あれこれ日記 in Italy*。」カテゴリーアーカイブ

トマトソースの季節

残暑見舞い申し上げます、と言いたいところですが

まだまだ暑い日が続く日本でしょうか。

久しぶりの長い日本での滞在が終わり、只今イタリアにおります。

東京で開催されたワイン展示会マルシェでは、多くの人に来ていただき

本当にありがとうございました。

住み慣れたモスクワから、新天地のイタリア、そしてワインの世界に身を置き4年ちょっと。

イタリアの院で勉強し、ワイナリーで修行したりして、本当にこの歳で呆れてしまいますが、長い長い道のりの中、周りの人にも迷惑かけながら日本で自分のワインショップをオープンすることができました。自分の信念というか我儘に耳を傾けてくれて支えていただいている方達に本当に感謝です。まだまだ新米者ですが、引き続き温かく見守っていただけると幸いです。写真活動も続けていくので、こちらのブログも引き続きどうぞよろしくお願いします。

さて、イタリアでは「フェラゴスト」というお盆休みみたいなものが一昨日終わり、そろそろ暑さも引いてくるのかなという感じです。

久しぶりに行ったイタリアのスーパーには、トマトソースを作る機械が販売されていました。

イタリアにもロシアみたいに、冬の保存食があるみたいです。豊作の夏に大量のトマトを購入して缶詰を作ります。トマトは加熱用の「サンマルツァーノ」という種類を使うそうです。

 

↑トマトをペースト状にする機械(29ユーロ)。「サンマルツァーノ」というトマトは細長い

これで缶詰を作れば、年中トマトパスタや、ピッザが食べられますね。

トマトはイタリアで重要な食材。とにかく、トマト、トマト、トマト!です。

でも、ケチャップはイタリアでは邪道なもので、それはアメリカの食べ物。

パスタにケチャプを入れるなんで、もってのほかなのです!

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旅の指さし会話帳6 イタリア[第三版]

山梨滞在も終盤

山梨滞在も終盤を迎えました。そろそろ東京に戻ります。

ブドウ畑での仕事、日本独特のやり方が見れて大変楽しいです。

夏の富士山って見るのが難しんですね。

先週見えた富士山の雪はうっすらだけになっていました。

 

さてさて、7月は大手町マルシェで、イタリアワインのポップアップ店を2回出店します。

多分これが今年最後になりそうです。次は大分先になりそう。

お近くにお越しの際は、是非お立ち寄りください。

 

[大手町マルシェ]

場所:大手町フィナンシャルシティー、グランキューブ地下1階通路

アクセス:大手町C2c出口付近 徒歩1分 (東京)
日時:7月10日(木)11:00〜19:00
7月17日(木)11:00〜19:00

↑先週の富士山

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旅の指さし会話帳6 イタリア[第三版]

GW

先日はマルシェのポップアップ店へお越しいただきありがとうございました! 手探りながらも、無事に終了することができました。回数は多くないものの、また出店したいと考えているので、是非このブログでフォローをしてもらえると嬉しいです。

さて、今日は子供の日ですね。至る所に鯉のぼりが登っていて、まさしく空に鯉が悠々と泳いでいるようでした。これも日本で心に残る風景の一つとなりました。

ゴールデンウィーク後は、山梨の畑でお仕事です。イタリアの同僚に日本の農業とかワインってどうなの、と聞かれることが多いのでいっぱい色々なことを吸収していきたいです。

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旅の指さし会話帳6 イタリア[第三版]

ハッピー桜

今年は途中で寒くなったりしたので、桜の時期が長いですね。

こんな時に日本に居れてハッピーです。

なんて綺麗なんだろう。

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旅の指さし会話帳6 イタリア[第三版]

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イタリアで大量発生しているカニを試してみる

周りではブドウの収穫に入っている生産者もあるので、イタリアのいわゆるお盆休開けの再来週がどうなるか、少し心がそわそわしてます。

さて、今回はカニのお話です。

今、ヴェネトやフリウリ=ヴェネツィア・ジュリアの海、つまり北イタリアの東海ですね、にグランキオ・ブルー(granchio blu)というカニが大量発生して問題になっています。英語だとブルー・クラブっていうらしいです。ネットで調べても日本語の名称は見当たりませんでした。

グランキオ・ブルーの大きさは、手のひらより一回りほど大きいサイズで、ズワイガニとか毛ガニよりは小さいのです。ここ一年前から大量発生し、凄まじい握力で養殖しているムール貝とか牡蠣なんかを食べ荒らし、水産養殖業者に大ダメージを与えているみたいで、ニュースや新聞で取り上げられているのを見かけます。

こちらヴェネト州は海があるので、スーパーに行くと鮮魚コーナーに新鮮なお魚さんが売られています。とある日、鮮魚コーナーに噂のグランキオ・ブルーが売られているのを発見。お値段は1キロ3.9ユーロ(約650円)。試しに4杯ほど購入、トータルで1.8ユーロ(約300円)でした。

↑ネットに入ってるグランキオ・ブルー

店員の人がグランキオ・ブルーの入っているネットを破り、欲しい数だけ別の紙袋に入れて値段のシールを貼ってくれます。その作業がちょっと怖く、店員さんが素手でネットを破ると、まだ元気に生きているグランキオ・ブルーが動き出し、ハサミも振り出し、袋に写し入れる素手の作業が危なっかしかったです。

さて、家に帰り、このカニをどうしたものかと考えました。イタリアのレシピを見ると、往々にしてカニの肉をわざわざ取り出し料理をするものばかりで、かなり手間が掛かってしまいます。

グランキオ・ブルーの肉はそこまで詰まってないので、いちいち取り出すのが大変です。

↑ユーチーブでも沢山レシピが紹介されているけど、大体カニ肉を使う同じようなレシピ

料理については面倒くさがり屋なので、今回は丸ごとカニの殻をそのまま使った、カニの味噌汁にしました。海の塩とカニの旨味が出て、自分的にはとても美味しかったです。グランキオ・ブルーありがとう、です。

↑料理前のカニ。すごく元気で、ハサミをフリフリ。硬い殻ムール貝やアサリも食べてしまうのも納得。

そもそも、どうして大量発生したかというと、元はアメリカに居たもので船とか何かとともにイタリアに流れ着いたと言われています。面白いのが、大量発生しているのはヴェネトやフリウリ=ヴェネツィア・ジュリアの海で、ジェノバや、南のプーリアやナポリには、今のところそういった問題はないみたいです。もしかして未だ生態系が解明されていないのかもしれませんね。

政府は、この問題を何とかしようと大量発生するグランキオ・ブルーの活用方法を考案しているそうですが、それらの内容は食用化、輸出など。そもそも肉をメインにしたグランキオ・ブルー活用なんて肉厚が少ないから難しいし、殻ごと使ってペットフードとか加工食品への代変えできないのかなとも思ったりします。それか、身近なところで、私たち日本人みたいな魚の活用法をよく知っている専門家からアドバイスを貰って、イタリアのなんちゃって寿司屋さんにカニの味噌汁キャンペーンとかしてもいいんじゃないかなと思ったりもしますが、これといって経済的にインパクトがなく面白くないですね。。

どうか、これからも牡蠣とかアサリなどが安定して漁獲できますように。。。

 

参考記事:Granchio blu: cos’è e perché è pericoloso (ma molto buono)

https://www.lacucinaitaliana.it/article/granchio-blu-cosa-perche-pericoloso-buono-ricette/

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旅の指さし会話帳6 イタリア[第三版]

 

スポーツな街

開幕式で色々話題になったパリ五輪。日本ではどのくらい盛り上がっていますでしょうか?こちらイタリアは、自分の周りだけでみると、興味のあるスポーツ種目だけ少し観戦しているひともいれば、イタリアが金メダルを取れば気になるニュースかな、でもまあ、そこまでフォローしている人は多くないかな、という曖昧な雰囲気です。

なんだかんだで今週末は閉会式で、次はパラリンピックですね。フランスとイタリアの時差はないので、観戦するのはとっても楽。私は夕方に放映される100メートル走ともっぱらシンクロ、今だとアーティスティックスイミングですか(名称が長い。。)を観戦しています。

前置きが長くなりましたが、実は今住んでいるヴェローナはオペラや歴史ある街だけでなく、最近はスポーツの街でもあるのです。

今から2年前の2022年に行われた地元の市長選挙で、ダミアーノ・トンマージ “Damiano Tommasi “という元セリエA(ローマ)のサッカー選手が当選しました。私はサッカーに疎いですが、サッカー好きな人ならよく知られている方らしいです。中国でもプレーされていたみたいです。トンマージ市長は、ヴェローナの北にあるネグラール町出身で超地元の方。イタリアサッカー選手会の会長をするなどリーダーシップを持つ人とのことで、当選当時は48歳。若い市長ですね。Damiano Tommasi 2022.jpg
Di Lorenzo De Leonardis2Opera propria, CC BY-SA 4.0, Collegamento

↑トンマージ市長。日本語で”トマージ”と書くと思ったらwikipediaで調べると「ン」がついてました。

 

トンマージが市長になってから、ヴェローナにスポーツ系のイベントが増えたような気がします。今は暑いからないけど、今年の春は至る所でマラソン大会が開催されているのを見ました。

↑今年の2月に開催されたシティー・マラソン。

 

田舎に行っても小規模なマラソン大会があって、週末に道路が閉鎖されていたり、とにかく人が走っているヴェローナ。


↑今年の2月に開催されたシティー・マラソン。バナナ配給所。

イタリアは長寿の国だけど、新しい市長のお陰でさらに市民が健康ライフになっていく、とは言い過ぎかな。。でもそのくらい多くの人が走り始めたと思います。とはいうものの、ある程度年齢層が高い人たちだとマラソンよりも、ロードレース競技みたいなシャキッとした格好をしているサイクリングスポーツ人口の方が人気な気もします。

↑歴史ある建物の合間を縫って走る、走る。いい眺めだと思う。

話がそれますが、サイクリングといえば、最近どんどん車道がサイクリングロードになっていきます。でも、無理やり幅の限られた車道の端っこを新たに自転車専門車線を付け足すものだから、ちょっと車と近くて危ないです。

↑市庁の壁に26’冬季オリンピックのロゴがライトアップ。今年3月に撮影。

さてさて、2026年冬季五輪はイタリア。開催地はミラノとコルティナという北イタリアです。開会式はヴェローナのアレーナ劇場で行われる予定です。

まだ2年先ですが、もしアテンドとかラジオのお仕事があったら是非お声がけください! 

 

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旅の指さし会話帳6 イタリア[第三版]

 

夏真っ盛り

さてさて、イタリアからお届けです。

今年は雨が多かったですが、7月になったら太陽が出て暑いし、例年に比べ湿度が高いからクタクタです。とは言うものの、北イタリアでは降水量が多かったですが、南イタリアでは雨が少なく水不足らしい。

日本では熱中症のニュースをちらほら見ますが、イタリアはそういえばあまり聞かないなと思って、ネットで調べるとやっぱりこっちでも外で作業している人が熱中症が倒れるケースがあるみたい。

南イタリアは元々暑いところだから、往々にして日差しが強くなる昼以降は休憩して、涼しくなる夕方から活動するとも聞きます。いわゆるスペイン語のシエスタですね。私の周りでは、基本的に農業で「今日はここまでがノルマ!」と言うのは全くなく、今日出来た範囲で終了。自然が相手なので、その日その日の計画で過ごしていきます。

皆さんが身近な観光周辺だと、ヴェローナの野外オペラは夜の9時以降から始まります。太陽がある時間帯は取り敢えず暑いし、太陽が沈んだ間近でも石畳やコンクリートにまだ熱が篭っています。

ということで、日本でもそうですが、とにかくこまめに水分を補給して、無理せず活動です。

↑去年植えたオクラの種から育てた、ベイビーサイズなオクラ。市販の種から植えた方が、ちゃんとした形になる。

 

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Vinitaly(ヴィニタリー)の感想2024

今、地元のワイナリーで武者修行中。毎日へとへと。

もう先月の話になってしまいましたが、今年のワインの展示会Vinitalyについて感想をざっくり書き留めて置こうと思います。

今年は見た感じでも、本当に多くの来客があったと思います。コロナやポストコロナ時に比べて、ヴェローナの街中も、展示会場も、人で溢れていました。日本からのバイヤーさんともかなり多くすれ違った気がします。

印象に残ったのをいくつかあげると、ヴェネト州が大きく構えている自州のブース。未来のワインツーリズムをお題に、VRのメガネを使ったバーチャルツアーをデモンストレーションしていました。

椅子に座り、大きなメガネをかけると目の前にはプロセッコで有名なコネリアーノの丘が見えます。首を振ると360度全景が見えます。

空がある天井を見たら、VRを撮影しているドローンが見えました。そしてメガネから音声が出るので、目と音で畑やワイナリーのセラーを案内してくれます。正味15分ほどかな。

VRで流れるストーリーに沿って、試飲もあります。VRの画面が透けて目の前にあるワイングラスが見えるようになっています。試飲をするときはメガネが大きすぎて、グラスが当たり飲みづらかったです。

↑こちら、今回バーチャルツアーで試飲したプロセッコ。ヴェローナのスーパでも売っているもの。

このバーチャルツアーを企画したのはミラノにあるIT企業とのこと。色々改善点はあるけど、実験的に作ってみたコンテンツとのこと。

さて、もう一つ気になったのは、インターナショナル棟に出展されていた南アフリカブース。そもそもVinitalyってイタリアワインが強いけど、海外勢で南アフリカに人がすごく集まっていたのが印象的でした。時間がなかったのでじっくり立ち止まりませんでしたが、いくつか南アフリカのワインを試して、その質の高さにびっくり。 

↑小さいブースだけど南アフリカにすごい人が集まる。

その他に全体として、友達と回ったトスカーナやピエモンテについて。先行イメージでアルコール度はそこまで高くないかなと思って試飲すると結構お酒が強く、13〜13.5のアルコール度をもつワインを多く見かけました。気候変動が理由なのか、最近のスタイルか、真相は言及しましせんでしたが、ここは今後の個人的なウォッチポイント。

とにかく今年の展示会も、先生に会ったり、同級生と会ったり、友達にあったりいつものようにめまぐるしかった。。

その他にも、面白いものがありましたが、ここでは書き切れないのでいつか個別にお話できればと思います。

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時が経っても

去年の夏からバタバタと時間だけが勝手に過ぎ、もっと自由になる時間が欲しいな、と思うここ半年ですが自分への将来の投資ということで、もう少しの我慢です。今年は構想していることがうまく進むといいな。

さてさて、先月の話になってしまいますが、フランスの写真家ロベール・ドアノー(Robert Doisneau)の写真展が2月中旬までヴェローナで開催されていたので、閉会前のぎりぎり駆け込みで写真展を見に行ってきました。

久しぶりに銀塩プリントを観覧することができ、とっても良かったです。

会場はヴェローナ市庁の建物。左が代表作の旗掛け。↑

ロベール・ドアノーは写真をやっている人なら、パリ市庁舎でキッスをしている若者の写真を一度は見たことがあると思います。

私は学生の時にモノクローム写真をずっとやっていたので、久しぶりに素敵なプリントを見てかなり感動しました。今は携帯とかPCの画面で見る写真がほとんですね。

ドアノーはスナップ写真家だと思っていましたが、もともと大手自動車メーカー・ルノー社の広告写真だったと、この展示会ではじめて知りました。パリのユーモアに溢れてお洒落なエッセンス満載な写真は、本当にかっこいいです。心温まる作品でもあります。

展示会のタイトルが「ロベール・ドアノー」とそのままだったので、あとでネットで調べたら、実は回顧展だったみたいです。まあヴェローナの地元ですしキュレーターさん、そこまでタイトルに力を入れなかったみたい。。

冒頭で紹介した「パリ市庁舎前のキス」が撮影されたのが1950年。74年という時を経た今も変わらず、彼の作品が生き生きと輝きを放ち続けていました。

 

(終)

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バレエな1ヶ月②

さてさて、どうして前回のタイトルが「バレエな1ヶ月」かというと、11月の末にヴェローナで YGP(Youth Grand Prix)ヨーロッパという国際バレエコンクールが行われていて、くるみ割り人形と続きこのコンクールを覗くことができ、バレエ三昧な月だったからです。

事前知識はなく、たまたま劇場を通りがかりその存在を知りました。場所はフィラーモニコ劇場(teatro filarmonico ) というアレーナ円形劇場の近くにある劇場です。

ヴェローナって小さい町なのにNuovo Teatro(新劇場)とか、ローマ劇場とか沢山劇場があるんですね。フィラーモニコ劇場はよくオーケストラが公演されているイメージですがオペラとか劇とか色々開催されているのかな、そこら辺はディスカバーしていないので分かりません。

↑ここが入り口。YGPの張り紙が。華奢な人ばかり劇場に入ってくるので、なんだコレはと思ったらバレエコンクールでした。

会場を入るとすぐに、グリシコ(Grishko)の露店が設置されていました。ここで買うと10%ディスカウントになるそうです。バレエは全然苦詳しくないけど、モスクワでバレエをやっていたお友達がバレエグッツといえばグリシコだよと、色々教えてくれたな。

コンクールは自由に入れるので、少しだけ鑑賞しました。将来のプリマを目指して!、ですね。私が入場した時はコンテンポラリー・ダンスっぽいのが多かったです。

前回のブログで、イタリアではバレエというと、ミラノのスカラ座が有名だと書きましたが、j実はイタリアにロベルト・ボッレ(Roberto Bolle )という、すごいバレエダンサーがいます。

ボッレは男性ダンサーでして、クラッシックもモダンもなんでもこなす、イタリアでは超有名な人です。ヴェローナでは恒例だと、野外オペラが始まる夏ごろに、アレーナ円形劇場でロベルト・ボッレが公演する時期があります。2年前のコロナがまだ少し残っていた時に、彼のバレエを初めて見たことがあり、とても感動しました。

↑舞台から遠い席だったけど、ボッレの鍛え上げられた筋肉、且つその演技力を見ることができました。素晴らしいバレエでした。

ということで、別にバレエの専門家でもなんでもないけど、たまたまバレエを沢山見る機会があり、つらつら書いてみました。

(終)

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