日別アーカイブ: 01/17/2010

再び

再びモスクワへ戻りましたー。
こっちに来たら、マイナス15度で寒いながらも晴れています。
去年の冬はどれほど太陽が恋しかったことか。
モスクワに着いたらすぐに、メトロ(地下鉄)とバスを乗り継いでハイパーマーケット、アルシャンに行きました。前にも紹介したドイツ系のハイパーマーケット、メトロと同じく日用雑貨、食品、電化製品が何でも揃っています。いつもなら休日は人でごった返しているのに、お正月も終盤だったせいガラ空きでした。ちなみにロシアのクリスマスはロシア正教の暦なので1月7日。お正月+クリスマスとロシアのお正月は1月に踏み込んで長いです。

モスクワのアパートに戻ってから3日後、ちょっとしたドッキリがありました。
夜の9時半に呼び出し音が鳴ったのです。
こんな時間に誰かなとのぞき穴を見ると2人の迷彩服がドアの前に立っています。

警察か!? 軍人か!?

大家さんには誰かが来ても絶対にドアを開けてはダメと言われていたので、2人が去るまでじっとしていました。

なぜドアを開けるのを咎められているかというと理由はいくつかあって、不届き者かもしれないから、何かの勧誘かもしれないから そしてもう一つの理由、今の大家さんは家賃収入分の税金を払っていないからです。この税金を正直に払うと高額になるので、建前は無償で友達に貸しているとしているケースがよくあります。

マンションの組合の人たちや、警察はどのようなステータスで誰が住んでいるか確認しているそうですが本当に警察が巡回に来るとあまりいい気がしません。警察が鍵穴に手紙を残しておいたので 2人が確実に去ったのをよく確認し、その手紙を抜き取りました。ドアを開けるのも、もしかして誰かが横から待ち伏せて飛び出てくるんじゃないかと緊張が走ります。

そのメモ書きには手書きで、

「大至急 電話しなさい。」

と。うわー、あの2人は本当に職務で巡回しているのだろうか、それとも変装した偽物?と不安になりながらも大家さんに一報。彼女が書かれている番号に連絡して解決してくれました。「私の友達が住んでいるから」 と言いくるめたらしいです。

日本へ一時帰国を終えて久しぶりに乗ったモスクワの地下鉄は、もう何度も乗っているのに緊張しました。