年別アーカイブ: 2010年

首都の理由

モスクワはロシアの首都だから 多くの情報が集まるという利点がある半面、ここは人種のるつぼだから他人からしてみれば自分は日本人というよりも 大きく引っ括めてアジア人。
毎年ですがこの時期、異民族排斥運動が活発になり いつもよりさらに身を引き締めて外出しています。
たまにロシア人に何で!?って聞かれるんですが(というか彼らには関係ないから無関心?)自分の身は自分で守らないとです。

バイクじゃ!

個人的な趣味ですが、街中にバイクです!
春なので バイクツーリングをよく見かけます。ノーヘルなんて普通だし。(でも警察がいるところを通ったら捕まりますよ。)
しかし、ここではみんな運転荒いから、自分がバイクに乗るとなると さすがにに怖いなー
すぐに吹き飛ばされそうです.

 

実はもう春なんです!

ここんところ急激に温かくなり、昼は+10度ほどです~ 

冬は もこもこした腿膝が隠れるダウンコートを着ていましたが 今は薄手のジャケットです。冬から春への切り替えが早いから、ダッフルコート見たいな厚手の毛生地で出来たコートの出番はほんの1週間強だったかな。

今日の昼間は半袖でもokでした。

それにしてもポーランド機の事故、バンコク、キルギスの騒動、世界のニュースから目が離せないです。

コダック印画紙

また治安が悪くなり、警備体制を強化しているこのところ、やたらめったらカメラぶら下げなんてできないです。この国の抱える問題を、遠い国のニュースではなく実感として受け止めている今日この頃です。

それで、話は変わりますが日本の友達の知らせで知りました。コダック印画紙が中止ですか。。びっくりニュースです。今までコダック使っていたからどうしよう~って他の手法を考え中ですが、ロシアですとほぼカラープリントの環境はゼロに近いです。フィルム現像はラボでできますが、プロラボでもちゃんとしていないときがあって 、半透明シートが在庫がないから 生フィルムをそのままぐるぐるっと素手で巻かれて仕上がって来る時があります。こんな姿で出てくると何とも悲しいですがそう言えばロシアの作家ってなんとなくスクラッチを生かした作品が多いと思うけど、こういう環境のせいかなって思ったり。たぶん 気のせいだね!

2010.03.29②

朝の通勤ラッシュ時、ルビャンカとパルク・クリトゥーリというモスクワの中心を走る地下鉄で29日テロが起きました。両駅はモスクワに住んでいるなら 誰でも使ったことのある身近な駅。
2回目のテロが起きたと知った時の喪失感、本当なのか、何が起こっているのだか分りませんでした。テレビ速報が出た時、テレビに集まってきた人達は ニュースキャスターの発するまだ映像なんか届いていない、言葉だけの情報を 一言も聞き洩らさないように、無言で聞き入っていました。

本当だったら、今週から夏時間が始まり 1時間早く起きなくてはいけない週の始まりで、眠いねーなんて挨拶代わりに言っていた日なんだろうけど、そんなんじゃない、普通じゃない、もうすべてが混沌としていました。

速報が終わると地方に住む友達から、自分の携帯電話に安否を確認する連絡がたくさん入ってきました。

今日の報道によると今回のテロによる犠牲者は39人。イスラム過激派の背景があるらしい。
テロ発生後、新聞やテレビには犠牲になった人たちの生々しい風景が写しだされ、まるで戦争のようです。
大学ではよく 建物に爆弾が仕掛けられたらしい、学校休みだー、でも結局何もなかったなんてことはよくあったけど、ここ大都市モスクワに来て、常に危険と隣り合わせで暮らしていることを衝撃的に思い知らされた事件です。

昨日(30日)は服喪の日で、どこにもでも半旗が揚がって、テレビ番組はコメディー放映は控えられ、地下鉄を利用する人は急激に減り、モスクワが重くて静かな雰囲気に包まれています。

朝の通勤ラッシュ時、モスクワの中心であるルビャンカとパルク・クリトゥーリという駅で29日爆発テロが起きました。
2回目が起きたと分かったの時の喪失感、はっきり言って 本当なのか何が起きているか分からなかったです。非常事態を伝える 緊迫した表情のテレビのニュースレポーター。速報ニュースを見ていた周りの人は、アナウンサーの言葉を一言も聞き洩らさないように 無言で聞き入っていました。
両駅はモスクワに住んでいるなら、誰でも利用したことがある身近な駅。
テロ速報後、地方に住んでいる友達から 自分の携帯に安否を確認する連絡がたくさん入って、なんてことが起こったんだっと、今起こっていることが本当に身近過ぎです。
今日の報道だと犠牲者は39人。イスラム過激派の背景があるらしい。新聞もテレビも当時の状況を生々しく人が横たわっているのを写し、まるで戦争みたいです。
というか、大学では建物内に爆弾が仕掛けられたらしいから、学校が休みだー、でも本当は何も仕掛けられていなかったなんてことがよくあったけど、自分がそういう危険と本当に隣り合わせのところにいるの、思い知らされた。
昨日(30日)は喪に服す日でどこにでも半旗が揚がっていて、テレビはコメディー番組を放映するのは控えられ、地下鉄利用者は少なくモスクワ全体が静かでした。

2010.03.29

週明け、学校、仕事場に急ぐ人がごった返す早朝、地下鉄でテロが起きました。しかも2回。モスクワに住んでいるなら、誰でも利用する可能性のある、身近な場所です。誰もがこの事件に驚いています。
ちゃんと整理して書きます。

いくつ当てまはりますか?

~~ロシア度~~
※あくまでも普段の生活から湧き出た視点です。あしからず。

①寒くても何となく アイスクリーム屋さんが気になる。
②いつか 髭を生やしたおばあちゃんを見てみたい。
③サブバック或はメインバックは、キオスクでも買えるビニール袋の方が便利である。(ブランド袋みたいなもの)
④人が落し物をしたら、ちょっと遠くに離れていても 駆けつけて知らせてあげたくなる。
⑤物を指すときは、5本の指を揃えて示す。
⑥鼻をかむなら ちり紙よりもハンカチのほうがいい。
⑦ウォッカグラスを持つと、立ち上がってお祝いの言葉を述べたくなる。
⑧ウォッカには 黒パンと少々の塩が一番合う。
⑨何か質問されても 「ナルマーリナ (良くも悪くもない。しかるべく)」が口癖だ。
⑩市内電話を使うと 話し過ぎてしまう。(ソ連時代、市内電話はみんなタダだった。その名残)
⑪鍵は玄関に隠し棚があったら、そこに置くのが普通だと思う。
⑫空き時間はクロスワードや数読を解いている。

かなり独断と偏見ですが、いくつ当てはまりましたか?点数が多ければ多いほど あなたのロシア度は高いです。私は半分くらいかな^

写真博物館

先月、親友がいる ニジニ・ノブゴロドへ行ってきました。
ロシアの真ん中・イルクーツクまで走っている電車に乗って約6時間。乗るはずの電車に遅れて、早朝5時に現地到着という なんともドジにも度が過ぎる時間に着いて、真っ暗で、マイナス20度以下と寒くて風が吹くなか 大学時代からの大親友が迎えてくれました。もうこれだけで 相当嬉しく、プラス モスクワの駅構内で はじめて買うeチケットの取り扱い方に手こずってしまったので、友達の顔を見たら 着いたー!とひとしきり感動でした。

ニジニにはロシアで唯一 写真専門の博物館があります。
1992年にオープンされたそうです。会場は広くありませんが、その内容は 濃い~~。

ニジニ・ノブゴロドは 人口130万人とモスクワ、サンクト・ペテルブルグに次いでヨーロッパロシアの中では3番目に大きな都市。しかし、なぜか日本のガイドブックには紹介されてないんです。

商工業が盛んで、昔からドイツとの交流があったみたい。だから”写真”という 高価で物珍しい代物が受け入れやすい背景があったということ。

地元出身の写真家が撮影した 19世紀から20世紀の写真が展示されています。上の写真は↑その当時に使われていたお化けカメラです。

さらに奥の部屋に行くと、年代物のカメラや引き伸ばし機がたくさん!うげ~ これには もう釘付けぇ!!

ソビエト時代に製造された 引き伸ばし機がずら~。
こんだけ国内で生産していたんですね。それぞれのネーミングもニクイ!

「ドン 110」---ドン川
「ネヴァ 2M」---ネヴァ川
「レーニングラード 」 ---昔のサンクトペテルブルグの呼び名

すべて生産していた地域に関する 川や土地の名前。ストレートすぎるぅ^。

ペーパーはドイツから輸入していたもの使っていたそう。のちに ロシア国内でも製造するようになりました。手前の赤いのは 日本でも有名なスラビッチ製 印画紙。

その他にも ソビエト製の写真機コレクションは見ものです。
(*写真撮影は館内では禁止です。今回、特別許可を頂きました。)

19-20世紀に ニジニ出身の写真家が撮影した作品からは、当時の街の様子や、 異文化が隣り合う ニジニの地理が見えてきます。

それにしても、ニジニは さすがモスクワに比べて寒かったー。
イルクーツクみたいに大きなヴォルガ河を挟んだ街作り。よくあるロシアの地方都市のように シンプルで、飾るところがないような雰囲気をかもしだす街並みを 寒さに負けずに観光したの、すごく楽しかったです。ありがとう~。

ニジニ・ノブゴロド 博物館情報↓
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THE STATE RUSSIA PHOTO MUSEUM
Nizhni Novgorod region
http://www.russianmuseums.info/M1641
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