月別アーカイブ: 2020年10月

ロシアの第2波ー② PCR検査について

他の都市は分からないけど、モスクワのPCR検査はかなり広まってる。というのも、国の決まりで企業は通勤している従業員数全体の10%が定期的にPCR検査を受けなくてはいけないから、海外旅行から戻って来た人ばかりでなく、普段の生活でもPCR検査は浸透している。

検査が受けられる病院も結構いっぱいあって、私立のクリニックに電話予約すれば、保険がなくても、あっても、お金さえあれば簡単に受けられる。値段は大体2500ルーブルぐらい(3千5百円ぐらい)。結果は、そのサービスにもよってだけど、周りの様子を見聞きしていると大体次の日にはオンラインで分かるみたい。

2500ルーブルって、例えば2週間に1回は会社の中の誰かが検査を受けるとして、従業員の多いところだと、その人数に比例して負担費用が増えるから、結構いい金額になる。ちなみに空港にもPCR検査ができるところができたみたいで、でも結構並んでいるみたい。そこまでして検査を受けて、待っている間にウィルスが移ってしまったら嫌だなーと思うけど。あと、検査結果のデーターはロシアの保健省に吸い取られるから、これも嫌だなーと思う。

例えば、会社で誰かが検査結果で陽性になったしまった場合、そのオフィスは数週間クローズしてしまう。夏のヴァカンスが終わった今、こういう話はよく聞く。しかも、内輪では誰が感染したかで話題が途絶えない。

私の周りでは、結構PCR検査を受けている人がいるけど、検査自体は痛くないみたい。私は検査をやりたくない派ですね。陰性でも100%正しい結果だとはいえないし、あまり意味がないと思う。

あと、インフルエンザの流行が懸念されるが、ロシアのインフルエンザ・ワクチン接種は結構早く、9月ぐらいから開始された。街中には駅の出口付近に救急車を利用して臨時場所を設置し、多くの人にワクチン接種を促している。しかしながら、今年はインフルエンザ・ワクチンの需要大で、ロシア産ワクチンしかない。いつもだったらオランダ製のワクチンが出回るのだけど、なかなかピッチが間に合わないらしい。今後、欧州のワクチンが輸入されるかも不明だが、ロシアのワクチンはちょっとしたくないのが正直なところ。

どんどん寒くなって来ている中、免疫力も下がっていることだし、最もいい方法は、あまり余計なことをしないで家でゆっくり待機することだと思う。

参考記事:

●”Вернуться из-за границы и не получить штраф: инструкция по тестированию на коронавирус “(https://www.vesti.ru/article/2463571)

●”Сколько стоит тест на коронавирус в разных странах? ” (https://liktv.org/skolko-stoit-test-na-koronavirus-v-raznyh-stranah/)

ロシアの第2波-①

日を追うごとにロシアのコロナ感染数が増えてきている。グラフで見ると感染者数は5月のピークを超えて、一気に急上昇。そりゃー夏にみんなヴァカンスで浮かれ気分でソチへ行ったり、国内旅行をして、全然ソーシャルディスタンスも、マスクさえもしていなかったからこうなるよね、って今更騒いでもしょうがないような気がする。

先々週の金曜日に、通常だったら朝のラッシュ時である地下鉄に乗ったが、全然混んでなく、ましてや座れてしまったので、国営企業はもちろんだけど余裕のある企業の大半がリモートワークを導入しているのだなーと思った。しかし、友達にそのことを話すと、いやいや朝のラッシュアワーの地下鉄は普通に混んでいるよと言われ、何か違うなと思っていたが、先週に紫のラインで南にある駅を夕方のラッシュ時に利用し、人と人がぶつかりそうになるぐらいに、普通に混んでいて、なるほど地域によってこんなに階層が違うのだな、と納得。特に私が住んでいる地域は混雑しない地域だから、コロナ禍では朝と夕方のラッシュが他と比べて少ないみたいだ。

地下鉄の紫の線で南の方は、久しく使っていなかったけど、まだモスクワに来たばかりの時、текстильщики(テクシールニキ)駅にある会社に面接に行ったことを思い出した。駅は出稼ぎ風の人が多くて、ざわざわしている地域で、駅の近くにある市場は緑のテントで食品に緑色が反射していてソビエト風な、暗い冬の時期だったなーと、だいぶ昔の話ですね。

「ロシア第2波、新規感染が最悪に 厳しい経済制限は控える」共同通信:https://news.yahoo.co.jp/articles/34fe608e4759ca81bc1b7ea15d5250cf96c59411

パチパチ、カンカン

お昼過ぎの4時ぐらいに、家のヒーター管がパチパチと軽く弾ける音がしたり、カンカンと鉄が跳ね上がる?音がしたのですが、夜になるとなんと我が家にもセントラルヒーティングが付き始めました〜 わーい! 蒸気で伝えている、このほのかな温かさは本当に気持ちがいいのです。これで寒いお部屋も今年は終わり。ぬくぬく温かいお部屋ライフが始まりました〜

それにしても、なんで家の建物はこんなに遅かったのだろう。まあ、他にも色々工事やらなんやらで忙しい棟なので、そういうものかなって結論付けてます。セントラルヒーティング、ウラ〜(ロシア語で「やったー!」)

うちは未だです

COVID19のこともあり、セントラルヒーティングが今週から稼働しはじめているみたいです。しかし!うちは今のところ全然付く気配なし。周りでは昨日つき始めたとか色々ニュースが飛び込んできているけど、こちらは暖かくなるどころか今日はなぜか生ぬるいお湯がちょろちょろしか出なくなり、水の色も茶色くなるし、8月にあんなにメンテナンスがあったのにセントラルヒーティング機能で何か不具合がありましたか!?と、全くをもって突っ込みたくなるぐらいです。

関連記事:「В Москве отопление дали в 99% жилья」https://rg.ru/2020/10/01/reg-cfo/v-moskve-otoplenie-dali-v-99-zhilia.html?utm_source=yxnews&utm_medium=desktop