モノローグフォト in Moscow
↑元マック
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モノローグフォト in Moscow
↑「日本のテクノロジー」、「シベリアの知恵」と書かれた国産コスメのパッケージ
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日本で十分美味しい日本食を満喫してきたので、もう海外では日本食抜きでその土地土地の食でいいや、っと思ったのですが、モスクワの日本食事情は常に発展していることもあり、やっぱりラーメン屋に立ち寄ってしまいました。
大企業に勤める日本人駐在員は減ってしまいましたが、ここで根を張って昔からビジネスをされている方達が存在します。
今回行ったのはモスクワでのラーメンのパイオニアと個人的には思っている「KU」さんです。市内に4店舗展開しているみたいですが、私のお気に入りはスモレンスカヤ通りにある「KU」さんです。日本語の「食う」からネーミングがきていますね。ソ連映画が好きな人だと、ジョージア出身のゲオルギー・ダネリヤが監督した映画『不思議惑星キン・ザ・ザ』の合言葉を思い浮かぶかもしれません。それとも私だけかな。クー。
多分1年ぶりにKUさんに来たかも。夏メニューとして冷やしラーメンが出ていました。今回は興味津々で冷やし胡麻ダレラーメンを頼んでみました。飲み物は抹茶レモネードを選びましたが、これがヒット。さっぱりとしたレモネードに苦味のある抹茶がマッチして甘すぎず喉を冷やすのにとっても美味しかったです。
さて冷やし胡麻ラーメン。
これもかなりヒットで、胡麻ダレというとよくモスクワの業者さんが日本人向けに売っている1リットルの胡麻ドレッシングを思い出してしまいましたが、全くドレッシングではありませんでした。ゴマ味にちゃんと出汁がきいているスープがマッチして、野菜もたくさん入ってひんやりラーメン。麺のコシもあってグーです。ロシアでお馴染みのチュカ(чука)という昆布をわかめ風に薄切りにしたものもトッピングされていて、うまくローカルの素材が使われています。
ちょっと話が逸れますが、トッピングのチュカはウラジオストックとかハバロフスクなど極東でサラダとしてお惣菜屋さんで売られているのを、よく見かけます。モスクワだと韓国料理屋さんとか、こういった日本食店でよく見かけますし、スーパーなんかでもパッケージされたチュカをよく目にします。なんでチュカっていう変わった名前なのかなと調べたら、真相は定かではありませんが、日本語の「中華(ちゅうか)」という発音から来ているみたいです。まあ、ここらへんの言語の由来はあまり参考になりませんが、とにかく一般にチュカ(чука)として市民に浸透しているということで、留めて置きたいと思います。
冷やしラーメンは胡麻ダレの他に、トマト冷やしラーメンもありました。こちらもさっぱり、そして出汁がきいてそうで美味しそうです。お店の人曰く、今は夏限定メニューですが、顧客からの反応が良ければレギュラー・メニューにするかもしれない、とのことです。ちなみに冷やし胡麻ラーメンは680ルーブルと、今のレートで約1000円。中間層に手の届くお値段です。
モスクワに来る前に日本滞在で、日本食に対して舌が肥えてしまったから期待しない程度でKUに来ましたが(すみません汗)、予想を遥かに超えて日本にもないよな、ぐらいのオリジナリティーがあり完成度が高い内容で正直びっくりしました。絶え間ない商品開発をされているのが容易に想像できます。今は本当に大変な時期ですが前に進むしかないです。
これまでのモスクワのラーメン旅はこちら↓↓↓↓
Ресторан Тоттори 『ラーメンの旅は続くin モスクワ 』 06/13/2022
ラーメン”Kojiro” & ラーメン天 「モスクワのラーメンブーム」 10/27/2021
Corner Cafe&Kitchen 『日本食が恋しくなったら。。』 08/30/2021
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モノローグフォト in Moscow
↑ロシア・アヴァンギャルドな服。セレクトショップのKM20にて。
ブランドはNina Donis
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ちょっと真面目なワインを取り巻く経済についての話。
一応イタリアでワインの勉強をしているので、モスクワに戻ったら国内におけるワイン事情をウォッチしています。
久しぶりにモスクワに戻って驚いたのが、制裁中でも自分にとって馴染みの深いイタリアのワインがたくさん棚に並んであること。インフレでルーブルの価格は昔より上がっているものの、予想されていたもよのりもルーブル高騰が抑えられていることもあって、イタリアでMiddle Lowのセグメントであるワインはモスクワの棚でそこそこ一般市民に買えそうな値段。そして高級ワインになるとやっぱり桁が違く特別な人しか買うことができないよな、っと思う値札ですがそれでもやっぱりモスクワっ子は高くても買うんですね。
そしてもう一つ気付いたのは、ジョージアワインのコーナーがかなり増えているということ。昔のままのイメージだとジョージアワインは2006年にロシア輸入を禁止されロシア国内で幻のワインとなり、7年を経て輸入が解禁されたもののヨーロッパのワインの方が断然押し気味だった印象だったけど、今はジョージアワインがすごく目立つ。個人的に何故こんなにジョージアワインが多いか、その理由はロジスティックで困難をきたすヨーロッパのワインの穴埋めをする形で、輸入しやすい、価格帯が市場にフィットしていて、ロシアで昔から好まれていて馴染みのある原産国だから支持を得ているのだと考えます。
↑大型スーパーマーケットのペレクリョーストックにて。ジョージアワインがずらりと並ぶ。
今ジョージアワインは大成功を収めて世界各国へ輸出していますが、海外のリサーチ会社がだしている統計*を見ると2022年上半期のジョージアワイン輸出国別はロシアが全体の59%を占めていてダントツ。そのあとポーランド、中国、カザフスタンが並びます。日本も今ジョージアワインが流行っていてマーケットが成長している国ですね。
ジョージアワインの専門家ではないので予想のみですが、高いセグメントのジョージアワインは英国や日本といった先進国に行っているのだと思います。
さて、先週の7月25日(火)に、8月から非友好国からのワイン輸入に関税が12.5%から20%に引き上げられる(ただし1ℓあたり1.5ドル以上とする)というニュースが出ました。
2014年からロシアは西側へ制裁対抗措置をとっていますが、今回はワインやアルコール飲料が対象になりました。今のところ今年いっぱいまで本措置が取られるそうです。今後海外からのワインとしてはジョージアやアルゼンチン、チリ、その他5年前ぐらいから国内で注目されるようになった南アフリカ、最近力を付けてきているアルメニアあたりのワインがスーパーの棚を占めてくるのかなと思います。値段は上がるというものの、ヨーロッパ・ワインの評価は不変なので、これもお店から消えることはないと考えます。いずれにせよ、とても目まぐるしい国内市場です。
参考資料
*TBC Capital (リサーチ会社)12ページ目 ”GEORGIAN WINE INDUSTRY OVERVIEW 2022 August.” https://tbccapital.ge/static/file/202208124343-georgian-wine-industry-overview-12.08.2022-tbccapital.pdf
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↑アヴァンギャルドなハラショフスカヤ(хорошевская)駅
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↑自然豊かなモスクワ郊外
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ブログ内でイタリアについての記事は、「あれこれ日記 in Italy*。」のカテゴリー、ロシアについての記事は「あれこれ日記 in Moscow*。」や「Are-kore diary in Moscow*。」のカテゴリーをご覧ください。
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↑ピザの箱の前で眠りこけてるビジネスマン。疲れたのかな。
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