年別アーカイブ: 2021年

5月はいきなり大型GW

4月ももう直ぐで終わり。先週金曜日の発表で、5月が10連休になることが発表されました!先のことは誰にも予想できないこの感覚、ロシアならではです。

通常だと5月1日が「春と労働の祝日」、5月9日「戦勝記念日」と飛び飛びに祝日があるので、中休みを有給で補って連休にすることはよくありますが、今回は政府が連休と連休の間を「非労働日」として、全部10日間をえいやっとロシア全土を連休にしてしまいました。トップの決定力は凄まじいものがあります。

今ロシアの1日のコロナ新規感染者数は、3月に入ると1万人を切り今は横ばいを維持している。5月の春の祝日を一気に連休にしてしまったのはコロナ感染拡大をこれ以上増やさない為ということですが、逆に皆んなお休み気分で感染者が増えないのかな。。という感じです。

モスクワでは4月に入ると新規感染者数が増えて、地下鉄のマスク+手袋チェックが厳しくなっています。とはいえ、もともと屋外はマスクをしなくてもいいので、皆んな自由ですが。。。自己管理はまだまだ続くのです。

↑尻尾がふさふさ。こんなに近くで見れて可愛い

(Date taken:  April 2020 )

 

“Путин подписал указ о нерабочих днях между майскими праздниками в 2021 году” https://tass.ru/obschestvo/11234001?utm_source=yxnews&utm_medium=desktop&nw=1619428511000

春の到来と、セントラルヒーティング

先週はすぐ溶けてしまう雪が降ったけど、週末は10度台まで気温が上昇し太陽燦々の散歩日和、いきなり暖かくなったモスクワです。

長い冬が終わり、春の到来(を通り越して夏!?)は嬉しいものですが、一つ淋しくなるものがあります。それは、セントラルヒーティング。ロシアは各部屋にセントラルヒーティング、つまり中央暖房が装備しているので、野外は氷点下でも、家の中はとっても暖かいのです。しっかりした造りの家だと、セントラルヒーティングがよく働いて、室内は半袖も過ごせるぐらいの快適さです。(寮に住んでいた留学時代は外が寒すぎて、セントラルヒーティングがあっても、窓からの隙間風を防ぐために、濡れた新聞を詰め込むこともしましたが、それでも日本みたいに室内でふわふわした羽織を着ることはあまりなかったです。)

このセントラルヒーティングは、春到来と共になくなってしまいます。モスクワ市のサイト(こちら)によると、5日連続で8度を上回るとセントラルヒーティングが切れるみたい。その年の天気にもよるけど、去年だと5月に切れたし、天気予報を見ると今週はいきなり20度越えもあるみたいだから、もうそろそろ切れるかなと思います。実はセントラルヒーティングが切れた季節の変わり目が試練で、ころころ天気が変わりやすくもあり、風邪を引きやすいので要注意です。

冬の癒しアイテム、セントラルヒーティング。寒い外気にさらされた後、家に帰って、このほんわか暖かいセントラルヒーティングの菅を触るとほっとするものです。寒い冬の季節、いつも暖かくしてくれてありがとう、です。

 

参考記事:”Когда власти Москвы отключат теплоснабжение в городе в 2021 году”

Когда власти Москвы отключат теплоснабжение в городе в 2021 году

ロシア旅日記 〜コストロマ編(Кострома)〜

旅について書きたかったのですが、全然やっていなかったのでマイペースにアップしていきたいと思います。今回はロシアの古い都が点在する「黄金の環」の一つでもある「コストロマ(Кострома)」です。「黄金の環」はロシア語でザラタヤ・カリツォ(Золотое кольцо )といって、 セルギエフ・パサート、ウラジーミル、スズダリの3つが有名ですが、今回はもっとローカルな場所をご紹介します。

コストロマはモスクワから300キロ離れたところにあります。行き方は電車だけを使用すると不便なので、電車とバスを乗り継いで行きます。ちょっとした小旅ですね。まずは電車でヤロスラブリまで行き、そこからバスに乗り継いで約1時間半ちょっとするとコストロマに到着します。

↑コストロマバスターミナル。赤の看板がいい感じです。

訪れた時期はロシアのお正月。ロシアのお正月休みは長いのでのんびり旅行で、宿泊施設が多いいヤロスラブリを拠点として1泊し、そこからコストロマに向かい街を散策しました。コストロマは欧州で一番長い川「ヴォルガ川」と「コストロマ川」の合流点に位置します。ユーリー・ドルゴルーキーというキエフ大公によって12に世紀に誕生した街みたいです。街の雰囲気はのんびりとしていて、古いロシアの建物が並ぶ、歴史を感じるものでした。

コストロマでいちばんの観光地、イパチエフスキー修道院へは市内バスを使用しました。コストロマ川を越えたところに修道院の最寄り停留所があります。

↑タタール人のチェト公が14世紀に創設したとされるイパチエフスキー修道院の周辺。

↑敷地内の入口。色んな地域からの訪問客というよりも、地元や近郊の人が訪れていてローカルな雰囲気、それでいて建築も立派で綺麗。

イパチエフスキー修道院はロマノフ一族とゆかりがある修道院で、後に皇帝となるミハイル・ロマノフが少年時代に隠棲していたみたい。教会の中はその迫力に驚きです。

そして、次の場所はすごく気になっていた民族博物館(ロシア語でкостромская слобода)へ。イパチエフスキー修道院の近くにあります。木造教会があるところで、一度見てみたかった場所です。

↑костромская слобода民族博物館の敷地内。木造建築が並ぶ。

↑昔の生活の様子が伝わってくる。角にイコンが飾られています。

↑全部木造。

木造教会というとキジ島のプレオブラジェーンスカヤ教会が有名ですね。コストロマの木造教会はモスクワからもアクセスしやすく、のんびりお散歩ができます。

あとは、古い商店があったところや、街をぶらぶらして、バスでヤロスラブリへ戻ります。

ヤロスラブリは大きな観光地で、各地から観光客が集まるところです。こちらは以前に結構観光したことがあるので、今回はのんびりとヴォルガ川沿いをぶらぶらしたり、博物館に行きました。

↑ヤロスラブリ市内を散歩していると、ポジャルスキー公爵のモニュメントが。ミーニンという商人と共に、ポーランドのロシア侵入(1612年)に立ち向かったロシアの国民的英雄。モニュメントはモザイクで出来ている。

ヤロスラブリの街は大きいので、お食事するところが結構あります。モスクワへの帰りの電車を待っている間に、駅前のPark innホテルに併設されているドイツ・ビアバー(Paulaner店)にて夕食を。外資系のホテルがあるなんで、結構発展しているヤロスラブリなのです。ビアバーではロシアなのにミスマッチな白ソーセージとドイツビールをオーダーして空き時間をすごしました。

↑地ビール発見。市内のビアバーにて、種類が豊富だった。

↑ヤロスラブリ駅。イルミネーションでキラキラしている。

(Photo date taken: January 2018 )

モスクワから行ける週末編、いかがでしたでしょか。王道を行く観光というよりも、ちょっと地元の人たちが行くようなほのぼの旅行ルートでした。夏は夏で、緑が綺麗で、ゆっくりと流れるヴォルガ川を見るのもいいと素敵だと思います。

(終)

 

 




ロシアにあったサマータイム

実はロシアにもサマータイムが昔ありました。

当時、モスクワに来たばかりの時は、サマータイムがあることを知らないで職場に早く着いてしまったり、冬時間に移行するときは1時間遅刻をしないよう、前日の夜はすごく緊張したり、あまりいいことがなかったような思い出がある。

ころころ時間移行制度が変わったこともあり、なるがままに従っていたけど、こちらの記事(История летнего и зимнего времени в России)を読むと、2011年3月に年間を通して夏時間に固定、時間移行制を試験的に廃止。しかし、冬は朝日が出る時間が遅くなるなど便利でなかったことから、2014年10月に通年で元の冬時間を採用する、というような経緯だったみたい。

ロシアはエネルギー大国だから、省エネよりも、実際の生活のしやすさの方が重要なのかも。

今の時計はデジタル化になっているので、手動で時計の針を進めたり戻したりしなくてもいいけど、お腹が空いたり夜眠くなったりする体内時計っていきなり調節するのは容易なことではないですね。

“История летнего и зимнего времени в России” https://tass.ru/info/6233274

東京で体験できる旧ソ連のワイン

久しぶりにワインのお話です。

3月17日(水)から3月22日(月)まで、新宿の伊勢丹で「世界を旅するワイン展」が開催されています。→ https://www.mistore.jp/shopping/event/shinjuku_e/wine_10

ここではロシアやアルメニア、モルドバ、グルジアのワインが紹介されているみたいです。

ロシアからは過去の記事でも触れました、”Chateau Tamagne(シャトー・タマン)”が、紹介されています。【→ 商品「Шато Тамань экстра брют белое игристое вино」当展示会のハンドブックよりP22目   】今ではロシアでも辛口が飲まれるようになったけど、どことなく尖っていない丸みを帯びた甘さも感じられ、そんなChateau Tamagneの作りが個人的に好きです。ロシアではお値段もお手頃なので、これも更に◯(丸)です。

アルメニアからは、モスクワでも見かける”Zorah (ヴァヨツ・ゾル)”【→当展示会のハンドブックより9行目】認識はあるけど、ちょっと高価なのでまだ飲んだことがありません。いつかアルメニアを訪れた時に飲んでみたい。

そのほかにもグルジアやモルドバもあり、世界中のワインが紹介されているので日本にいたら訪れてみたい展示会でした。

 

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

ブログ内でロシア・ワインの記事を読みたい場合は、ダグで「russian wine 」や「ロシアワイン」、またはカテゴリー欄で「Are-kore diary about wine*。」を選択するとソートされます。

お仕事の依頼は、contactへお願いします。

来週であれから1年が経ちます

来週の3月28日(日)で、ロシアの所謂ロックダウンから1年が経ちます。なんだかこの1年は過ぎてしまうとあっという間でしたが、そのプロセスを思い返してみると長い時の流れを感じます。

当時はコロナが何であるか情報が少ない中、テレビを通して大統領の緊急演説を聞き、まさかここまで長く続くことだとは想像もしていなかった。

お正月明けぐらいから、モスクワでは国産ワクチンの大規模な配布を開始し、スプートニック Vに関しては海外からの評価を得て、ロシアは世界のどこよりもリードしているのかなと一瞬思うのですが、実際のところ、今の現地の接種率はイスラエルやアメリカに比べて低いのです。各紙によると現在のロシア接種率は人口の4%、もしくは成人人口の3%と言われています。今や接種率が60%近くまでいっているイスラエルに比べるとかなり低い。今月初めに取り沙汰されたロシアの地方都市(凡そ10都市)が未だ大規模なワクチン配布に行き着いていないことや、昨日発表されたレニングラード州(州都はサンクトペテルブルグ)のワクチン不足を聞くと、都市によって分配が違う。モスクワは希望者にはすぐに接種をできるのに。生産そのものが追いついていかない、ディストリビューションをどうするか、ロシアのみならず、欧州や日本でも起こりうる、もしくはすでに起こっている新たな課題が見えてきます。まだまだ長い道のりです。

“Россия почти перестала прививаться от ковида, несмотря на избыток «Спутника V»”  https://www.bfm.ru/news/466498

“Вакцина от COVID заканчивается в Ленинградской и Мурманской областях” https://www.interfax.ru/russia/756414

” “Поставляют за рубеж, а в России граждане не могут привиться?” Жители нескольких российских регионов жалуются на нехватку вакцин” https://www.currenttime.tv/a/v-rossii-grazhdane-ne-mogut-privitsya-zhiteli-neskolkih-regionov-zhaluyutsya-na-nehvatku-vaktsin/31155778.html

“Москва переходит к массовой вакцинации от коронавируса” https://tass.ru/obschestvo/10483467

ロシアのリゾート地、ソチ

今、国内で流行っているリゾート地といえば、2014年に冬季オリンピックが開催された「ソチ」。黒海に面していて、海あり、山あり、自然が豊富で素敵なところです。冬季オリンピック時は質の良いレストランを見つけるのが難しかったですが、今は美味しいものを出してくれる飲食店や宿泊施設が増えました。それでもまだ収容キャパは足りないけど、これからどんどん国内観光が発展していくんじゃないかな、と思います。もともとサービス業が無かった国で、その質は今でも首を傾げてしまうところが正直ありますが、これからどのように成長していくか楽しみです。

↑雄大な雪景色、ソチにて。(Date taken: February 2013 )

 

最近のモスクワは、あと一息で冬も終わるはず! ですが、また2桁台のマイナスになったり、週末には急にゼロ度付近まで暖かくなる予報と、体調管理には十分気をつけなければならない天気です。

”Ночь с 10 на 11 марта стала самой холодной в Москве за последние 49 лет” (Вечерняя Москва) https://vm.ru/news/867003-proshlaya-noch-stala-samoj-holodnoj-v-moskve-za-49-let?utm_source=yxnews&utm_medium=desktop&nw=1615568708000

カレンダー的にはもう春です!

来週の8日(月)からは春を祝う「マースレニッツァ」で、カレンダー的にはもうすぐ春! しかし、まだ一桁台のマイナスが続きます。

そして、同日(3/8)から今までブロックされている65歳以上向けの定期券が解除されます。モスクワでは年金生活者は公共交通を無料で利用できるのですが、今この定期券はリスクが大きいお年寄りを対象にコロナ感染拡大対策でブロックされています。とはいうものの、お金を払えばバスとか地下鉄を使えるので、お年寄りでも用事があれば公共交通を使用していますが。。

さらに、同日は国際婦人デー! 女性にお花をあげるのが習慣なので、お花屋さんは大忙しです。

” Соцкарты москвичей старше 65 лет разблокируют с 8 марта” https://www.interfax.ru/moscow/754736

“Масленичная неделя 2021”  https://www.kp.ru/putevoditel/kalendar-prazdnikov/maslenichnaya-nedelya/

 




昨日、3月1日は猫の日

昨日は猫の日だったみたいです。

まだ雪は残りますが、3月に入り春の気配もします。

ハバロフスクにて

“1 марта – День кошек в России. История праздника, интересные факты о кошках” https://rubtsovskmv.ru/kalendar/1-marta-den-koshek-v-rossii-istoriya-prazdnika-interesnye-fakty-o-koshkax/2020/03/01/