日別アーカイブ: 11/30/2009

おうち事情⑤

突然当日に決まった 当時私が住んでいた部屋の物件紹介。待ち合わせ場所には不動産屋のアレクセイ君の他に、部屋を探している体格のいい女の子と、そのお客担当のバンダナを巻いたもう一人のエージェントがいた。

部屋に入るなり 咽喉が渇いたから水を飲ませてくれ、とアレクセイ君から頼まれる。それを聞くと今度は女の子が暖かいお茶が飲みたいと言いだし、バンダナ君も僕も水いいかい?と言いだす(おいおい君たち お客気分!?) みんな喉を潤すと何となく部屋の中でくつろぎだす。(友達の家に遊びに来ているのかいっ!)

女の子は一目でこの部屋を気に入って、バンダナ君と話しだす。その間アレクセイ君は台所で私の契約書を読んでくれた。”ほら、ここの項目に敷金は必ず戻さなくちゃいけないって書いてあるよ!”

女の子は こんな物件今まで見せてくれなかったじゃな~いと、もうここに決めたっ!って公言して帰って行った。バンダナ君も契約が決まって、ありがと、と うれしそうに帰って行った。アレクセイ君は私に”明日オフィスで契約結ぶから、”とお客さんに聞こえるので多くは言わなかったけど、これで一件落着と帰って行った。

次に住む人が決まったし これで、もうすぐ問題が解決するのかなーと 半分は希望と、半分は いや安心するのはまだ早い、と自分に言い聞かせてコップと菓子詰めを片づけた。