日別アーカイブ: 07/30/2020

いつも美しいです

今日、用事があって近所の銀行に行ってきました。

今勤めている会社が使用している銀行が”プリヴァレジ (привилегия)”というサービスを社員向けに提供してくれているのだけど、これがちょっとしたことなんだけど、結構便利なのです。いわゆるVIPサービスで、店舗が混んでいても優先的にVIPルームでサービスを受けられたり、1ヶ月に3回は他社のATMで出金しても手数料無料なんです。

今日は銀行そこそこ混んでいました。そして私は特典会員なので、混雑しているブースを通り過ぎてVIPルームへ行くのでした。

そしたら、すごく久しぶりなVIP専属で働いているお姉さんがいたのです。多分かれこれ2年ぐらい見てなかったと思う。このお姉さん、本当に美人でどこかの女優さんみたいなのです。いつもスーツでビシッと決めていて、黒髪ストレート長めのボブ、振る舞いも素敵で、質問をしても何でも知っているからいつもジャストな返答をしてくれる、まさしくVIP対応にふさわしい方なのです。ハイヒールでかっつかっつ、まるでモデルさんみたい。薄ピンクのマニュクアも可愛い。

私のところは2つVIPルームがあるのですが、もう一つのVIPルームはいつも外の受け付けで働いている人たちが入れ替わりで対応していて、その人たちはちゃんとマスクを着用し、普通の銀行の従業員って感じ。

しかし、久しぶりに会ったお姉さんは、マスクなんてしてたら「美的センスが台無しになるわっ」、ぐらいな感じで、もちろんマスクつけていませんでした。。。

4月から続いた自粛外出でみんなマスクをつけることが慣れたのかな、と思っていましたが、根本的な意識はそこまで変わっていないようです。

ロシアンスイーツ「シィローク」(Сырок)

コロナが気になるけど、ロシアのスイーツである「シィローク」(ロシア語でСырок)の工場に行ってきました。

このシィロークはいわゆるカッテージチーズをカリカリのチョコレートで包んだもの。初めて食べた時は甘すぎてなんだこれはと思いましたが、慣れるとついついスーパーでシィロークを手に取ってしまう、そんなスイーツです。

今回シィロークの見学に行ってきたのは、ユーリ・アレクサンドロフ(Б.Ю. АЛЕКСАНДРОВ)というシィロークで有名なブランドの工場です。モスクワ市内から45キロほど離れたところで、車で1時間ほどのところにあります。

こちらは工場の入り口。

工場内に博物館があります。館内はマスクをつけて入りました。

カッテージチーズはロシア語でトゥボーロク(творог)。 ロシアにとって乳製品は大切な食品ですね。そのミルクを生産してくれる牛さんの説明コーナーがあります。

牛さんのコレクションコーナー。どこまで牛なのでしょう!

入館はグループのみです。ガイドの方がロシアやスラブ民族にとってどれだけ牛乳が大切だったかや、展示されている乳製品を作る機械について説明がありました。

こちら、工場直販のシィローク商品や乳製品が販売されていました。ユーリ・アレクサンドロフ以外のブランドもありました。

さて、一通り知識を詰め込んだら、実際の工場見学です。衛生上、支給された青い衛生服を着ます。ワクワク。

こちら工場敷地内。左に写っているのは完成した商品を置いておく倉庫だそうです。工場内は写真禁止となっており、撮影することはできませんでした。見学者が観れたところはチョコレートに包まれたシィロークをベルトコンベアーに乗ってパッケージングしているところで、どうやって作っているかは企業秘密で公開できないらしいです。残念。

工場見学を担当している案内役の女性が、ちょっと厳しめの性格の人でした。工場の秘密ってどれだけ、って思いました。

ここで作っているシィロークは色々ブランドがあるみたいで、この工場の看板にもなっている「ユーリ・アレクサンドロフ」のブランドは、カッテージチーズをコーティングしているチョコレートがカカオからできており、高級シィロークらしいです。それ以下のブランドカテゴリーになると、コーティングされているチョコレートは砂糖や水を混ぜたチョコレート代替え食品から作られているみたい。

工場見学では遠目から一通り生産ラインの説明がなされ、ベルトコンベアーにながれてくるシィロークをひたすら食べます。食べ放題とはいうけど、1個こでかなりお腹がいっぱい。チョコレートの説明をされ、この高級シィロークと普通のシィロークも食べ比べることができたけど、本物チョコレートと加工されたチョコレートの味の違いが全然分からなかったです。

さて、あっさり工場見学が終わると、また博物館側の建物に戻り、試食の時間です。いやいや、試食は工場見学の時に沢山したから、と思いましたがこちらはお茶付きです。面白タイプのコーンがついているアイスクリームみたいな形をしたシィロークもありました。ゆっくり召し上がってください。

ということで、もうシィロークは当分いらないやというくらい、シィロークを食べました。お土産の箱までいただき工場見学は終了です。

工場の横には 、博物館でも売られていた工場直販のシィロークやかなり新鮮なサラミやチーズが売られているお店がありました。お値段もお手頃。モスクワ市内ではなかなか見かけない、地元ならではのお店で良かったです。

以上、シィローク三昧の一日でした。

 

場所:Ельдигинское ш., 6, рабочий посёлок Правдинский