Are-kore diary about wine*。」カテゴリーアーカイブ

お知らせ in Tokyo

来月、日本に一時帰国する予定です。

東京でデグステーション会をしたいなと計画しています。まだテーマや日程は決まっていませんが、詳細が決定したらLINEを使って告知をしようかと思います。久しぶりの東京なので、ゆるい感じになると思います。(もし場所選びでアイディアがあったらアドバイスください!)

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旅の指さし会話帳6 イタリア[第三版]

エジプト文明とメソポタミア文明

ヴェローナでイタリア語の補講を受けていまして、教室がある地元の小学校で、廊下に歴史の年表ポスターが貼られているのを発見しました。

ポスターにはビールの生産(エジプト文明)、ワインの生産(メソポタミア文明)と書かれています。私が中学生だった頃はここら辺の歴史はひたすら川の名前を暗記していただけなので、こちらの学生は一枚上手だなと思ってしまいました。

以前、クラスメートにワインを熟成させるときに使う素焼きの壺クヴェヴリを知っているかどうか聞いたら、何それ?っと聞き返されたことがあります。更にクラスの中でも醸造に詳しい子に聞いたら、知っているよそれってアンフォラでしょっと言われ、面白いなって思いました。

日本や英国で流行っているオレンジワインとかアメリカで流行っているナチュラルワインとかありますが、イタリアでは全然趣向が違うんだなと改めて納得したシーンでもありました。

余談になりますが、ヴェローナで新しくオープンしたナチュラルワインを取り扱うお店に去年の夏に行ってみたのですが、先々月そのお店を通り過ぎたら残念ながら閉店していました。ヴェローナは小さな街で歴史があり伝統的な街なんですが、新しいものはそんなものなのかな、それとも場所が奥まった場所なので見つけづらかったのかなっと自分なりに分析してみました。

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旅の指さし会話帳6 イタリア[第三版]

イタリアワイン展Vinitaly2023の様子

4月2日から4日間開催された、世界最大級の国際ワイン展Vinitaly2023の様子レポです。

Vinitaly(ヴィンイタリー)は主にイタリアのワインを取り扱った世界でも大きい国際ワイン展。毎年、北イタリアのヴェローナで開催されています。今年はポストコロナということもあって、世界各国からバイヤーやイタリア全土からワイン関係者が集まり、まだコロナ禍だった去年に比べてかなり盛り上がっていました。

期間中、ヴェローナの街を歩くと普段以上に英語が飛び交い、レストランも国内外からの関係者で沢山。今年のVinitalyはなるだけ業界関係者に入場者を絞っていたので、一般者向けにヴェローナの市内では別枠バージョンとしてVinitaly and the CITYを設け、チケット代を払えば誰でも試飲できる特設会場を作っていました。

↑野外Vinitaly and the CITYの様子。チケットを購入すると(確か16ユーロぐらい)試飲用のコインとグラスが貰えます。

今年の入場者数は9万3千人(前年比約105%増)、海外からの来客2万9600人と1/3が海外からのバイヤーという結果になったみたいです。実際に会場にたくさんのお偉い政治家さんも来ていて、これは例年の展示会と違うなと感じました。

地元の報道*によると、近年イタリアワインの輸出は手堅く、40項目以上ある貿易収支の内、ワインのセクターが貿易黒字で1位になったとのこと。確かにイタリアで勉強していると、ワイン業界のダイナミズムを肌で感じます。技術の進歩もあって美味しいワイン造りを目指すのは当たり前。いかに自分たちを囲んでいる環境を分析し理解しつつ(安定供給をし!)美味しいワインを作っていくか、超先の先を見ています。

来年2024年のVinitalyは4月15日から17日だそうです。来年の予定なんて先すぎるけど、早くも次のスケジュールが出ています。

さて、ポッドキャストのArtistspoken「世界のお宅から」では Vinitaly開催前のについて音声が出てます。「世界のお宅から」の番組は終了してしまいましたが、過去のポッドキャストは聞けるので、ご興味があれば是非お聞きください。

■■【ヴェローナ】イタリア最大のワイン展Vinitalyへの行き方 by 池田カナ子スマホアプリから視聴可/有料↓↓↓↓↓

https://artistspoken.page.link/ZxEf

#artistspoken #世界のお宅から

*出所:Sale l’attesa per il Vinitaly 2023 <MARCH 24, 2023> https://agronotizie.imagelinenetwork.com/agricoltura-economia-politica/2023/03/24/sale-l-attesa-per-il-vinitaly-2023/78749

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旅の指さし会話帳6 イタリア[第三版]

草原の真珠

最近ウクライナのワインを試飲する機会がありました。生産者ともお話しすることができ、現地の様子を聞きとても辛かったですが、国内でワイン作りを継続する為に頑張られている姿も間近にし、ここに少し書き留めておこうと思います。

試したワインの一つに、PRINCE TRUBETSKOI ワイナリーのPearl of the Steppe(2018年)というのがあります。このセレクション名は日本語だと「草原の真珠」や「ステップの真珠」という意味。生産地はヘルソン州で黒海に注ぐ大河ドニエプル川沿いにあり、19世紀から続く歴史のあるワイナリーです。ワインツーリズムも力を入れて風光明媚な場所だったみたいです。

ワインのボトルが汚れていますが、これは爆弾の攻撃を受けた跡。ブドウ畑やワイナリーは大きなダメージを受けました。このワイナリー地帯は今も危険な状態が続いているとのこと。今回はその被害から逃れたボトルのワインを試飲させてもらいました。フランスのブドウ品種アリゴテ100%からできている白ワインです。

ワイナリーの生産がストップして、今も何が起こるか分からない状況下、私たちに何ができるのか。投資やドネートをすることが彼らにとって一番の助けになるのかを問うたが、戦争が終わらないことには何も始まらない。新しく作ってもまた壊されるだけ、という答えがずっと心に残ってます。

そんな中、PRINCE TRUBETSKOIワイナリーは新しくStoic ワイナリーを立ち上げ、大変な時期の中ワイナリーとしてのあり方を模索していくみたいです。リロケーション等をするなどしてなんとかワイン作りを継続していることも見受けられますが、今までの場所にまだ戻ることはできません。

一方、生産が可能な地域のワイナリーは、国内市場が不安定ということもあり、海外輸出に力を入れています。私たちのワインを飲んでくれることが一番の助けになる、とあるワイナリーさんが言っていたのも心に残ります。

PRINCE TRUBETSKOI WINERYのサイト:

 

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旅の指さし会話帳6 イタリア[第三版]

元クラスメートと

またまたヴェローナにいます。

去年一緒にイタリア語の授業を受けていた元クラスメートと、大学の食堂でランチをしました。食堂にはピザを焼く釜もあります。

1週間前ノーティスで「カナコ、日本を取り巻くワインの状況についてプレゼンテーションをしてくれ。」とか、今受けているコースは当初テストは口頭のみといわれていたけど、今になって筆記、作文、プロジェクト作成の試験をするよ、といきなりアナウンスがあったり、なかなかイタリアのダイナミックな感覚に奔放されています。こういうのはロシアでも慣れているつもりですが、イタリアの方がダイナミックすぎかも。いきなりテストに出題される教科書を渡され、なんで今頃?どうしようと色々考えたみましたが、最後は良くも悪くも何とかなるよねという結論に至りました。

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甲州ワインの試飲会の様子-まとめ

さてさて、前々回のブログに書きました日本ワインの試飲会についてです。

【前々回のブログはこちら→ https://blog.ikedakanako.com/2023/02/04

クラスメートと一緒に試したのは、ヴェローナの日本食レストランで見つけた甲州ワインで、造り手は中央葡萄酒さんです。

自分が造ったわけじゃないのに、みんなの反応がどんなのだか気になり、ちょっと緊張しました。クラスメートは「エノログ」といってワインに関するブドウ栽培とワイン醸造のサラブレッド。教授も2人参加しました。イタリアの味覚って結構コンサバティブ(保守的)だけど、この未知の世界をどのくらい受け入れてくれるものだろうか。。

試飲の前に、山梨のワイン造りや甲州ブドウの特徴や背景を説明しました。みんな日本のワインにすごく興味津々。

↑雪化粧はほぼなくなりました。

学校の冷蔵庫が既に他のボトルで満杯で、ワインを冷やすことはできなかったのだけど、まだ寒い季節だから許容範囲かと。

結果、すごく気に入ってもう一杯お替わりする人と、うゎとびっくりする人のふた手に分かれました。

色々な人の反応を、出身地やバックグランド、どんなお弁当を食べているかや色々照らしあわせてみましたが、県外からの人達、授業中にアメリカアニメのザ・シンプソンズを見たり、ポテトチップスのスプリングをよく食べているクラスメイトは新しいタイプの味にも対応できるのか甲州ワインを美味しいとの高評価。その一方、地元出身で大きなワイナリーの息子さんでもあるクラスメートは伝統的な味覚が好みなのか新しいタイプの味覚は苦手というのが見受けられました。細かいデモグラフィックの内容は是非こちらでお聞きください↓↓↓↓↓

■■現地のお弁当事情 by 池田カナ子スマホアプリから視聴可/有料

https://artistspoken.page.link/8LXx

#artistspoken #世界のお宅から

 

尚、今回の反省点として、やっぱり冷やして飲んだ方が良かったのかなと。そんなご意見もいただきました。

総合的にみて、甲州ワインはイタリアでも受け入れてくれた、というのが個人的な感想です。

イタリアには、地元のブドウ品種が多く存在します。その地域ならではのブドウ品種を大切に栽培し、ワイン造りをしているのをよく見かけます。そんなところが、イタリアワインの好きな理由の一つですが、甲州ワインが日本や山梨固有のものとして、イタリアで(少なくとも私が住んでいいるヴェネト周辺で)受け入れてくれた理由もそういうところにあるのかなと分析しましたが、ちょっと考え過ぎかな。

今回の試飲会では、クラスメートにすごく丁寧にテイスティングしてもらって嬉しかったです。自分にとっても色々な反応が見られてかなり新鮮な体験でした。

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ヴィチェンツァ界隈

毎度のことながら、移動がたくさんです。

剪定をしにヴィチェンツァへ行きました。ヴェローナと水の都といわれているヴェネツィアの真ん中あたりにあります。

↑剪定のテストがありました。そんなのがあるは事前に知らされてなかった。イタリアでよくあること。

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朝食はクロワッサン

またまたコネリアーノです。

朝、時間を間違えて早く起きてしまったので、カフェでゆっくりと朝食。

学校の近くは何もなく選択肢が少ないですが、近くの中国の人が経営しているカフェに行きました。お店の人はクロワッサンの仕込みや、同時に注文されたコーヒーを作ったりして忙しそう。

↑出来立てのクロワッサンを運んでいるところ

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イタリアで日本ワイン

学校でよく「日本でもワインを作っているのか」と聞かれるので、今度イタリア人の同級生に日本のワインを試してもらいたいと思っています。

ヴェローナになんと山梨の甲州ワインを置いている日本食レストランがあると知ったので、勉強のためにプレ・デグステーションしにきました。

ヴェローナは小さい町なので日本人が経営されている日本食レストランはなく個人的にはモスクワの方が競争力があってレベルが上だなと思っているのですが、このお店は結構頑張っているなと思いました。ちなみにヴェローナの日本食レストランのお値段は日本に比べてとても高いです。ワイン一杯と天丼で19ユーロ、今の為替で約2600円。ニューヨークだともっとするのかも。

お店の情報:ikai (VERONA)

Corso Porta Nuova, 22a,  Verona

https://www.ikai.it 

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花金

金曜日なので、コネリアーノの駅前でプロセッコ(地元のスパークリングワイン)を一杯。今週もお疲れ様でした。週末はヴェローナに戻ります。

おつまみはチケッティ(cicchetti)といって、スライスしたパンの上にツナとか、ハムとかがのってます。これがとても美味しいのです。

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