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先週、日本のテレビでロシアワインについての短い特集があったのですが、拝見させていただき、ああ、またかーと思って今います。
確かに国のバックアップとか、大統領の思惑とかあるけど、日本もしかりで、お米やお酒の海外展開を国がサポートしています。わざわざ「ロシアの大統領が〜」みたいにドラマチックになっているのを見ると、あれ、っと思ってしまいます。
そして、ロシアのシャンパン表記に関するトピックも、実は色々なことが絡み合って深い事情があるのに、タイトルだけが独り歩きしてしまい、肝心のテキストを読み違えてしまう、紅白のみの内容、なんだかしっくりしません。。
(シャンパン表記のトピックについては前回の記事で触れたのでご参考にどうぞ → )
ということで、自分は昔からやっている普段の目線で、世界を見続けていこうと思います。
ロシアの国営系銀行に”ズベルバンク(Sberbank)”というのがあります。地元では省略して”ズベル”と呼ばれています。ロシア人だったらほとんどの人がこの銀行口座を持っていて、日本でいうゆうちょ銀行に近い存在なのですが、ここ最近どんどん進化していっていってます。
数年前からITサービスにかなり力をいれてて、昔では考えられないぐらい使いやすくなっています。ズベルバンクは去年にロゴ・チェンジをし、モスクワ中心街のトゥルーブナヤ駅(Trubnaya)付近に、新しくなったスベルバングを体験できる旗艦店がオープンしました。
店舗の外観↑
店舗の中に入ると、「これが銀行なの?」とびっくりするぐらいオープンな空間になっています。室内の左はATMコーナー、そしてその奥に顧客向けの窓口が設けられています。
まずは、入り口にぶらぶらしているお姉さんに挨拶をして、上の写真に写っているATMを使ってみました。これは最新のATMで、銀行カードがなくても顔認証でオペレーションができたり、タクシーを呼ぶことができたり、モニター操作だけで、様々なことができます。(本当にやりたいか、やりたくないかは別として。ちなみに最近モスクワの地下鉄でも顔認証入場の試験運用が始まりました。)
私は実際にキャッシュを引き出してみました。この時はズベルバンクの銀行カードを持っていなかったので、携帯に入っている同社のアプリケーションで指紋認証をし、キャッシュを引き出すことができました。いちいち銀行カードを携帯しなくてもいいので、とっても便利!ただ、ATMとATMの間に仕切りがなくて、お隣さんの作業も見えそうなので、そこらへんがちょっと不安でした。まあ、周りにはスタッフがたくさんいるし、デモンストレーション店なので、多分気持ちの問題かもしれませんが。
その他にも店内にはカフェコーナーもあります。紙パックもズベルバンクのデザインで統一されてます。こんな細かいところにもズベル一色で、パワーが溢れているのが見受けられます。
そして、こちらはズベル・グッツ。マグカップ、水筒、スマートフォンの充電器、スマートTVセットも店頭で販売されていました。安かったら買うけど、そこそこいい値段でした。(コーヒーも決して安くはなかったです。)
昔だったら、受付の人のサービスが悪い、全然オペレーションができない、遅いとか不満がたくさんでしたが、今ではそんな過去が嘘のように、サービス向上で使いやすくなっています。ロシアの民営系銀行もスマートフォンで多くの操作ができたり大変便利ですが、国営系巨大銀行のズベルバンクも同じく、もしくはそれ以上に便利になって、かなり進化しています。
“Сбербанк открыл в Москве первое отделение нового формата. Вот как оно выглядит” TASS通信:https://tass.ru/ekonomika/9567903
昨日はロシアのアニメーション作家ユーリー・ノルシュテインの80歳の誕生日だったみたいで、心からおめでとうです!
以前に、お話を聞く機会があった記事はこちら→
作品も本当に素敵なので、機会があればユーチューブか何かで見てみてください♪
資源大国ロシア。ガスやオイルが豊富な国ですが、色々なシーンで実はロシアは所謂エコで進んでいるんじゃないかと思います。
例えば、ポリバック。こちらだとレジバックは一時無料の時もありましたが、基本的に昔から有料だし、十数年前の留学時代では食堂でなんとプラスチックトレーとかスプーンやフォークもわざわざ一つ一つ有料で課金されていました。
日常の風景にて。モスクワの中心地キエフスカヤで電気バスがチャージしているのを見かけます。車体に”Это электробус(これは電気バスです。)” と大体的に書かれています。実際乗って見ると、走行中は静かでとっても快適。現在のところモスクワで600台強の電気バス が走っています。
上の写真のように、静かに電気バスがステーションで充電しています。荘厳な儀式の様。日本みたいな水素バスも近々登場する、とか。
かなり進んでいるモスクワなのです。
【参考記事】
“Группа ГАЗ” представила в Москве электробусы на водородном топливе:https://tass.ru/ekonomika/12315451
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海外生活が長いので、早々日本食が恋しくなることはないのですが、コロナ禍で長らく日本へ一時帰国出来てないこともあり、日本食が食べたい!なんてことがたまにあります。(今まで、全然ロシア料理で足りていたので、自分でもびっくりではありますが。)
実はモスクワって、それなりに満足できるような日本食屋さんが結構あるのです。もちろん、日本で食べる日本食が一番ですが、コスパやメニュー展開の面白さをチェックすると、欧州のそれよりもかなりいけているんじゃないか!?と、個人的には思います。
今回は、Corner Сafeという、元々はフランスで活躍されていた日本人の方が展開しているご飯屋さんへ行きました。
それでは、パィエハリー! (let’s go! )
場所は新アルバート通りの、ちょっと奥まったところにありますが、看板があるので、ちゃんと地図を見れば見つけやすいです。お店の入り口はちょっとしたオフィス受付の脇にあります。
お店の中は、近くのオフィスに勤めている人たちで沢山でした。ちょっとした隠れ家的な場所で素敵なところです。お店の店員さんもいい感じの優しい人。
平日だったらランチメニュー(12時〜16時)があって、私はスープorサラダ+メインのコースを選びました。それぞれのカテゴリーから味噌汁とかベトナム料理のフォーとか色々選べるのですが、結構お腹が空いていたので店員さんオススメのボリューミーコンビネーションである、餃子スープとカレーを選びました。
手作り感たっぷりのホッとする餃子スープでございます。スープでも、かなりボリューミーでした。
こちら、メインのカレーライス。餃子スープと同じくボリューミー。そしてお茶もついてきて、お値段はなんと400ルーブル(約600円弱)。地元のロシア人をターゲットとしているからリーズナブルだけど、メニューの完成度はかなり高いです。
その他にもサラダやデザートがついてくるセットメニューとか、 ランチ向けスペシャル・ラーメンメニューなどがあったり、何度も行きたくなるようなメニュー展開。
10年前だと、こういったカジュアルにご飯を食べるところはスタローバヤ(食堂)が王道で、外食したいなと思ったら高級なレストランが殆どだったけど、今はこんな気軽に入れる日本食料理屋さんがあって、モスクワは着実に発展していっていると思うのでした。
ロシアに住んでいる方だけでなく、その周辺の海外に住んでいてモスクワを訪れる機会がある方にも、お勧めする場所です。
Corner Cafe&Kitchen (コーナー カフェ&キッチン)
https://cornercafekitchenmsk.com
https://www.facebook.com/cornercafekitchen/
モスクワに2店舗展開
*場所、営業時間、ランチタイムはサイトでご確認ください。