あれこれ日記 in Moscow*。」カテゴリーアーカイブ

日本の風景 in クラスノダール(ロシア)①

ロシア南部にあるクラスノダール地方は、海や山があって自然が豊かな地形にあり特に農業が盛んです。人口は凡そ500万人。2014年に開催された冬季オリンピックはクラスノダール地方にあるソチという都市で開催されました。現在、ロシア南部で多くの空港が閉鎖されている中、ソチ空港は数ある通常運行をしている空港の一つでして、今中東やトルコ、南コーカサフ等への国際ハブ空港となっています。今回はそのソチから170KM離れたクラスノダール地方の行政都市がおかれているクラスノダール市に行きました。

2年前だったらクラスノダール市へも飛行機が飛んでいましたが、現在は空港が閉鎖されているので、ソチからラスタチカという急行電車に5時間弱乗ってやっと着くことができます。

クラスノダールでは日本米みたいに丸いお米を生産しているので、個人的に昔から日本米の代用としてロシア生活で大変お世話になっているし、何だか身近な存在でもあります。

実はこの都市に大きな日本庭園がありまして、サンクトペテルブルグの友達もちょうどクラスノダールに来ていたので、最近新しくオープンした日本庭園をぶらぶらしてみました。

場所は市内から7キロほど離れたところにあります。バスだと乗り換えがあったり面倒、だけど35ルーブル(約50円)。タクシーだと約350ルーブル(約500円)。バスは全然来なかったり途中歩かなくてはいけないところもあるので、タクシーの方が便利かなと思います。

さて、この公園、ガリツキー公園(парк галицкого)という名前で、ロシアで有名な実業家セルゲイ・ガリツキーが作ったものです。全国で展開する食品・雑貨小売店『マグニト』を設立した人で、クラスノダール出身。自分のビジネスだけでなく、市民が楽しめるよう憩いの場となる公園を作って地元の人にも人気がある実業家です。

彼の公園自体は2017年に出来たそうですが、この日本庭園は今年の春にオープンされました。大きな公園自体は既に出来上がっていますが、こうやってちょっとずつ細かいアトラクションが完成してくるそうです。

公園全体の敷地は22.7ha。とっても広いです。

こちらは、公園自体の様子。噴水など水のコーナがかなり多いです。公園にある植物は海外から取り寄せたものもあるらしく、どれも手入れが手入れが行き届いています。

入場料は無料。子供連れのファミリーなんかは1日中ここで時間を過ごすことができて、とても素晴らしいところ。

さて、次は日本庭園に行きます。

ーーー>続く

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急激に成長するCtoCプラットフォームAVITO

日本でいうジモティーやメルカリみたいなCtoC向けの個人間売買サイトにロシアでアヴィート(AVITO)というのがあります。

昔はちょっと怪しげなプラットフォームでしたが、今大変進化しているんです。たまに古書をアヴィートで購入するのですが、久しぶりに利用して、その使いやすさが進化してびっくりです。

基本的になんでも売っていて、商品だけじゃなくて、不動産だったり、サービスだったり、なんと求人なんかもあって、なんでも取り扱っています。注意して取り扱わないと騙されるので要注意だったのですが、今はそのストレスがだいぶ減りました。昔は個人間でディールして個人の振込先を指定したり、対面で現金払いだったのが、今はアヴィートが独自に支払い決算システムを提供したり、以前は発送も個人で郵便局などで手配&受け取りもしくは対面だったのが、こちらもアヴィート独自の受け取りショップを設置したり、運送業者と提携してピックアップポイントで取引した商品を受け取ることができたり、かなり便利になっていてびっくりです。

ピックアップポイントについての以前の記事はこちら:通販の受け取り場所-BOXBERRY社 

もちろん昔の方法で対面で商品をチェックしてから、現金で支払いというのも存在していて、例えば私の友達は子猫をアヴィートで見つけたこともあります。

最近旅先でアヴィートで働いている人に会いましたが、話を聞くと昔の私のイメージと大分かけ離れていて、コロナ後も引き続きリモートワークを導入して旅をしながら遠隔で仕事することができたり、今はモダンなIT会社へと成長しているみたいです。

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モノロフォト in Moscow 14

モノローグフォト in Moscow

↑ワンワン、黒のマスクが邪魔だけどお喋りしたいワン

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モノロフォト in Moscow 12

モノローグフォト in Moscow

↑「日本のテクノロジー」、「シベリアの知恵」と書かれた国産コスメのパッケージ

 

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やっぱりラーメンの旅は続くin モスクワ

日本で十分美味しい日本食を満喫してきたので、もう海外では日本食抜きでその土地土地の食でいいや、っと思ったのですが、モスクワの日本食事情は常に発展していることもあり、やっぱりラーメン屋に立ち寄ってしまいました。

大企業に勤める日本人駐在員は減ってしまいましたが、ここで根を張って昔からビジネスをされている方達が存在します。

今回行ったのはモスクワでのラーメンのパイオニアと個人的には思っている「KU」さんです。市内に4店舗展開しているみたいですが、私のお気に入りはスモレンスカヤ通りにある「KU」さんです。日本語の「食う」からネーミングがきていますね。ソ連映画が好きな人だと、ジョージア出身のゲオルギー・ダネリヤが監督した映画『不思議惑星キン・ザ・ザ』の合言葉を思い浮かぶかもしれません。それとも私だけかな。クー。

多分1年ぶりにKUさんに来たかも。夏メニューとして冷やしラーメンが出ていました。今回は興味津々で冷やし胡麻ダレラーメンを頼んでみました。飲み物は抹茶レモネードを選びましたが、これがヒット。さっぱりとしたレモネードに苦味のある抹茶がマッチして甘すぎず喉を冷やすのにとっても美味しかったです。

さて冷やし胡麻ラーメン。

これもかなりヒットで、胡麻ダレというとよくモスクワの業者さんが日本人向けに売っている1リットルの胡麻ドレッシングを思い出してしまいましたが、全くドレッシングではありませんでした。ゴマ味にちゃんと出汁がきいているスープがマッチして、野菜もたくさん入ってひんやりラーメン。麺のコシもあってグーです。ロシアでお馴染みのチュカ(чука)という昆布をわかめ風に薄切りにしたものもトッピングされていて、うまくローカルの素材が使われています。

ちょっと話が逸れますが、トッピングのチュカはウラジオストックとかハバロフスクなど極東でサラダとしてお惣菜屋さんで売られているのを、よく見かけます。モスクワだと韓国料理屋さんとか、こういった日本食店でよく見かけますし、スーパーなんかでもパッケージされたチュカをよく目にします。なんでチュカっていう変わった名前なのかなと調べたら、真相は定かではありませんが、日本語の「中華(ちゅうか)」という発音から来ているみたいです。まあ、ここらへんの言語の由来はあまり参考になりませんが、とにかく一般にチュカ(чука)として市民に浸透しているということで、留めて置きたいと思います。

冷やしラーメンは胡麻ダレの他に、トマト冷やしラーメンもありました。こちらもさっぱり、そして出汁がきいてそうで美味しそうです。お店の人曰く、今は夏限定メニューですが、顧客からの反応が良ければレギュラー・メニューにするかもしれない、とのことです。ちなみに冷やし胡麻ラーメンは680ルーブルと、今のレートで約1000円。中間層に手の届くお値段です。

モスクワに来る前に日本滞在で、日本食に対して舌が肥えてしまったから期待しない程度でKUに来ましたが(すみません汗)、予想を遥かに超えて日本にもないよな、ぐらいのオリジナリティーがあり完成度が高い内容で正直びっくりしました。絶え間ない商品開発をされているのが容易に想像できます。今は本当に大変な時期ですが前に進むしかないです。

これまでのモスクワのラーメン旅はこちら↓↓↓↓

Ресторан Тоттори  『ラーメンの旅は続くin モスクワ 』      06/13/2022

ラーメン”Kojiro” & ラーメン天 「モスクワのラーメンブーム」 10/27/2021

Corner Cafe&Kitchen   『日本食が恋しくなったら。。』 08/30/2021

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