昨日、1週間後に始まる非労働日の詳細が明らかになってきました。モスクワは10月28日から前倒しで飲食店デリバリーのみの営業要請、商店やフィットネスクラブはクローズ要請、美術館や劇場は収容人数50%以下とQRコード提示、食料品店や薬局はそのまま営業可能ということで、ミニ・ロックダウンとなりそうです。今秋以降、コロナの状況がじわじわと悪化している状態で、非労働日のお知らせは約1週間前となりました。
さて、またお家でご飯や、宅飲みなどの機会が増えるかもしれませんが、今回モスクワにあるビール工場をご紹介します。
パィエハリー! (let’s go! )
ロシアで飲まれているお酒は、実はビールが1位です。スーパーマーケットには、1.5リットルのペットボトル入りビールが、どっかんと売られているほどポピュラーです。出所によって情報は様々ですが、2位はウォッカかワインが並び、4位以下はコニャック、ウィスキーその他。実際には、年齢を問わず飲まれているお酒はビール、中年層や田舎だとウォッカ、若い女性だとワインというのが、現地で見てとる様子だと思います。
今回ご紹介するビール工場の名前は、モスクワ・ブリューイング・カンパニー(Moscow Brewing Company )。土日にグループツアーが開催されており、1時間45分の工場見学&出来立てのビール試飲のコースがあります。参加料金は500ルーブル(約800円)とお手頃。
この、モスクワ・ブリューイング・カンパニー(以下MBC)は2008年に出来た新しい工場。製造しているビールは国産ブランドで有名どころだとジグリ(Zhiguli )、ハモブニキ(Hamovniki)、その他国際ブランドビールやエナジードリンク、夏によく飲むロシアの発酵飲料クヴァスなども作っています。
(↑工場の入り口付近。土曜日夕方の回を選んだので、外は真っ暗)
下の写真は、ハモブニキ(Hamovniki)のブランド。昔は中心街にあるレフ・トルストイ通り(パルク・クリトゥリー駅<парк культуры>付近)に工場がありましたが、2012年にクローズ。現在はこの工場で作られています。
(↑モスクワお馴染みのハモブニキ<Hamovniki>ビール)
ビールって水が命、モスクワの水で美味しいビールが作れるの?と疑問がありましたが、工場ではヨーロッパの最新機械が使用されており、高技術な濾過機でもってビール作りに適した水が作られているとのこと。生産キャパは年間8百hl(ヘクトリットル)。ヨーロッパで最大のビール工場、とガイドさんは言っていました。
(↑どこも最新のドイツの機械でピカピカです)
(↑オートメーション化で、働いている人は少ない)
さて、最後はお楽しみのコーナーです。施設のバーで4種類の好きなビールが試せます。サーバーでゆっくりと注いでくれていい感じです。唯一、食べ物がないので、持参でクッキーとかおつまみを持っていくといいかも。(しかし、そんな人はいませんでしたが。上級者向けです。)
下の写真は缶ビール?ですが、こちらジグリ(Zhiguli )のスペシャルバージョン。ビールの種類がたくさんあるので、ガイドさんのレコメンドをいただきました。ホップの風味がよく出ていて美味しかったです。
バーにはお土産コーナもあって、各ブランドのビールグラスなんかも販売されていました。試飲しながらお土産選びもいいのではないのでしょうか。
ツアーは基本的にロシア語。ロシア語が分からなくても、工場内を見るだけでかなり面白いです。暑いモスクワの夏にMBCを訪れるのもいいですね。
===================
Московская пивоваренная компания
(モスクワ・ブリューイング・カンパニー)
Medvedkovo駅からシャトルバス有り
サイト:https://mosbrew.ru/en/excursion/
*2021年10月現在の情報
===================
参考資料:”Россияне увеличили потребление алкоголя: вино и пиво вытесняют водку “(VESTI)https://www.vesti.ru/finance/article/2487137
“Розничная продажа алкогольной продукции за январь-ноябрь 2020 года” (Национальный союз защиты прав потребителей)http://8prav.ru/roznichnaya-prodazha-alkogolnoj-produktsii-za-yanvar-noyabr-2020-goda/
お歳暮 おつまみ セット ギフト 北海道 第一北海丸 北の匠味シリーズ 9種セット