用事で立ち寄った大学の構内に、新しいノー・コンタクトの消毒液スタンドを見つけました。
新しいとは言っても、特別凄いことはなく、手をかざすと消毒液が出てくるだけのものですが、アナログの消毒液ボトルに比べ、ノズルを手でプッシュしなくていいので衛生的かなと思います。箱の中の青光は照射機能があるのか、ないのか謎ですが、スタンドだけ見ると、とっても立派。
地下鉄などにもノー・コンタクトの消毒液スタンドが沢山あって、こういったところも結構モスクワ発展しているなと思うのでした。
資源大国ロシア。ガスやオイルが豊富な国ですが、色々なシーンで実はロシアは所謂エコで進んでいるんじゃないかと思います。
例えば、ポリバック。こちらだとレジバックは一時無料の時もありましたが、基本的に昔から有料だし、十数年前の留学時代では食堂でなんとプラスチックトレーとかスプーンやフォークもわざわざ一つ一つ有料で課金されていました。
日常の風景にて。モスクワの中心地キエフスカヤで電気バスがチャージしているのを見かけます。車体に”Это электробус(これは電気バスです。)” と大体的に書かれています。実際乗って見ると、走行中は静かでとっても快適。現在のところモスクワで600台強の電気バス が走っています。
上の写真のように、静かに電気バスがステーションで充電しています。荘厳な儀式の様。日本みたいな水素バスも近々登場する、とか。
かなり進んでいるモスクワなのです。
【参考記事】
“Группа ГАЗ” представила в Москве электробусы на водородном топливе:https://tass.ru/ekonomika/12315451
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海外生活が長いので、早々日本食が恋しくなることはないのですが、コロナ禍で長らく日本へ一時帰国出来てないこともあり、日本食が食べたい!なんてことがたまにあります。(今まで、全然ロシア料理で足りていたので、自分でもびっくりではありますが。)
実はモスクワって、それなりに満足できるような日本食屋さんが結構あるのです。もちろん、日本で食べる日本食が一番ですが、コスパやメニュー展開の面白さをチェックすると、欧州のそれよりもかなりいけているんじゃないか!?と、個人的には思います。
今回は、Corner Сafeという、元々はフランスで活躍されていた日本人の方が展開しているご飯屋さんへ行きました。
それでは、パィエハリー! (let’s go! )
場所は新アルバート通りの、ちょっと奥まったところにありますが、看板があるので、ちゃんと地図を見れば見つけやすいです。お店の入り口はちょっとしたオフィス受付の脇にあります。
お店の中は、近くのオフィスに勤めている人たちで沢山でした。ちょっとした隠れ家的な場所で素敵なところです。お店の店員さんもいい感じの優しい人。
平日だったらランチメニュー(12時〜16時)があって、私はスープorサラダ+メインのコースを選びました。それぞれのカテゴリーから味噌汁とかベトナム料理のフォーとか色々選べるのですが、結構お腹が空いていたので店員さんオススメのボリューミーコンビネーションである、餃子スープとカレーを選びました。
手作り感たっぷりのホッとする餃子スープでございます。スープでも、かなりボリューミーでした。
こちら、メインのカレーライス。餃子スープと同じくボリューミー。そしてお茶もついてきて、お値段はなんと400ルーブル(約600円弱)。地元のロシア人をターゲットとしているからリーズナブルだけど、メニューの完成度はかなり高いです。
その他にもサラダやデザートがついてくるセットメニューとか、 ランチ向けスペシャル・ラーメンメニューなどがあったり、何度も行きたくなるようなメニュー展開。
10年前だと、こういったカジュアルにご飯を食べるところはスタローバヤ(食堂)が王道で、外食したいなと思ったら高級なレストランが殆どだったけど、今はこんな気軽に入れる日本食料理屋さんがあって、モスクワは着実に発展していっていると思うのでした。
ロシアに住んでいる方だけでなく、その周辺の海外に住んでいてモスクワを訪れる機会がある方にも、お勧めする場所です。
Corner Cafe&Kitchen (コーナー カフェ&キッチン)
https://cornercafekitchenmsk.com
https://www.facebook.com/cornercafekitchen/
モスクワに2店舗展開
*場所、営業時間、ランチタイムはサイトでご確認ください。
モスクワの中心街に「プーシキンスカヤ」という駅があります。この駅は1箇所に、それぞれ違う名前の駅が3つ(「トベルスカヤ」と「チェホフスカヤ」)が集結していて、他の線に乗り換えたい時に結構お世話になるハブ地点の駅です。
モスクワの地下鉄は本当に美しい。それぞれの構内はテーマがあって芸術です。モスクワライフは忙しくて、時間に追われて駅の構内をさささっと歩くときもありますが、いつもこんな美しい芸術が毎日近くにあるなんて、贅沢な生活の一部なんだなと思います。
プーシキンスカヤ駅はその名も通り、ロシアの文豪の一人「プーシキン」にちなんだ駅です。
駅構内の壁にはプーシキンの銅像があります。
そして、駅の乗り換え構内にはこんな電子書棚があります。モザイク風に作られたバーコードを携帯にかざすと、プーシキンや、チェーホフなど名作集をオンラインにて無料で読むことができます。
QRコードで実際に飛ぶサイトはこちらになります→ Главная – Библиотека Московского метрополитена
この電子書籍は、電車の通勤中に読めるように10分、20分、30分で読めるような作品をカテゴリーに分かれていて、かゆいところに手が届くサービス。ロシア語に触れる機会が益々増え、語学が更に上達するかも!?です。(ロシア語は本当に難しいのでそう簡単に上達はできない私ですが。。)
資料:”В московском метро появилась виртуальная книжная полка с портретом Пушкина” (07.12.2018) https://ria.ru/20181207/1547570594.html
さてさて、前回の「モスクワで体験できるジョージア(グルジア)①」終盤にあった、細長い黄色やオレンジのカラフルな物体は何かと言うと、、、
というお菓子なのです。ヘーゼルナッツやクルミなどのナッツを1つの糸で繋ぎ、葡萄やキューウィなど果汁に潜らせてコーティングさせたもの。食べる時は一口大に切ります。ジョージアに行くと至る所で見るお菓子で、ロシアでも見かけます。美味しいチュルチュヘラは、できたてで、新鮮、そして果汁のジューシーさが感じられます。
さて、『ゲオルギエフスコエ・パドゥヴォーレ』カフェでジョージア料理をエンジョイした後、次に向かうのは、ジョージアの教会です。カフェから徒歩5分。
教会がある場所は「ジョージア(グルジア)の大通り(露:ул. Большая Грузинская) 」という道に所在しますが、先ほどのカフェが「ジョージアの小通り」だと、こちらは「大通り」にあるんですね。実は、この界隈は歴史的にジョージアとゆかりがある場所で、18世紀にジョージアのカルトリ国王ヴァフタング6世が亡命し、移り住んだところみたいです。ちょっと余談になりますが、更にベラルースカヤ駅やマヤコフスカヤ駅方面に500mほど歩くと、ジョージア生まれの有名な彫刻家ズラブ・ツェレテリ(Зураб Церетели)の作品、Friendship Forever monument (Дружба навеки)があります。
教会はお祈りが行われていましたが、そっと入場して中の装飾を見ることができました。(女性だったら頭をスカーフ等で隠して、男性だったら帽子等とりましょう。)イコンにはジョージア語のアルファベットが使われていて、まるでジョージアにいるみたい。厳かな雰囲気だし、お祈りしている人もいるので、ここでは写真は撮りません。その時の感動は、自分の心でシャッターをおろすのみに留めておきました。
教会の敷地内には、先ほど訪れた『ゲオルギエフスコエ・パドゥヴォーレ』カフェの教会店がありました。ここでも、同じくパンが買えます。
パンコーナーは1階。地下は同じくカフェになっています。こっちの店舗はもっと狭いスペースでコンパクトな空間になっていました。パン屋さんは教会の敷地内だからか、お店の人はもちろん、お客さんもジョージアの人たちで、言語もジョージア語が飛び交っていました。こちらもまるでジョージアにいるみたい。みんなお喋りに夢中になっていました。
パン屋さんの向いには、教会の必需品が売ってある、別のコーナーがあります。ジョージアの観光地に行くとよく見る、羊のふわふわ帽子とかコートが置いてありました。
以上、2回に分けて、モスクワで体験できるジョージアをご紹介しました。のんびりと、美味しいもを食べながら散歩が楽しめるコースとなります。モスクワ散歩は他にも見るところがたくさんあります。また、次の機会にご紹介したいと思います!
今、自由に海外旅行はできませんが、今回はモスクワで、ちょっとしたジョージア(グルジア)旅行が体験できる場所を、2回に分けてご紹介します!
一つ目の場所は、その名も「ジョージア(グルジア)の小通り(露:Малая Грузинская улица) 」という道にあるカフェです。お店の名前は『ゲオルギエフスコエ・パドゥヴォーレ (Geo rgievskoe Podvore) 』。
ということで、パィエハリー! (let’s go! )
お店の中に入ると、レジ近くに持ち帰り用のジャムとか、ジョージアの香辛料、チーズ、お惣菜などがたくさんあります。店内でカフェする前に、色々買ってしまいそうです
こちらは、コーヒー(Кафе на Песке)。トルコ・コーヒーみたいだけど、ジョージアでもこうやってやるのかな? 以前にトビリシへ旅行した時は、ワインしか飲んでなく、煮出しコーヒーには遭遇しなかったけど、東京にあるジョージア・レストランではこの煮出しコーヒを出していたので、もしかしてあるのかも。この、熱い砂の中でくるくるコーヒーを煮出すパフォーマンスは、レジの近くでやってくれます。↓
『ゲオルギエフスコエ・パドゥヴォーレ』はカフェといえども、ジョージア(グルジア)料理を出しています。今回はチャホフビリ(Чахохбили)というチキンとトマトを煮込んだ伝統料理と、ジョージア料理といえばヒンカリ!なので羊肉のヒンカリを注文しました。ヒンカリはジョージア風の肉まんか、大きな水餃子みたいなもので、中は豚肉とかチーズとか色々な種類があります。注文で注意したいのが、ヒンカリは通常ミニマムオーダーが3個からとか5個とかになっていること。1個だけの注文は断られるところが多いです。
もうこれだけでお腹いっぱい。ジョージア料理はこの他にもハチャプリ(ピザみたいなもの)や、最近日本でも輸入されているシュクメルリ(ホワイトソースとニンニクで煮込んだ鶏肉料理)など、美味しい料理がたくさん。
お店はカジュアルスタイル。多分、働いている人もジョージアの人。チャホフビリだけを注文したつもりが、いきなりシュクメルリも一緒に出てきて、度肝を抜く旅気分な感じです。そして、ロシア人の子供達が店内ではしゃぎまくっていて、始めはお店の人やお母さんに注意されていたけど、引き続き追い駆けっことか戦争ごっこをしていて、みんな注意するのも疲れてスルー。なんとも寛容な雰囲気でした。
そして、店内にはジョージアのお土産コーナーもあります。いつも商品があるわけでなく、在庫があったら、という展開になっているみたいです。
モスクワには本当にたくさんのジョージア・レストランがあって、モスクワで高級なところだと有名どころでシノーク、ゲナツヴァレ、ウ・ピロスマニ等があります。 今回は次にご紹介するところもセットにした散歩コースとして、『ゲオルギエフスコエ・パドゥヴォーレ』をご紹介しました。
さて、問題です。これはなんでしょうか? ↓
答えは次回の②にて〜
【お店の情報】
『ゲオルギエフスコエ・パドゥヴォーレ』Georgievskoe Podvore/Георгиевское Подворье
住所 : Malaya Gruzinskaya Ulitsa, 20/13
最寄駅:Krasnopresnenskaya駅、Ulitsa 1905 Goda駅、Barrikadnaya駅
サイト: https://www.facebook.com/georgievskoepodvore/
【その他の有名高級ジョージア・レストラン in Moscow】
ゲナツヴァレ:https://genatsvale.rest
ウ・ピロスマニ:http://www.upirosmani.ru
シノーク:https://shinok.ru