie-vakciny-ot-covid-19.html

”В Москве началась вакцинация добровольцев вакциной «Спутник Лайт»” https://www.rbc.ru/rbcfreenews/603a02289a7947bd9014f1ca?utm_source=yxnews&utm_medium=desktop

ロシアの隠れリゾート地、ゲレンジィック<Геленджик>

今日はロシア各地方が騒がしい日でした。政治のことは他の記事でも沢山読めるし、ここではちょっと違った視点でロシアを伝えたいと思います。

ということで、今回のデモでクローズアップされた大統領が所有しているかしていないかの南ロシアにある豪邸。詳しくはゲレンジィック(Геленджик)という黒海に面するリゾート地なのですが、実はゲレンジィックは外国人にしてみれば知る人ぞ知るロシアのお金持ちが集まるリゾート地なのです。ロシア人にしてみれば、あぁあそこね、ともちろん有名なところです。周りには国営企業の別荘が点在しており、こんな田舎に!?と外国人にしてみればびっくりな、ドイツ系国際ホテル「ケンピンスキー」があります。

ロシアの海のリゾート地といえば「ソチ(Сочи)」がとっても有名ですが、こちらゲレンジィックは落ち着いて静かな隠れ家的な場所。しかし、正直いうと特記する見所ポイントはないのです。だから、繰り返しになりますがお偉いさんが人目を気にせず、のんびり自然に囲まれてゆっくり過ごすところなのかなーと思います。モスクワからゲレンジィックへの行き方は飛行機があり、直行の汽車はないみたい。ソチやその他の主要観光都市はだいたい首都から夜行電車があるので、これも辺鄙である理由のひとつかも。ロシアは多様で広いですね。

そう、ロシアはとっても広いし、この国をまとめるためには良い意味でも悪い意味でも強いリーダーの指示を必要としているわけで、この事実は前の世代から次の世代へと引き継がれていて享受されているもので不変なのです。

”25 достопримечательностей Геленджика, которые стоит посмотреть” https://tripplanet.ru/gelendzhik-dostoprimechatelnosti/

”Подрядчик строительства дворца в Геленджике сообщил о визитах Путина”   https://mr-7.ru/articles/229721/

マイナス23度での沐浴。今日は洗礼祭、クリシェーニエ(Крещение)。

今日1/18の深夜から1/19(ユリウス暦1/6)にかけて、ロシア正教の洗礼祭(Крещение)です。今年はシベリアの寒波が強くて、モスクワはマイナス20度を切りました。ピリピリっと真まで凍る寒さ。去年は全然雪が降らなくて冬らしくない冬だったけど、このくらいの冬だと、ロシアらしい冬ですね。

洗礼祭はイエス・キリストがヨルダン川で預言者ヨハネから洗礼を受けたことを回想する正教のイベントです。ロシアはこの時期まだまだ寒いので、凍った池や川に一部穴を開け、冷たい水の中十字を切りながらサクッと3回、頭まで入って身を清めます。凄技ですね。洗礼祭が来ると”クリシェンスキー・マローズ(крещенские морозы)”といって、冬の中で一番寒くなると言われていますが、今年はまさしく言葉通り。

 

沐浴できる場所がモスクワ市内で46箇所、モスクワ州だと200箇所以上。沐浴所では暖かいお茶が飲めたり、テントを張って簡易式の更衣室があったり、何かあったときのための救急車が待機していたりと、ちゃんとオーガナイズされています。

↑近所の沐浴所。十字架を立てて、スロープ式に水中に潜れるようにしてある。このときはどんな水でも色々な意味で清らかとされるのです。(Date taken:  January 2017 )

参考記事:”В Москве будут открыты 46 мест для крещенских купаний” https://www.mos.ru/news/item/68198073/

”Крещение Господне в 2021 году: купания, гадания и другие традиции” https://ria.ru/20210114/kreschenie-1593003994.html




昨日はロシアの旧正月でした。

昨日(1/14)はロシアの旧正月。今日は市内に飾られているクリスマスツリーが片付けられます。一般的に旧正月は、特に祝う訳ではないですが、これで一通り1/1のお正月から始まり、1/7のロシア正教のクリスマス、そして昨日の旧正月と一通り大きな新年のイベントは終わったな、とちょっと寂しい感じになります。

クリスマスツリーはロシア語で「ヨールカ(Ёлка)」と言い、生のもみの木の方がいい匂いがするから好きだ!という人もいれば、もみの木がかわいそうだとか片付けるのが面倒だ等の理由で人工の木で十分という人もいて、それぞれです。

モスクワでは、勝手に森林に入ってもみの木を伐採したり、捨てたりしないように、販売するときも破棄するときもお役所が生の「ヨールカ」を管理をしています。市内では1/2から2/20までの期間、500以上のもみの木回収所を設け、集めた木はリサイクルされます。

“С московских улиц начали убирать праздничные украшения” https://www.m24.ru/videos/gorod/15012021/273934

“Дарим вторую жизнь: куда сдать новогоднюю елку после праздников” https://www.m24.ru/articles/obshchestvo/12012021/157572?utm_source=vk&utm_medium=social&utm_campaign=smm

今日はロシアのクリスマスです。

日本では緊急事態宣言がでました。イスラエルもイギリスも3度目のロックダウンだし、全世界が平常化するまで時間が掛かりそうです。

今日(1/7) はロシアのクリスマスです。ロシア正教はユリウス暦という暦を使っているため、欧州のクリスマス(12/25)より後に来ます。ソ連時代に宗教が否定されていたことがあったこともあり、国が「ロシア」になっても無宗教の人も多く、ここのクリスマスは普通に休日として過ごす人もたくさんいます。更に周りを見ているとクリスマスよりも春に来る「パスハ」、いわゆる復活祭の方がロシア人にとって重要な行事になっています。

とはいうものの、現在のロシアは広大な国を統一するという意味で、大統領はロシア正教に力を入れているのも事実です。大統領は毎年いろんな教会でクリスマスのミサをデモンストレーションしていますが、今年はノヴゴロド州の教会を訪問したみたい。教会自体は開いていますが、今年はコロナ禍なので教会の入場者に制限をかけているのだとか。本当にそのシステムが機能して混雑しなければいいなと思っています。

ハッピー・クリスマス、ス・ラジジェストヴォン(ロシア語)!!

“На острове: как Путин встретил Рождество” https://www.gazeta.ru/politics/2021/01/07_a_13428500.shtml

あけましておめでとうございます!ラジオに出演しました!

TBSラジオ「アシタノカレッジ」のワールドコーリング番組枠で出演させていただきました!

Youtubeで当時の放送が聞けます。(45:14あたりから)↓  I was a guest in TBS radio. Don’t miss it!