あれこれ日記 in Moscow*。」カテゴリーアーカイブ

明日で9月、夏はまだまだ続く

今日は30度まで暖かくなるとの予報で、結局28度まで気温が上がって柔らかな暖かさで、でもちょっとモワって湿気があるような、とにかくいい天気でした〜

今年は暖かくて本当にいい年です。

夕方は近くの公園でのんびりサイクリングをしました。

葉っぱはちょっと色がつき始めて、もう夏も終わりなんだなーと、風景を眺めながらサイクリング。

いつものマウンテンバイクです↑ いつもレンタルですが、今回はシートが多いくて乗りやすかった。

ぬぬ、ちょっと不気味なきのこ。キノコ狩りの季節ですね↑ (これは毒キノコだと思うので、要注意。)

白樺の葉っぱが、ちょっと色づき始め、風が吹くとさらさら〜と揺らめき綺麗です↑

 

特に市内で、電動キックボードに乗っている人を見かけます。レンタルにしかり、所有しているものにしかり。車輪があるものに、えいやって電動にすれば、何でも馬力がアップして動いてしまう。あんな小さいボードに何の苦もなく、ものすごいスピードで走ってしまうのですね。人混みをくねくね避けて、人に当たりそうにながら走っているのをよく見かけるのですが、交通ルールがない分結構危ないですね。

でも、最近レンタル電動キックボードがすごく普及しているので、今度大きい公園で、人の迷惑にならないところで試してみたいと思う、今日この頃でした。

(おしまい)

今日は坂本先生

今日は、坂本龍一の「Premiere. Ryuichi Sakamoto: async Live at the Park Avenue Armory」という映画上映形式によるコンサートを見てきました。

坂本龍一というと、学生の頃にYMOのイエローマジックがすごく流行って聴き馴染んでいたし、色々な映画の曲にも携わっているし、昔J-waveラジオで教授の娘さんである坂本美雨さんの番組をよく聞いていたから、私にとってはとっても身近なアーチストです。ロシアでは「リューイチ・サカァモトー」でツゥ〜な人の間では結構知られていると思います。

映画会場は、私の好きな「Garage museum」。昔、アーティストの村上隆展がやっていて、すごく面白かった。今回は夏ベランダで映画イベントを開催していると聞いて、坂本龍一の作品も面白そうだったのでチケットを購入したら、夏ベランダじゃなくて「Garage museum」自体の建物中にあるミニシアターで開催でした。

「Premiere. Ryuichi Sakamoto: async Live at the Park Avenue Armory」を見ての感想は、教授は音そのものを楽しんでいるんだな〜と思いました。グランドピアノ、電子ピアノ、シンセサイザーとかあらゆる楽器を使いこなして、音を紡ぎ出しているのを見て、聞いて、感動。小さいコンサート会場では、教授自体がオーケストラの指揮者みたいな、音の総合プロデューサーに見えました。

等身大のガラス?かなにかの壁を、バチで叩いたり、こすったりして出た音が結構面白かった。どの音にも教授の魂がこもっていました。

映画鑑賞中、ロシア人の観客が携帯で写真撮ったり、ビデオとったりして、うう、なんだそりゃと思いましが、こういう観客はここではよく見るので、まあ、しょうがないですね。なんでか知らないけど、既に上映が始まっているのに、20−30分遅れて入場してくる人が、今回すごく多かった。

映画を見終えて帰るころの夜の8時半は、外がうっすら暗くなっていたので、8月で夏が終わりなんだなーと、寂しい気分でした。今週は一気に気温が15度ぐらいになって、今日はダウンを着ていました。寒いですね。冬の足跡が聞こえてきます。

 

 

↑「Garage museum」の夏特設映画館。今回はここの上映ではありませんでした。

 

 

↑ いつみても、ここからの風景は壮大で綺麗ですね。ここが人口1200万人の大都市モスクワです。

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「Garage museum」で今回見た映画:

“Premiere. Ryuichi Sakamoto: async Live at the Park Avenue Armory”  https://garagemca.org/en/event/premiere-ryuichi-sakamoto-async-live-at-the-park-avenue-armory

本場の冷麺 コリョ

モスクワに北朝鮮のレストランがあります。その名前は「コリョ」。先日、久しぶりにアジア料理好きの友達と行ってきました。

場所は建物のちょと奥まったところで地下1階にあります。初めての人には分かりづらいかもです。

地下に続く階段を下っていくと、北朝鮮の雰囲気がしてくるので、いつも入店にはドキドキします。でも入ると普通ですのでご安心を。

さてさて、夏は冷麺! もちろん本場の冷麺なので、もちもちしていてとっても美味しいです。

↑冷麺と焼肉。白いキムチもあります。

メニューにカレーもあります。昔私より年上の日本人の人と来た時、昭和のカレーライスのような懐かしい味だとよく言っていたのを思い出します。多くのメニューはすごく辛いっというのではなく、ちょっと辛め程度の、優しい辛さ加減だな、と個人的には思います。

今は夏!ということで、サービスのスイカが出て来ました。メニューはお財布に優しい値段設定です。

お店のウェイトレスさんは、ミニスカを履いた素朴で綺麗な女性が働いています。ロシア語もぺらぺらです。とっても綺麗だからといって一緒に写真を撮ってもらうのはアウト。断られます。ウェイトレスさんの写真はNGなので、ご注意を。

この日の店内は、カップルやアジアからの留学生客もいました。割りかし静かな雰囲気です。

お店は昔長らく休店をしていたこともあるので、訪れる際はサイトや電話でチェックすることをお勧めします。

場所:Ulitsa Vavilova, 1, Moscow   “Корё”    Tripadvisorのページ

 

アメリカンスタイルなロシア

昨日、8月1日から映画館の再営業が始まりました。(ちなみに同じく、国際線も以下3カ国に限って、運行が開始になりました。該当国は英国、トルコ、タンザニア、、です。)

メディアのアンケートによると、約70%が家で映画鑑賞する方がいいと回答しているみたいです。飲食店と同じく、映画館も感染拡大の予防をしなければならず、お客さんは1〜2席ほど間隔をとって着席しなくてはいけないみたいです。(マスクはしなくてもいいとか、とあるメディアはいっていたが、やはり室内なので商店へ入場するときのように、映画鑑賞中もマスクしなくちゃいけないでしょ、って思った。)

大きなスクリーンで映画鑑賞できるとしても、密閉された映画館はやっぱり換気とか人が掛けた席とか手すりとか気になりますよね。

そこで、もし車があったらトライしてみてもいいなーと思うのが、車から映画を鑑賞する”ドライブシアター”。モスクワにもあるんです。前回、ブログにも書いたオープンタイプのクルージングに続き、3密を避けることが出来るエンターテーメントとして良いなと思うんです。

市内にドライブシアターはいくつかあって、モスクワで初代とされるAutokinomsk。値段は1台につき900ルーブル(約1300円)。映画の音は、車のラジオカーか何か使って、車内のスピーカーで聴けるらしい。

これだったら、3蜜も避けられ、気兼ねなく車内でポップコーンとかジューズを飲みながら、いつもと違った雰囲気で映画が楽しめますね。

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Autokinomsk: https://autokinomsk.ru (instagram https://www.instagram.com/autokinomsk/)

その他のドライブシアターについて:”Автокинотеатры Москвы и Подмосковья: новый досуг в новой реальности” https://zen.yandex.ru/media/edem_vse_vmeste/avtokinoteatry-moskvy-i-podmoskovia-novyi-dosug-v-novoi-realnosti-5f0aed9bdd94e3064044615b

Other source: “Россия разрешила летать в Турцию, Великобританию и Танзанию. Главное”https://www.rbc.ru/society/24/07/2020/5f171e1c9a794765905f816e

モスクワ川のクルージング

昨日、町の中心街ノボクズネツカヤ駅付近を歩いていたら、あることに気づきました。モスクワ川の本流から分かれたちょっとした川に、何とボートが走っているではないですか!

ということで、停留所もちょうど歩いていたところの近くにあったし、これから段々日が短くなってしまうので、夏の今のうちにと、モスクワ川クルージングをしてみました。

私が注目したのは下のコース。モスクワ川本流のクルージングは、ラディソンが運営している大きな船でこれまで何度も搭乗したことがあったのですが、この脇道にそれたボートは今まで全然気づきませんでした。搭乗時間も1時間といい感じだし(ラディソンだと2時間半ぐらい)、天気もよかったので、オープンカーみたいに風をきって、のんびりと観光ができるのでいいなと、街中でクルージングをしているのを見てすぐに惹かれてしまったのでした。

http://city-sightseeing.ru/boatticketsmsk

(↑今回の経路。矢印の細い川を走って行くのです。)

ボート乗り場まで、歩いて行くと、何だかノスタルジーな風景に出くわしました。スターリン建築と古きトローリバスが走っていました。

しかし!モスクワの街は今でも急激に変化しているので、こんな最新トローリバスも走っています。快適快適。

橋を渡ると、ボート乗り場。たくさん観光ボートが走っていて、ボートのハイシーズンです。

こんな、プライベートボートも走っている。↓

私が目指したボート乗り場は、ザリャージェ(Зарядье)公園の目の前にあります。ここの他にも、ウスティンスキー橋とか、パトリアールシーとか、たくさんボート乗り場があるので、間違えないように、です。

ザリャージェ公園の橋の真下に、停留場があるのでした。

夕方の7時まで営業しているのですが、ぎりぎり6時半の回に間に合った。それではレッツGO!

かなりワクワクしました。

ボートは赤い、こんな感じ↓

  

この、小さなボートに乗る人は私とご夫婦のお客さん3人だけでした。これじゃなくて、ウスティンスキー橋にある大きな船(しかも色々な船がある)の方が人気です。多分値段が安いからというのもあるし、メジャーなコースだからかな。ちなみに、この赤のボートは大人で800ルーブル(約1200円)します。はじめ1000ルーブルと言われ、ぼったくられそうになった。こういうことは日常茶飯事なので、情報を普段からこまめにとって注意します。

わ〜 こんないい天気で、めっちゃいい感じです。

こんな教会があったのは、知らなかった〜↓

クレムリンを通り過ぎます↓

大きい船も結構多く往来するので、こちらの赤ボートは小さいだけに結構波で揺れます。そういえば、キエフスカヤでモスクワ川を、このくらい小さな船が走っていたときに、知り合いが「あんな小さな船で不安定で危ないなー。まあ、でもこのくらいの規模の川だったら、小さくてもそんなに心配ないか」って漏らしていましたが、今になってその発言を思い出し、納得です。まあ、大丈夫でしょう。(ただし、風の方角によって流れてくるガソリンの匂いが結構きついかも。)

橋の下で、本格的な工事をしてました↓

救世主ハリストス大聖堂も、川から眺めます。なかなか普段は見られない角度からです↓

大聖堂に続く橋が、こんなにもアーティスティックな彫り物がなされているとは、これまで全く気づきませんでした。美しい〜 ↓

チョコレート工場跡。その横はピョートル1世の像↓

ボートから見ると迫力ある↓

なんと、ピョートル1世の銅像の足元はこんな噴水の施工がなされていた!↓

そして、ここからが普段の船とは違うところ。本当だったら、そのまま本流をひたすら真っ直ぐ行くのですが、こちらはショートコースなので、銅像のところで分流側に方角を変えます。

銅像の近くにこんな小さな教会(昔は川を守護するところだったとも、アナウンスで言っていました。)があるんですね↓

分流に入ると、すっかり雰囲気が変わります。のんびりモード。

小さいボートです↓ こちらも、少人数ツアーか何かですね。

川の中に噴水が連なっています↓

まるで、ペテルブルグにいる感じです。建物がパステルカラーで可愛い。本当にのんびりな雰囲気です。

橋も低いので、このような小さなボートのみ侵入可能なんですね↓

あひるちゃん、のんびり散歩中にボートが邪魔してしまいました↓

川沿いに歩いている人たちも、超地元な感じで、ゆったりなローカル感がかなり出ています。

所々にある橋々↓

モダンな建築群↓

搭乗中はロシア語ですが、要所要所で小さな道や建築物のエピソードについて、説明(録音)が流れています。

そして、分流もおしまい。本流に出てきました。右側にあるドーム型の建物はドーム・ミュージキで有名なコンサート会場です↓

こちらは一番はじめの写真にもあった、文化人アパート。スターリン建築です。この建物の説明も録音で流れていました。50年代はみんなが住みたがる、憧れの住宅だったそうです。(今は老朽化して、メンテナンスがたくさん必要なので、住むのは結構大変だと思う。でも内装はとても綺麗ですよ。)↓

日も沈みかけ、クルージングもそろそろ終わりです。左に見えるモスクワシティーのビル群と、右に見えるクレムリンの教会が、なんともモスクワをよく表現しているショットです↓

1時間のクルージングはあっという間でした。面白かったー。

本流になると波が出るので、ちょっと揺れるのと、本体が小さいボートなのでガソリンの匂いが風向きで結構することがあること、英語のガイドはないというのはちょっと難点ですが、1時間でさっくり見られること、マニアックではありますが、のんびりしたモスクワの1面が見られるコースでした。値段はちょっと高いかな。あと、ロシアは寒い国なので、夏といえども風が出ると寒いので、帽子をかぶったり、スカーフをしたり、暖かい格好をされるといいと思います。実際に、ロシア人のご夫婦はダウン・ベストを着ていましたが、それでも寒そうでした。

こちら、ザリャージェ公園にあるボート乗り場の入り口です↓

ちなみにザリャージェ公園は最近できたばかりですが、オサレですごくいいところです。ロシアでは珍し色々な植物が植えてあります↓

モスクワもいい公園が増えて昔と比べかなり変わったな〜↓

モネを思い出します↓

公園をちょっと散歩したあとで、駅に向かいます↓

グム百貨店に立ち寄り、昔ながらのアイスクリームをいただきます。百貨店の入り口すぐにこのアイスクリーム屋さんがあります。現金のみ。味は在庫がない時があるから、あまりこだわらずに、、、だけど、どの味もおいしいんです。(1つ100ルーブル。お店の人は多分英語わからないと思う。。)↓

 

野外のクルージングだったら3密防げるし、晴天だったら風を切って走って行くボートに乗るのは気持ちいし、こんなコースもたまにはいいんじゃないかなって、思います。

 

(おしまい。)

 

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●今回乗ったクルージング会社HP

sightseeing.ru/boatticketsmsk

日程とか、場所とかコロコロ変わるので、あまり期待しない程度で行くぐらいがいいです。大体みんなふらふら〜と停留所に行って「船がある〜」って感じで乗るんです。停留所の周りには売り子さんがウロウロして客寄せもしてます。

●その他、安心クルージングの「ラディソン・クルージング」HP

https://en.radisson-cruise.ru

停留所は「キエフスカヤ駅」から徒歩約15分のところにあります。冬でも屋根付きの大きな船で、ご飯も食べられるので安心&便利です。

いつも美しいです

今日、用事があって近所の銀行に行ってきました。

今勤めている会社が使用している銀行が”プリヴァレジ (привилегия)”というサービスを社員向けに提供してくれているのだけど、これがちょっとしたことなんだけど、結構便利なのです。いわゆるVIPサービスで、店舗が混んでいても優先的にVIPルームでサービスを受けられたり、1ヶ月に3回は他社のATMで出金しても手数料無料なんです。

今日は銀行そこそこ混んでいました。そして私は特典会員なので、混雑しているブースを通り過ぎてVIPルームへ行くのでした。

そしたら、すごく久しぶりなVIP専属で働いているお姉さんがいたのです。多分かれこれ2年ぐらい見てなかったと思う。このお姉さん、本当に美人でどこかの女優さんみたいなのです。いつもスーツでビシッと決めていて、黒髪ストレート長めのボブ、振る舞いも素敵で、質問をしても何でも知っているからいつもジャストな返答をしてくれる、まさしくVIP対応にふさわしい方なのです。ハイヒールでかっつかっつ、まるでモデルさんみたい。薄ピンクのマニュクアも可愛い。

私のところは2つVIPルームがあるのですが、もう一つのVIPルームはいつも外の受け付けで働いている人たちが入れ替わりで対応していて、その人たちはちゃんとマスクを着用し、普通の銀行の従業員って感じ。

しかし、久しぶりに会ったお姉さんは、マスクなんてしてたら「美的センスが台無しになるわっ」、ぐらいな感じで、もちろんマスクつけていませんでした。。。

4月から続いた自粛外出でみんなマスクをつけることが慣れたのかな、と思っていましたが、根本的な意識はそこまで変わっていないようです。

ロシアンスイーツ「シィローク」(Сырок)

コロナが気になるけど、ロシアのスイーツである「シィローク」(ロシア語でСырок)の工場に行ってきました。

このシィロークはいわゆるカッテージチーズをカリカリのチョコレートで包んだもの。初めて食べた時は甘すぎてなんだこれはと思いましたが、慣れるとついついスーパーでシィロークを手に取ってしまう、そんなスイーツです。

今回シィロークの見学に行ってきたのは、ユーリ・アレクサンドロフ(Б.Ю. АЛЕКСАНДРОВ)というシィロークで有名なブランドの工場です。モスクワ市内から45キロほど離れたところで、車で1時間ほどのところにあります。

こちらは工場の入り口。

工場内に博物館があります。館内はマスクをつけて入りました。

カッテージチーズはロシア語でトゥボーロク(творог)。 ロシアにとって乳製品は大切な食品ですね。そのミルクを生産してくれる牛さんの説明コーナーがあります。

牛さんのコレクションコーナー。どこまで牛なのでしょう!

入館はグループのみです。ガイドの方がロシアやスラブ民族にとってどれだけ牛乳が大切だったかや、展示されている乳製品を作る機械について説明がありました。

こちら、工場直販のシィローク商品や乳製品が販売されていました。ユーリ・アレクサンドロフ以外のブランドもありました。

さて、一通り知識を詰め込んだら、実際の工場見学です。衛生上、支給された青い衛生服を着ます。ワクワク。

こちら工場敷地内。左に写っているのは完成した商品を置いておく倉庫だそうです。工場内は写真禁止となっており、撮影することはできませんでした。見学者が観れたところはチョコレートに包まれたシィロークをベルトコンベアーに乗ってパッケージングしているところで、どうやって作っているかは企業秘密で公開できないらしいです。残念。

工場見学を担当している案内役の女性が、ちょっと厳しめの性格の人でした。工場の秘密ってどれだけ、って思いました。

ここで作っているシィロークは色々ブランドがあるみたいで、この工場の看板にもなっている「ユーリ・アレクサンドロフ」のブランドは、カッテージチーズをコーティングしているチョコレートがカカオからできており、高級シィロークらしいです。それ以下のブランドカテゴリーになると、コーティングされているチョコレートは砂糖や水を混ぜたチョコレート代替え食品から作られているみたい。

工場見学では遠目から一通り生産ラインの説明がなされ、ベルトコンベアーにながれてくるシィロークをひたすら食べます。食べ放題とはいうけど、1個こでかなりお腹がいっぱい。チョコレートの説明をされ、この高級シィロークと普通のシィロークも食べ比べることができたけど、本物チョコレートと加工されたチョコレートの味の違いが全然分からなかったです。

さて、あっさり工場見学が終わると、また博物館側の建物に戻り、試食の時間です。いやいや、試食は工場見学の時に沢山したから、と思いましたがこちらはお茶付きです。面白タイプのコーンがついているアイスクリームみたいな形をしたシィロークもありました。ゆっくり召し上がってください。

ということで、もうシィロークは当分いらないやというくらい、シィロークを食べました。お土産の箱までいただき工場見学は終了です。

工場の横には 、博物館でも売られていた工場直販のシィロークやかなり新鮮なサラミやチーズが売られているお店がありました。お値段もお手頃。モスクワ市内ではなかなか見かけない、地元ならではのお店で良かったです。

以上、シィローク三昧の一日でした。

 

場所:Ельдигинское ш., 6, рабочий посёлок Правдинский

 

What a nice summer !

今年は27度を超える晴れの日が連日続き、すごくいい夏です!こういう時は、都心にいるより緑のある郊外にいた方が断然良い。

私は郊外に住んでいるので、緑もモクモク。早い夕方に地下鉄に乗ってモスクワ市内のちょっと中心街から離れている公園に行きました。

びっくりしたのが、公園が憩いの場所としてすごく整備されていたこと。キッズが遊べるブランコや、遊具、芝生、ベンチとモスクワっ子が外で快適に過ごせるように、都市計画がグレードアップしています。昔だったら「公園=酔っ払いがたむろしているところ」だったので、近寄るのは気が引けました。でも今は、市民が快適に過ごせるように設計してあり、キッズも公園で遊べてすごく良くなっています。しかも、遊具も新しいので、モダンな感じで新品!そういえば2018年のFIFA ワールドカップで町のいたるところで都市計画がされていた。ここの公園も、大規模な工事で埃が立っていて通り過ぎるもの道が悪くで、全然良くなかった。その後、リニューアルして、すっかり生まれ変わりました。本当に素晴らしいです。

 

今日の一枚 ☆♡↑

白。。水色。。黒。。マスクについて

以前マスクについて少し触れましたが、ロシアのマスクについてお話ししたいと思います。

欧米の文化にも漏れず、ロシアもマスクをつける習慣はないです。

マスクをつけていると病人だと思われて、何でここにいるの?とか、家にいなさいとか、病院に行きなさいとか、兎に角、。。非難の目で見られます。

しかし、コロナの出来事で、市民はマスクをつけるシーンが増え、今までのマスクに対する抵抗感が「少しだけ」変わったと思う。(少しだけなのは、やっぱりマスク嫌いな人が沢山いるし、今回しょうがなくみたいな人も結構いて、日本のそれとはまだ感覚が遠い。)

外出自粛令は発動されたときは、若者間で黒いマスクを見る機会が多くなった。何で黒いのかなっ思ってネットを見たり、人に聞いて見たりしたら、おしゃれの一部で黒いらしい。

日本で見る白いマスクは、こっちで「メディチェンスカヤ・マスカ(露語:медицинская маска=医療用マスク)」と呼ばれていて、よく病院で見るマスクは何故か水色。白もたまに見るけどメディチェンスカヤ・マスカは水色なんです。ちょっとマニアックな話になるけど、欧州でよく耳にするCEマークというのがあって、商品に対して欧州の基準適合をしているかを示すものがありますが、ロシアではGOS規格という独自のものがあります。ただ、こちらではマスクがGOS規格かCEかどうかというのは、私の周りではあまり話題に上がりません。あるとしたら、マスクがメディチェンスカヤ・マスカかそうでないか。

まだ外出自粛だった5月上旬に、駅の近くにあるキヨスクで購入したマスクは、私が想像していた仕様のメディチェンスカヤ・マスカでした。ただ、1枚ずつ売られていて箱が見えないので、本当にメディカル用かどうかは不明だけど、こういうマスクを現地ではメディチェンスカヤ・マスカと言っています。

白じゃなくて水色なんです↑

一方、黒いマスクは布で作られているマスクが主流で、洗濯してもOK。こちらは、近くのキヨスクで100ルーブル(約150円)で売られていました。外出自粛のはじめの方は、特に若い人たちがファッションの一部としてつけていたけど、今は使いやすさもあって中年世代の方もつけているのを最近よく見ます。

日本みたいに、手作りマスクっていうのは、そこまで広まっていないけど、高級店ショップでカラフルなマスクが売られていたり、マスクに関する関心はここでも高くなっています。

最後に小話ですが、モスクワ市長が白、黒、3Mのマスクをつけている写真がヤンデックス(ロシアの検索サービス)に掲載されていました。すぐにページが消えてしまうので、リンクを残すことはできないけど、ソビャーニン市長のその時々のマスク姿が並べられてちょっと面白かった。

市長のマスクと並んで、よくTVで目にしたのが、ウベックスの保護メガネをつけていたこと。(市長の保護メガネ: https://www.ural.kp.ru/daily/27127/4212613/) 日本だとスポーツ向けのゴーグルで知られていると思いますが、保護用メガネもデザインがかっこいいです。

→ウベックス・サイト https://www.uvex.de/de/

Source: “Сергей Собянин на видеоконференции с членами клинического комитета по борьбе с коронавирусом” https://www.krsk.kp.ru/video/779138/

そして、今日突然

昨日の記事で、来週ギリギリにならないと外出自粛がどうなるか分からないと書きましたが、何と今日のお昼過ぎ、急にニュースが入りました。

明日!から、モスクワの外出自粛令が解除されるとのこと。またまたよくある急なアナウンスです。本当に分かりませんね、この国は明日のこと、今日のこと、もっと言えば1秒前のことも。でも、もう何年も住んでいるので慣れました。

ということで、明日から電車や交通機関を使うときは電子通行証が不要になり、今週末まで計画されていた住居ごとに決められていた週3回の散歩予定表(この日は2KM以内だったら徒歩で自由に散歩可能)も明日から廃止されます。つまり、今日がカランチーン(ロシア語でкарантин=quarantine、自宅隔離)が解除されます。ウラ〜〜(ロシア語でураааа、やった〜)です。

いはやは、この3ヶ月弱の間、自分が熱持ちじゃないかとか、マスクして外に歩いて変じゃないかとか、人が全然外にいなかったり色々心の動揺があった時間でもありました。

先週の雨でとっくにライラックの季節は終わり、今日はいきなり27度と日中とっても暑く、夏真っ盛りになり、この1ヶ月だけをみても周りの自然といい、このカランチーンといい、様々な変化があったのです。

今日発表された、モスクワの外出自粛令解除の内容は時系列に言うとこうなります↓

6月9日から、美容院、ビューティサロン、写真館、動物病院、カーシェリング、研究室、撮影所、コンサートのリハ等が再開可能。

6月16日から、一部業務が限定されていた歯医者さん、図書館、広告業、コンサル業、ベランダに限ってのレストラン・カフェ等の業務が再開可能。

6月23日から、娯楽施設、フィットネス・クラブ、プール、幼稚園の再開が可能。子供用の公園も使えるようになる。(大きな自然公園は既に今月初頭から空いています。)

65歳以上のご年配も含め、自由な時間に外出していいことになりました。電車やバスがややこしい電子通行証がなくても乗れるのが大きな変化です。海外の事例をみて、ここもちょっとずつ規制が緩和されていくのかなーと思いましたが、今回いきなり柵が開いた感じがいかにもロシアらしい。まあ、この後6月末と7月1日に一大イベントが待ち構えているから分からなくもない。

マスクと手袋はというと、、、、これは引き続き継続。建物の中とか、電車はマスクと手袋はしないといけないみたい。野外もしなくてはいけないのかな??ちゃんと調べていませんが、今日近くの公園に行ったら、本当は今日の時点でマスク+手袋はマストなのに、やっぱ暑いし公園だもんね、マスクをしている人は稀でした。。そこらへん、本音と建前というか、何となくで過ごしています。

Source:”Собянин отменил режим изоляции с 9 июня” https://www.kommersant.ru/doc/4373073