月別アーカイブ: 2023年11月

バレエな1ヶ月①

個人的には気分はお正月モード。ちょっと早いけど、ヴェローナでバレエが数日だけ公演されたので、くるみ割り人形を見てきました。恒例で毎年クリスマス近くになると2〜3日だけ、地元の劇場でバレエが講演されます。

ここ2年間の観察だと、11月に地元バレエスタジオ2日間、12月のクリスマス前にルーマニアからバレエ団を招聘して1日公演がある形で、ロシアのようにお正月は毎日バレエが公演される、という訳ではありません。お値段は安い席で30ユーロ、高い席で50ユーロほどします。

去年はクリスマス前に白鳥の湖を見に行ったのですが、モスクワでバレエを普段から観劇していたせいか知らないうちに目が肥えてしまい、ルーマニアのバレエは体格が良く、白鳥がドスンな着地だったので、かなり違うものを見てしまった感がありました。でも、こうやって白鳥の湖を地元で見せてくれるのでありがたいのです。ちなみに「白鳥の湖」はイタリア語で Il lago dei cingiというそうです。白鳥の発音はイタリア語でチンギ。イタリアっぽい響きで良いなと。

さて、本題の今年のバレエはこちら。11月に公演される地元バレエ・スタジオ(Balleto di Verona)によるくるみ割り人形です。会場はTeatro Ristoriという最近改装が完了した劇場。

この劇場の何か良かったというと、2階にバーコーナーがあって、開演前にちょっと早く来て、カウンターでゆっくりできることです。

↑先ずはシャンパン、と言いたいところだけど、この日はまだ暑くてヴェネト州発祥のスプリッツを頼みました。4ユーロと良心的なお値段。

↑劇場のバーは置いてあるお酒に地元の赤ワイン、ヴァルポリチェッラも取り揃えてあって、流石ヴェローナ。

さてさて、肝心のくるみ割り人形ですが、アットホームな感じの内容で、去年のルーマニアバレエよりも断然良かった、というのが感想です。

↑劇場の様子。この日は満席でした。

ピエロは昔ロシアの岩田守弘さんを見てしまっているので、やっぱりピョンピョン力は岩田さんがすごかった、と思い返しましたがヴェローナのバレエも爽快にジャンプで良かったです。何より一番目を引いたのはプリマ。華奢でピシッと決まっていて尚且つ優雅で際立っていました。後から知ったのはなんと日本人の方でした。こんなの頃でも日本人が活躍され嬉しいですね。

↑カーテンコール

ちなみにチャイコフスキーの曲は録音で流れています。劇場は小さいので、オーケストラのスペースはありません。

2日といわず是非、頻繁に公演してほしいけど、ここはヴェローナですし仕方がないですね。イタリアではミラノのスカラ座がバレエで有名だそうです。ヴェローナはオペラだったら聴く機会が沢山あります。オペラ好きにはたまらないですね。

ということで、こうやってお正月の雰囲気を味わうことができる機会があることだけでも大変満足な夜でした。

→続く

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旅の指さし会話帳6 イタリア[第三版]

お知らせ

来週、1週間だけ日本へ一時帰国することになりました。

週末に東京でデグステーション会をするので、もしご興味のある方はこちらのサイトより公式LINEをご登録ください。追ってテーマや場所等の詳細を公式LINEにてお知らせします。

ゆるい感じになると思うので、皆様の暖かい応援をよろしくお願いします。

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旅の指さし会話帳6 イタリア[第三版]

ソムリエの学校 AIS

中心街にクリスマスマーケットが常設されたり、なんだかあっという間に年越しな雰囲気で焦ってしまう今日この頃。

秋からソムリエの学校にも行き始め、あれもこれもと時間に追われてブログの更新がご無沙汰になってしまいました。

別に将来ソムリエになるわけじゃないけど、折角の機会なのでイタリアのソムリエコースに通うことにしました。AIS という有名なソムリエ協会とそこから派生したFISARという学校が地元にあるのですが、家から近いFISARは申し込み人数の定員を越して受付締め切り、ちょっと遠いけど空きの枠があったAIS に行くことにしたのです。

学校は1週間に1回程で、全コースで15回の授業があります。お値段は650ユーロ(今の為替だと約10万円! 円安ですね。)。授業は夜の8時半から始まり11時に終わるので時間的にちょっときついですが、中身を開けてみたら、面白い内容なのです。

場所はデグステーション用の部屋でやるのではなく、普通のホテルの会議室を貸し切って授業が行われます。なので入学すると、教科書とワイングラスが入ったケースバックが支給されます。

↑このバックを毎回持って授業に臨みます。この日はビールについての授業だったのでグラスにアワアワが残ってます。

講義室は60人と満員。特にヴェローナはワインの町なのでソムリエの勉強をするのがとっても人気みたい。

デグステーションでチョイスされるワインも地元のワインが多く、その土地の文化に根ざした内容ですごいなと毎回感心です。次のレベルになるとフランスのワインの取り扱いがもっと増えるみたいです。ちなみに言語はイタリア語で行われます。

講義をするソムリエの先生は、日中は普通の会社員だったり、ワイン醸造家のエノログの人だったりと様々なバックグランドを持った人たちで、とにかく普段からワインの文化に溶け込んでいる人たちばかりなので、流石イタリアだ、とこちらも毎回感心するのです。

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旅の指さし会話帳6 イタリア[第三版]