第3波、フードコート閉鎖

モスクワ市長宣言による6/15からの非労働日を受けて、ショッピングセンターのフードコートが閉鎖されました。モスクワのフードコートは、マクドナルド、バーガーキングなどのファーストフードの他にもギリシャ料理、中華料理、ベトナム料理などバラエティが豊富で、お手頃な値段で食べられるので、すごく重宝していたのですが、コロナ感染拡大対策の為、全部クローズ。レストランは夜11時から朝6時まで営業禁止になり、これまで緩やかに経済活動を続けていたロシアですが、第3波で特に飲食業はかなりの痛手になりそうです。

 

↑悲しいかな、ドーナツ屋さん”Krispy kreme”も閉まっていた。。

↑なぜかスーパーマーケット内にあるEAT INコーナーは普通に営業していた。。

 

 

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またまた連休?

1日中雨が降って寒かったり、今日みたいに日中+24度と暑くなったり、ジェットコースターのようにコロコロ変わるモスクワの気候です。

街中はふわふわポプリの白い綿毛が飛びまくっていて、どうやったら野外で綿毛を吸い込まずに散歩できるか考えてみましたが、やっぱりマスクをしたら綿毛をブロックできるのかなと、ちょっとくだらないことを考えながら散歩しました。

そんな中、昨日モスクワ市長より6/15から6/19まで非労働日に設定する宣言が出ました。またまた、コロナ新規感染者が増えてきたということで、その期間中はフードコートの閉鎖、飲食店の深夜営業を禁止、従業員の30%を在宅勤務にする義務もまたまた復活。前回まで非労働日の宣言は大統領がしていましたが、今回はモスクワ市長が非労働日を発表する形になりました。ロシアのワクチン接種率は本日時点(6/12)で12.67%(少なくとも1回接種した人)と、日本と同じぐらいの接種率。去年から大規模接種が開始されているのにも関わらずなかなか接種率が伸びません。

いつまでこのようなことが続くのか、改善するまで唯々待つしかありません。

参考記事:”Сколько привито от коронавируса в России на 13 июня” https://gam-kovid-vak.ru/skolko-privito-ot-koronavirusa-v-rossii-na-13-iyunya/

 

 


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日本コスメに全く困らないモスクワライフ

化粧落としとか洗顔フォームとか、基礎化粧品について日本製は機能性があって使いやすいし一番だと思います。昔はロシアで日本の基礎化粧品を買うのは難しかったから、一時帰国中に買いだめしてロシアに持ってきていたけど、今はモスクワの色々なところで購入できるから、すごく便利になったなと思います。現地の値段は日本に比べ3倍ぐらいするけど、わざわざ送ってもらったり空輸代と手間を考えると、国境が封鎖している今はモスクワのお店で買ったほうがベターだと個人的には思います。

ロシアでは日本の化粧品は大変人気で、基礎化粧品を取り扱うお店も増え、品数も昔に比べ増えました。2004年にオープンした、今ではコスメショップTOP5に入るЗолотое яблоко(=golden appple)というお店は、日本のコーナーが設けられていて、日本のシャンプー、リンス、石鹸、フェイスマスク(パック)など色々取り揃えています。そのほかにМегуми(=メグミ) (https://imegumi.ru)というお店や、様々なインターネットサイトでの日本のコスメが買えます。とっても便利になったモスクワライフです。

↑去年のロックダウン中ではコスメ店のテスターは禁止されていたけど、今は普通に使用できます。色々テスターが試せるのはロシア人にとって商品を吟味する過程で重要な要素。

 

参考記事&HP

Золотое яблоко (https://goldapple.ru

”Косметический ритейлер «Золотое яблоко» откроет магазины под новым брендом” https://www.vedomosti.ru/business/articles/2019/10/24/814695-zolotoe-yabloko

 

 


ロシアを知る。 (東京堂出版)

今日の写真

連日20度を超える、太陽燦々の天気でとってもいい季節です。まだ5月だけど、感覚的に平年6〜7月に夏日があって、8月に入ると秋まっしぐらなような気がします。最近は綺麗に整備された公園が急激に多くなったし、野外や芝生でまったりするのがモスコビッチのライフスタイルなのかな、と。

昔極東で留学していた時は、公園=酔っ払いの集まるところで近づかない方が良かったけど、今は市民の憩いの場所になっていて大分変わりました。どんどん住みやすくなっていますね。

 

 

 

 


ロシア文化55のキーワード (世界文化シリーズ7)

映画スタジオ・モスフィルム

ソ連時代の映画は、今でも何度もテレビで放送されていたり、国民的に愛されている名作がたくさんあります。モスクワにある「モスフィルム」は、当時の映画製作を支えた、今でも健在する映画スタジオです。創立は1924年とのことで、もうすぐで100周年。今は映画館よりも家で映画を鑑賞する機会が多いですが、こうして今でも昔からのスタジオが続いているのは、ダイナミックに変化するモスクワだけどレトロなものも大切にする、とても素敵だなと思いました。

この映画スタジオ「モスフィルム」は、一般の人向けにツアーがあり、今回少しだけご紹介します。

予約した時間になると誘導されるので、時間がくるまで外で待ちます↓

敷地内に入ると、博物館の建物があります↓

博物館の中は、撮影に使われた車とか、こうした昔ながらのソーダ自動販売機が展示されています。展示物はとってもノスタルジーです↓

博物館の見学が終わると、更に敷地の中へ移動。実際に使われている、撮影ロケ現場へ行きます↓

ガイドの方の誘導とともに、オープンセットの敷地内へ入ります↓

一角に、ダーチャ風の建物や、ロシア、ヨーロッパの街並みをしたセットがぎっしりと並びます。 色々な風景が1箇所に混じり過ぎて、引き目のシーンはどうやって取るのだろうと思いました。。 しかしどの建物の本格的です。↓

数十分間、ぶらぶら敷地内をすることができます↓

セット内で立ち話。ここはどこだろう↓

スタジオの全敷地は34、5m2、ヨーロッパにあるスタジオに比べてもモスフィルムはかなり大きいものみたいです。

モスフィルムに関わった映画監督の写真。映画の巨匠がずらりと並びます。↓

(Date taken: October 2020 )

その他に、モスフィルムのお土産やさんもありました。観光向けにも頑張っていてとても面白かったです。グループツアーの所要時間は約1時間半。値段は大人460ルーブル(約650円)。申し込みはネットで可能。私が行った時は、ガイドさんはロシア語のみでした。

Mosfilm Tours: https://en.mosfilm.ru/fans/excursion/

 




ラジオ番組『JAM THE PLANET』に出演しました!

今日、J-WAVEのラジオ番組「 JAM THE PLANET」に出演させていただきました! ラジオは昔から大好きで、音声だけなので色々想像しながらがGOODです!  番組中に流れたロシアの曲がとってもかっこよかったですー(ナースチャby Moya Mishel ↓)Radiko でも1週間聴けるみたいです。よろしくお願いしま〜す。

 

5月はいきなり大型GW

4月ももう直ぐで終わり。先週金曜日の発表で、5月が10連休になることが発表されました!先のことは誰にも予想できないこの感覚、ロシアならではです。

通常だと5月1日が「春と労働の祝日」、5月9日「戦勝記念日」と飛び飛びに祝日があるので、中休みを有給で補って連休にすることはよくありますが、今回は政府が連休と連休の間を「非労働日」として、全部10日間をえいやっとロシア全土を連休にしてしまいました。トップの決定力は凄まじいものがあります。

今ロシアの1日のコロナ新規感染者数は、3月に入ると1万人を切り今は横ばいを維持している。5月の春の祝日を一気に連休にしてしまったのはコロナ感染拡大をこれ以上増やさない為ということですが、逆に皆んなお休み気分で感染者が増えないのかな。。という感じです。

モスクワでは4月に入ると新規感染者数が増えて、地下鉄のマスク+手袋チェックが厳しくなっています。とはいえ、もともと屋外はマスクをしなくてもいいので、皆んな自由ですが。。。自己管理はまだまだ続くのです。

↑尻尾がふさふさ。こんなに近くで見れて可愛い

(Date taken:  April 2020 )

 

“Путин подписал указ о нерабочих днях между майскими праздниками в 2021 году” https://tass.ru/obschestvo/11234001?utm_source=yxnews&utm_medium=desktop&nw=1619428511000

春の到来と、セントラルヒーティング

先週はすぐ溶けてしまう雪が降ったけど、週末は10度台まで気温が上昇し太陽燦々の散歩日和、いきなり暖かくなったモスクワです。

長い冬が終わり、春の到来(を通り越して夏!?)は嬉しいものですが、一つ淋しくなるものがあります。それは、セントラルヒーティング。ロシアは各部屋にセントラルヒーティング、つまり中央暖房が装備しているので、野外は氷点下でも、家の中はとっても暖かいのです。しっかりした造りの家だと、セントラルヒーティングがよく働いて、室内は半袖も過ごせるぐらいの快適さです。(寮に住んでいた留学時代は外が寒すぎて、セントラルヒーティングがあっても、窓からの隙間風を防ぐために、濡れた新聞を詰め込むこともしましたが、それでも日本みたいに室内でふわふわした羽織を着ることはあまりなかったです。)

このセントラルヒーティングは、春到来と共になくなってしまいます。モスクワ市のサイト(こちら)によると、5日連続で8度を上回るとセントラルヒーティングが切れるみたい。その年の天気にもよるけど、去年だと5月に切れたし、天気予報を見ると今週はいきなり20度越えもあるみたいだから、もうそろそろ切れるかなと思います。実はセントラルヒーティングが切れた季節の変わり目が試練で、ころころ天気が変わりやすくもあり、風邪を引きやすいので要注意です。

冬の癒しアイテム、セントラルヒーティング。寒い外気にさらされた後、家に帰って、このほんわか暖かいセントラルヒーティングの菅を触るとほっとするものです。寒い冬の季節、いつも暖かくしてくれてありがとう、です。

 

参考記事:”Когда власти Москвы отключат теплоснабжение в городе в 2021 году”

Когда власти Москвы отключат теплоснабжение в городе в 2021 году

ロシア旅日記 〜コストロマ編(Кострома)〜

旅について書きたかったのですが、全然やっていなかったのでマイペースにアップしていきたいと思います。今回はロシアの古い都が点在する「黄金の環」の一つでもある「コストロマ(Кострома)」です。「黄金の環」はロシア語でザラタヤ・カリツォ(Золотое кольцо )といって、 セルギエフ・パサート、ウラジーミル、スズダリの3つが有名ですが、今回はもっとローカルな場所をご紹介します。

コストロマはモスクワから300キロ離れたところにあります。行き方は電車だけを使用すると不便なので、電車とバスを乗り継いで行きます。ちょっとした小旅ですね。まずは電車でヤロスラブリまで行き、そこからバスに乗り継いで約1時間半ちょっとするとコストロマに到着します。

↑コストロマバスターミナル。赤の看板がいい感じです。

訪れた時期はロシアのお正月。ロシアのお正月休みは長いのでのんびり旅行で、宿泊施設が多いいヤロスラブリを拠点として1泊し、そこからコストロマに向かい街を散策しました。コストロマは欧州で一番長い川「ヴォルガ川」と「コストロマ川」の合流点に位置します。ユーリー・ドルゴルーキーというキエフ大公によって12に世紀に誕生した街みたいです。街の雰囲気はのんびりとしていて、古いロシアの建物が並ぶ、歴史を感じるものでした。

コストロマでいちばんの観光地、イパチエフスキー修道院へは市内バスを使用しました。コストロマ川を越えたところに修道院の最寄り停留所があります。

↑タタール人のチェト公が14世紀に創設したとされるイパチエフスキー修道院の周辺。

↑敷地内の入口。色んな地域からの訪問客というよりも、地元や近郊の人が訪れていてローカルな雰囲気、それでいて建築も立派で綺麗。

イパチエフスキー修道院はロマノフ一族とゆかりがある修道院で、後に皇帝となるミハイル・ロマノフが少年時代に隠棲していたみたい。教会の中はその迫力に驚きです。

そして、次の場所はすごく気になっていた民族博物館(ロシア語でкостромская слобода)へ。イパチエフスキー修道院の近くにあります。木造教会があるところで、一度見てみたかった場所です。

↑костромская слобода民族博物館の敷地内。木造建築が並ぶ。

↑昔の生活の様子が伝わってくる。角にイコンが飾られています。

↑全部木造。

木造教会というとキジ島のプレオブラジェーンスカヤ教会が有名ですね。コストロマの木造教会はモスクワからもアクセスしやすく、のんびりお散歩ができます。

あとは、古い商店があったところや、街をぶらぶらして、バスでヤロスラブリへ戻ります。

ヤロスラブリは大きな観光地で、各地から観光客が集まるところです。こちらは以前に結構観光したことがあるので、今回はのんびりとヴォルガ川沿いをぶらぶらしたり、博物館に行きました。

↑ヤロスラブリ市内を散歩していると、ポジャルスキー公爵のモニュメントが。ミーニンという商人と共に、ポーランドのロシア侵入(1612年)に立ち向かったロシアの国民的英雄。モニュメントはモザイクで出来ている。

ヤロスラブリの街は大きいので、お食事するところが結構あります。モスクワへの帰りの電車を待っている間に、駅前のPark innホテルに併設されているドイツ・ビアバー(Paulaner店)にて夕食を。外資系のホテルがあるなんで、結構発展しているヤロスラブリなのです。ビアバーではロシアなのにミスマッチな白ソーセージとドイツビールをオーダーして空き時間をすごしました。

↑地ビール発見。市内のビアバーにて、種類が豊富だった。

↑ヤロスラブリ駅。イルミネーションでキラキラしている。

(Photo date taken: January 2018 )

モスクワから行ける週末編、いかがでしたでしょか。王道を行く観光というよりも、ちょっと地元の人たちが行くようなほのぼの旅行ルートでした。夏は夏で、緑が綺麗で、ゆっくりと流れるヴォルガ川を見るのもいいと素敵だと思います。

(終)