日別アーカイブ: 08/10/2021

モスクワで体験できるジョージア(グルジア)②

さてさて、前回の「モスクワで体験できるジョージア(グルジア)①」終盤にあった、細長い黄色やオレンジのカラフルな物体は何かと言うと、、、

”チュルチュヘラ”

というお菓子なのです。ヘーゼルナッツやクルミなどのナッツを1つの糸で繋ぎ、葡萄やキューウィなど果汁に潜らせてコーティングさせたもの。食べる時は一口大に切ります。ジョージアに行くと至る所で見るお菓子で、ロシアでも見かけます。美味しいチュルチュヘラは、できたてで、新鮮、そして果汁のジューシーさが感じられます。

さて、『ゲオルギエフスコエ・パドゥヴォーレ』カフェでジョージア料理をエンジョイした後、次に向かうのは、ジョージアの教会です。カフェから徒歩5分。

教会がある場所は「ジョージア(グルジア)の大通り(露:ул. Большая Грузинская) 」という道に所在しますが、先ほどのカフェが「ジョージアの小通り」だと、こちらは「大通り」にあるんですね。実は、この界隈は歴史的にジョージアとゆかりがある場所で、18世紀にジョージアのカルトリ国王ヴァフタング6世が亡命し、移り住んだところみたいです。ちょっと余談になりますが、更にベラルースカヤ駅やマヤコフスカヤ駅方面に500mほど歩くと、ジョージア生まれの有名な彫刻家ズラブ・ツェレテリ(Зураб Церетели)の作品、Friendship Forever monument (Дружба навеки)があります。

教会はお祈りが行われていましたが、そっと入場して中の装飾を見ることができました。(女性だったら頭をスカーフ等で隠して、男性だったら帽子等とりましょう。)イコンにはジョージア語のアルファベットが使われていて、まるでジョージアにいるみたい。厳かな雰囲気だし、お祈りしている人もいるので、ここでは写真は撮りません。その時の感動は、自分の心でシャッターをおろすのみに留めておきました。

教会の敷地内には、先ほど訪れた『ゲオルギエフスコエ・パドゥヴォーレ』カフェの教会店がありました。ここでも、同じくパンが買えます。

パンコーナーは1階。地下は同じくカフェになっています。こっちの店舗はもっと狭いスペースでコンパクトな空間になっていました。パン屋さんは教会の敷地内だからか、お店の人はもちろん、お客さんもジョージアの人たちで、言語もジョージア語が飛び交っていました。こちらもまるでジョージアにいるみたい。みんなお喋りに夢中になっていました。

パン屋さんの向いには、教会の必需品が売ってある、別のコーナーがあります。ジョージアの観光地に行くとよく見る、羊のふわふわ帽子とかコートが置いてありました。

 

以上、2回に分けて、モスクワで体験できるジョージアをご紹介しました。のんびりと、美味しいもを食べながら散歩が楽しめるコースとなります。モスクワ散歩は他にも見るところがたくさんあります。また、次の機会にご紹介したいと思います!