年別アーカイブ: 2023年

バレエな1ヶ月②

さてさて、どうして前回のタイトルが「バレエな1ヶ月」かというと、11月の末にヴェローナで YGP(Youth Grand Prix)ヨーロッパという国際バレエコンクールが行われていて、くるみ割り人形と続きこのコンクールを覗くことができ、バレエ三昧な月だったからです。

事前知識はなく、たまたま劇場を通りがかりその存在を知りました。場所はフィラーモニコ劇場(teatro filarmonico ) というアレーナ円形劇場の近くにある劇場です。

ヴェローナって小さい町なのにNuovo Teatro(新劇場)とか、ローマ劇場とか沢山劇場があるんですね。フィラーモニコ劇場はよくオーケストラが公演されているイメージですがオペラとか劇とか色々開催されているのかな、そこら辺はディスカバーしていないので分かりません。

↑ここが入り口。YGPの張り紙が。華奢な人ばかり劇場に入ってくるので、なんだコレはと思ったらバレエコンクールでした。

会場を入るとすぐに、グリシコ(Grishko)の露店が設置されていました。ここで買うと10%ディスカウントになるそうです。バレエは全然苦詳しくないけど、モスクワでバレエをやっていたお友達がバレエグッツといえばグリシコだよと、色々教えてくれたな。

コンクールは自由に入れるので、少しだけ鑑賞しました。将来のプリマを目指して!、ですね。私が入場した時はコンテンポラリー・ダンスっぽいのが多かったです。

前回のブログで、イタリアではバレエというと、ミラノのスカラ座が有名だと書きましたが、j実はイタリアにロベルト・ボッレ(Roberto Bolle )という、すごいバレエダンサーがいます。

ボッレは男性ダンサーでして、クラッシックもモダンもなんでもこなす、イタリアでは超有名な人です。ヴェローナでは恒例だと、野外オペラが始まる夏ごろに、アレーナ円形劇場でロベルト・ボッレが公演する時期があります。2年前のコロナがまだ少し残っていた時に、彼のバレエを初めて見たことがあり、とても感動しました。

↑舞台から遠い席だったけど、ボッレの鍛え上げられた筋肉、且つその演技力を見ることができました。素晴らしいバレエでした。

ということで、別にバレエの専門家でもなんでもないけど、たまたまバレエを沢山見る機会があり、つらつら書いてみました。

(終)

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旅の指さし会話帳6 イタリア[第三版]

バレエな1ヶ月①

個人的には気分はお正月モード。ちょっと早いけど、ヴェローナでバレエが数日だけ公演されたので、くるみ割り人形を見てきました。恒例で毎年クリスマス近くになると2〜3日だけ、地元の劇場でバレエが講演されます。

ここ2年間の観察だと、11月に地元バレエスタジオ2日間、12月のクリスマス前にルーマニアからバレエ団を招聘して1日公演がある形で、ロシアのようにお正月は毎日バレエが公演される、という訳ではありません。お値段は安い席で30ユーロ、高い席で50ユーロほどします。

去年はクリスマス前に白鳥の湖を見に行ったのですが、モスクワでバレエを普段から観劇していたせいか知らないうちに目が肥えてしまい、ルーマニアのバレエは体格が良く、白鳥がドスンな着地だったので、かなり違うものを見てしまった感がありました。でも、こうやって白鳥の湖を地元で見せてくれるのでありがたいのです。ちなみに「白鳥の湖」はイタリア語で Il lago dei cingiというそうです。白鳥の発音はイタリア語でチンギ。イタリアっぽい響きで良いなと。

さて、本題の今年のバレエはこちら。11月に公演される地元バレエ・スタジオ(Balleto di Verona)によるくるみ割り人形です。会場はTeatro Ristoriという最近改装が完了した劇場。

この劇場の何か良かったというと、2階にバーコーナーがあって、開演前にちょっと早く来て、カウンターでゆっくりできることです。

↑先ずはシャンパン、と言いたいところだけど、この日はまだ暑くてヴェネト州発祥のスプリッツを頼みました。4ユーロと良心的なお値段。

↑劇場のバーは置いてあるお酒に地元の赤ワイン、ヴァルポリチェッラも取り揃えてあって、流石ヴェローナ。

さてさて、肝心のくるみ割り人形ですが、アットホームな感じの内容で、去年のルーマニアバレエよりも断然良かった、というのが感想です。

↑劇場の様子。この日は満席でした。

ピエロは昔ロシアの岩田守弘さんを見てしまっているので、やっぱりピョンピョン力は岩田さんがすごかった、と思い返しましたがヴェローナのバレエも爽快にジャンプで良かったです。何より一番目を引いたのはプリマ。華奢でピシッと決まっていて尚且つ優雅で際立っていました。後から知ったのはなんと日本人の方でした。こんなの頃でも日本人が活躍され嬉しいですね。

↑カーテンコール

ちなみにチャイコフスキーの曲は録音で流れています。劇場は小さいので、オーケストラのスペースはありません。

2日といわず是非、頻繁に公演してほしいけど、ここはヴェローナですし仕方がないですね。イタリアではミラノのスカラ座がバレエで有名だそうです。ヴェローナはオペラだったら聴く機会が沢山あります。オペラ好きにはたまらないですね。

ということで、こうやってお正月の雰囲気を味わうことができる機会があることだけでも大変満足な夜でした。

→続く

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旅の指さし会話帳6 イタリア[第三版]

お知らせ

来週、1週間だけ日本へ一時帰国することになりました。

週末に東京でデグステーション会をするので、もしご興味のある方はこちらのサイトより公式LINEをご登録ください。追ってテーマや場所等の詳細を公式LINEにてお知らせします。

ゆるい感じになると思うので、皆様の暖かい応援をよろしくお願いします。

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旅の指さし会話帳6 イタリア[第三版]

ソムリエの学校 AIS

中心街にクリスマスマーケットが常設されたり、なんだかあっという間に年越しな雰囲気で焦ってしまう今日この頃。

秋からソムリエの学校にも行き始め、あれもこれもと時間に追われてブログの更新がご無沙汰になってしまいました。

別に将来ソムリエになるわけじゃないけど、折角の機会なのでイタリアのソムリエコースに通うことにしました。AIS という有名なソムリエ協会とそこから派生したFISARという学校が地元にあるのですが、家から近いFISARは申し込み人数の定員を越して受付締め切り、ちょっと遠いけど空きの枠があったAIS に行くことにしたのです。

学校は1週間に1回程で、全コースで15回の授業があります。お値段は650ユーロ(今の為替だと約10万円! 円安ですね。)。授業は夜の8時半から始まり11時に終わるので時間的にちょっときついですが、中身を開けてみたら、面白い内容なのです。

場所はデグステーション用の部屋でやるのではなく、普通のホテルの会議室を貸し切って授業が行われます。なので入学すると、教科書とワイングラスが入ったケースバックが支給されます。

↑このバックを毎回持って授業に臨みます。この日はビールについての授業だったのでグラスにアワアワが残ってます。

講義室は60人と満員。特にヴェローナはワインの町なのでソムリエの勉強をするのがとっても人気みたい。

デグステーションでチョイスされるワインも地元のワインが多く、その土地の文化に根ざした内容ですごいなと毎回感心です。次のレベルになるとフランスのワインの取り扱いがもっと増えるみたいです。ちなみに言語はイタリア語で行われます。

講義をするソムリエの先生は、日中は普通の会社員だったり、ワイン醸造家のエノログの人だったりと様々なバックグランドを持った人たちで、とにかく普段からワインの文化に溶け込んでいる人たちばかりなので、流石イタリアだ、とこちらも毎回感心するのです。

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旅の指さし会話帳6 イタリア[第三版]

 

秋だけど

収穫シーズン開始。

9月なのに昼間の日差しが強くて暑い。

 

 

 

 

 

 

 

↑こんなところに蝉の抜け殻

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旅の指さし会話帳6 イタリア[第三版]

アルメニア滞在

今回イタリアに戻るのに、アルメニアのエレバンを経由しました。

↑エレバン共和国広場

今はロシアから欧州への直行便がないので、中継地としてトルコや中東がメジャーですが航空券がとっても高いのです。そんな中、最近アルメニアがハブ空港の一つとして使われています。これまで私はトルコ経由を多くして飽きたのと、普段とは違ったルートで値段が比較的安いという理由からアルメニアの首都、エレバン経由をを選びました。

エレバンを訪れた友達の旅行話や、知り合いのロシア人とアルメニア人カップルから二人ともキリスト教でアルメニア使徒教会というのがあるのを以前にに聞いたことがある等などから、アルメニアには興味がありました。そういえば、モスクワの南にエレバン・プラザという名前のショッピングセンターがあったな。

エレバンの市内観光は、空港での乗換え時間が6時間と中途半端だったので、もしチャンスがあればできればいいなくらいに思っていました。

モスクワからエレバン、エレバンからヴェネツィアの航空会社が違うので、一旦エレバンへ入国しもう一度チェックインをします。

そしたら、すれ違いざまのにタクシーの運転手さんが乗換え時間があるなら市内観光はどうか、と売り込みされました。

その売り込みがしつこくなかったのと、事前時ネットでチェックしていたタクシーの値段と、観光相場が言い値と大体合っていたのでGOです。

半日の観光で4000ルーブル、もしくは現地通貨で1700ドラム。手持ちに現金がありませんでしたが、ATMでロシアの銀行カード・ミールで現地通貨を引き出すことができました。

↑タクシーの運転手さんが紙幣を細かくしてくれるのを手伝ってくれる

ちなみにアルメニアもインフレがすごいので、去年のサイト情報なんかをみていると価格が全く違うのでなるだけ最新の情報をチェックしたほうが参考になります。

それでは、市内へLET’S GO!

空港を出るとすぐに、Karas wine というワイナリーのモニュメントがあります。アルメニアというとアララトという山をモチーフにしたブランデーが有名ですが、最近ワインにも力を入れています。アルメニアのブランデーはロシアでアルメニア・コニャックとも言われています。ブランデーにしてもワインにしてもブドウが原料ですね。

↑道の真ん中に大きなモニュメント。Karas はアルメニアでも大きなワイナリーです。

さてさて空港から市内までの所要時間はタクシーで20分ほどです。運転手さんが効率よく数ある観光スポットへ連れて行ってくれます。市内は観光客とか地元の人で賑わっていました。小さい街だけど雰囲気はオープンな感じで、ロシア帰りだったからか何となく自由な空気がしました。

街の中に水飲み場があって、結構みんな飲んでいました。運転手さん曰く、水質は良いみたいです。

↑エレバンは山に囲まれていて、運転手さん曰く水が豊富とのことです。

ロシアのラップ歌手が経営しているBlack Star Burgerがありました。ハンバーグ屋さんですね。エレバンは百万人都市。ロシアの資本も結構進出している模様です。

こちらはアルメニアのバーガーキング。アルメニアの文字はこんな感じ。

次の飛行機もあるので、なるだけサクッと市内を見たかったのですが、運転手さんがくまなく市内の観光スポットを見せてくれました。

↑Yerevan Cascade エレバン・カスケード。アレクサンドル・タマニアン (Alexander Tamanyan)という建築家が構想した巨大なカスケード。階段は572 段有る。

エレバン・カスケードはエレベーターがあるみたいですが上の方に登りませんでした。次のフライトがあるのでなるだけ体力を消耗しないように、下から見るだけにしておきました。それにしても大きなカスケードです。

街の中を歩いていると、建築物がソビエトっぽいような、ネオクラッシクのような、色々な要素が混じっていて、建物に使用されている石は多分地元の石なのか茶色にピンクがかっているというか、独特で面白かったです。

次のフライトは深夜なので早めに夕飯を。散歩途中にあって美味しいお勧めの軽食屋を運転手さんに教えてもらいました。食べるときも終始運転手さんが同行してくれてサポートしてくれました。途中ガイド的なこともしてくれるし、なんか不思議な個人ツアーです。

↑お肉や野菜を入れて、所謂シャウルマです。

日も暮れてきたし、渋滞があって遅れたりしたら嫌なので、十分時間に余裕を持って空港に向かいました。

ほんの3時間の観光でしたが、エレバン市内を訪れて楽しかったです。小さい街でのんびりしていて、でも観光スポットは結構あるし、コーヒーを一杯したくなるカフェもあったり、そういえば本場のアルメニア料理も試して見たかった!ということで、またいつかゆっくり訪れてみたいです。

今回観光兼タクシーを使ったので、それなりに交通費はいい値段しましたがシャトルバスを使えば市内まで1ユーロという情報もあったのでバックバッカー的に旅行もできるかもです。何よりエレバン・カスケード周辺はカフェとか小道があって、車より徒歩で散策するのがベターだなと思いました。

ちなみにアララト山は曇っていてよく見えなかったです。

(終)

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旅の指さし会話帳26 ロシア(ロシア語) 旅の指さし会話帳シリーズ

追記:map

ロシアに行ったことがない人は、ソチ(SOCHI)?クラスノダール(Krasnodar)?といわれてもイメージが湧かないと思うので、地図を載せておきます。

Source: Google Maps

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モノロフォト in Sochi

モノローグフォト in Sochi

↑ソチと今回訪れた日本庭園があるクラスノダールを結ぶ電車「ラスタチカ」の車窓より。朝早い便だったので、皆んなねむねむ。

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日本の風景 in クラスノダール(ロシア)⑤

最終回のクラスノダールの日本庭園を訪れるの巻です。

前回の記事はこちらです→日本の風景 in クラスノダール(ロシア)④

お昼過ぎに日本庭園へ来ましたが、見応えのある内容なので半日ここでゆっくり過ごすこともできるな、と思います。

これは何かのパワースポットかな、大きな石に水が沸いているモニュメントです。椅子に座ってゆっくり、石の頭から流れる水を物思いに更けながら鑑賞するのもいいですね。

紫陽花かな。夏の季節だけど結構長居して、太陽が傾いてきました。

手入れされた盆栽。両手にポコポコした緑の塊を持っている人みたい。

自由に入れる畳部屋もあります。ここで座禅とかヨガとかするのかな。

 

庭園は夕方に入場がクローズして、退園は23時半。夜のライトアップもとっても綺麗で、夜まで残っている友達の写真を見せてもらいましたが、本当に絵になる場所です。小川や池、滝、日本っぽい植物、建物、モニュメントなどなど、一つ一つのディテールがこだわっていて、大きな庭園なので終始感動してしまいました。

現在、ロシアから日本行きの直行便はありませんが、現地では日本の芸術や日本の文化が人気です。物理的に遠くなって一般市民は日本へ簡単に行けなくなったけど、このように日本を近くに感じさせてくれる場所があります。

クラスノダールにある日本庭園のサイトはこちら→Японский сад

帰りはバスよりもタクシーがオススメです。バスだとかなり待たなくてはいけなかったり、乗り換えがあります。

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日本の風景 in クラスノダール(ロシア)④

世間の関心事は他のことだけど、こちらは前回の続きでクラスノダールにある日本庭園を訪れるの巻です。

庭園は入場制限がしてあるから、混んでなく、のんびり過ごすことができます。こちらはお寺っぽい内装を備えた赤い塔です。

 

砂も綺麗に引いてあって、毎日砂の手入れをしているのかな。金ピカだけど仏像様でしょうかお釈迦様でしょうか、この塔に入った時に多くの人が珍しそうに記念写真を撮ったりして観覧していました。まるで別世界にいるような空間です。

 

子供がいたずら書きをしたのかな。

さらに庭園を散歩し続けると、お能舞台がありました。着物を着たマネキンが置いてあるけど、いつかここでお能や狂言をするのかな。後座から左奥へ伸びている長い廊下の橋掛りもあるので、かなり本格的な舞台。

そして、お能舞台は小川が通っていて、鯉がたくさん泳いでおります。人面魚を探して見たけどいませんでした。鯉さんたちは何処から来たのかな。

滝が所々いくつかあって、マイナスイオンを感じます。

こちらは更に園内をブラブラすると、こんな新しい建物だけど古民家っぽいものが。誰かが住んでそうな立派なお家です。

 

ーーーー>>>> まだまだ続く

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