日本ではロシアのマクドナルド後継店が話題になっているかもしれませんが、全然マックに興味がなく、それよりも独自性のある場所に足が向く筆者なのです。
ということで、今年の2月にオープンした新しいモスクワの日本食レストランをご紹介します。ここでは日本のラーメンを提供しています。
場所はルビヤンカ(Лубянка)駅やキタイ・ゴーラド( Китай-город )駅のあたりで、ボリショイ劇場やクレムリンの近くにあります。
それではパィエハリー! (let’s go! )
今回のお店の名前は「鳥取(ТОТТОРИ)レストラン」。入り口はこんな感じで、地下に入ります。入り口からして日本の提灯が飾ってあって日本情緒満載です。
オーナーが大の日本好きで、モスクワに居ながら本当の日本にいるような場所を創りたかったことから、このお店ができたみたいです。店内のインテリアは90%が日本から持ってきた物とのこと。提灯とか絵とか兎に角日本づくしでかなり凝っています。提灯がぶら下がっている壁の先は日本の居酒屋界隈の絵になっていて、確かにまるでモスクワにいながら異国に旅行しているよう。こちらは個室です。昭和か大正? いや、ハイカラっぽいから明治か何かのポスター。ビジネスミーティングとか、騒ぎそうなグループで来るときに使えますね。
さて、肝心のラーメンです。またまた、一番味がしっかり出ていそうな豚骨をオーダしてみます。
半熟卵に、ベビーコーンのスライスが小花のようにみえて綺麗です。お味は出しがかなりちゃんと出ていて、日本人好みの仕上がりでグッドでした。麺もしっかりめの固さ。日本を旅行したロシア人から、日本のラーメン屋さんは量が大きくてびっくりしたという感想をよく聞きますが、こちら「鳥取」レストランのラーメンのポーションは日本と同じぐらいに感じました。これでお値段750ルーブル。今はルーブルのレートが上がったり下がったりですごいことになっていますが、もしルーブル=1.5円としたら1200円ほど。スモールサイズのラーメンも出していて、豚骨ラーメンだったら小ラーメンで520ルーブル(約800円)と、他の国に比べたらかなりお手頃プライスです。そして、質もかなり良い。
メニューには日本の生ビールもありました。多分欧州から仕入れているのかな。日本酒も多く取り揃えていて制裁の影響はないのかな、と疑問に思いましたが、お店の人に聞いたら本当かどうかは分からないけど、今のところ問題はないみたい。
オープン当初は日本人の来客が多かったけど今は減ってしまい、その代わり地元のロシア人のお客さんや中国人のお客さんが来ているみたい。確かにモスクワで働いている中国の友達は普通に働き続けているし、淡々とした生活が続くのです。
さて、ラーメンを食べ終わってお店の出口へと行くと、床にマンホールがあるのを発見。漢字で「金」「街角」とか書かれているのですが、レプリカかな。
「鳥取(ТОТТОРИ)」レストランはラーメンの他にも、和牛丼、餃子やおつまみの枝豆など魅力的なメニューがあります。サイトを見ると、そもそも和牛とお酒が売りみたい。
お店の情報はこちら↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ 日本語のサイトもあります。
Ресторан Тоттори
住所:Новая Площадь, 14