さて、前回の続きで「クラスノダールにある日本庭園を訪れる」の続編です。
やっと入れた日本庭園、そこはまるで日本にいるような異世界が広がります。
こちらはトイレの入り口。何かの茶室だと思って用事はないのにトイレに迷い込んでしまいました。
石畳の道、添水、細部に渡り日本の要素がたくさんです。
奥の方に赤い五重塔のような建物が見えます。
こちらは上から俯瞰した写真。日本庭園が一望できます。左に写っている豪華な建物は日本食レストラン。事前の予約はマストで、かなり人気だそうです。
高台からの風景は、ここから撮影しました。清水寺風といったところでしょうか。
実は庭園内にあるレストランの予約をしてデポジット(2000ルーブル)を払うと、庭園に入場するための電子チケットをできます。つまり私が入場したあの大変なプロセスを経ないで、列に並ばなくてもVIP入場のようにすいすい庭園に入れるのです。ただ、日本庭園の日本レストランはすごく高いし、メニューもまあよくあるようなミシュラン風だったので、この楽々な入場方法はパスしました。
ということでランチは庭園にある「喫茶店」に行きました。ここがかなりヒットです。入り口はこんな感じ↓ 何もかもが日本風です。
「喫茶店」、つまりロシア語でカフェ(КАФЕ)ですね、に入るとお持ちの和菓子がずらりと売られていました。
茶道に使う和菓子風な。実際に日本庭園では茶道教室なんかも開催されています。(サイトで事前予約が必要。)多分、茶道ではこの和菓子が使われるんだろうな。
店内は1階と2階からなっていて、こんな様子です。できたばかりなので、家具も新しい。
お餅の和菓子は手作りです。海外では「モチ(МОЧИ, MOCHI)」が流行っていますね。イタリアでもよく聞きました。ただ、日本みたいにお醤油をつけて食べる餅ではなく、スウェートの意味合いで「モチ」がよく使われますね。雪見だいふくみたいな感覚でしょうか。
テラス席も盆栽や庭園が見えて、ナイス・スポットです。
ランチはカツサンドを頼みました。お値段は550ルーブル(約850円)。カツサンドは常備してあるわけでなく、時間ごとに作った分だけ置いてあるので、週末はすぐに売り切れてしまうとのこと。私が行った平日も、お昼に出したカツサンドが売り切れて、次に作るまで約1時間ぐらい待ちました。しかし、こちらも待った甲斐があった! カツたっぷり、野菜たっぷり辛子がきいて、いままで日本で食べたカツサンドよりもおいしかった。ロシアにいてこのクォリティーびっくりです。
「喫茶店」にはちゃんと抹茶飲料も取り扱って、さすがです。イタリアだと緑の飲み物や食べ物はピスタチオなんで抹茶ってそこまで人気じゃないんですね。ロシアの方が日本やオリエンタルな食に対する好奇心は断然高いように思います。
参考までに日本庭園内にある「喫茶店」のリンクはこちら→kissaten coffee
ーー>>>日本庭園の散策はまだまだ続く
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