とにかく、ヴェローナ市内にある普段行けなかった、ちょっとマイナーな美術館と博物館を巡るシリーズです。
【前回のブログはこちら→ https://blog.ikedakanako.com/2023/03/24/ 】
朝は混みそうな中心街を見学し、午後からはちょっと離れた「ジュリエットのお墓(Tomba di Giulietta)」というところへ行きまいした。こちらは予約なしで大丈夫です。キャンペーンの日だったので入場料1ユーロでした。
ジュリエットのお墓(Tomba di Giulietta)
場所:https://goo.gl/maps/ZGL9WtyFCexgQ7L38
アディジェ川の近くにあります。中心街から少し離れているので、静かです。観光客もそこまで多くないです。知るひとぞ知る場所、でしょうか。
13世紀に修道院として使われていた敷地内に美術館があります。入り口はこんな感じで、奥にお庭が続きます。
こちらが美術館の様子。フレスコ画メインで、昔の人は1枚の大きなフレスコ画を好き好きに切り取って(石の下敷きなので掘り取って、の方が正しいかな)、家に持ち帰ってしまったということで、それらをコレクションして再現したのが内容となっているようです。
まあ、昔は規則とか秩序とかそういうのが今みたいに確立されていなかったのかな、と。かなり自由ですね。
さらに展示部屋を行くと、こじんまりとした一室が。壁はフレスコ画で埋め尽くされて、荘厳な雰囲気。ここはヴェローナ市が所有していて、今は結婚式の署名の時に使用されるようです。ヴェローナはロミオ&ジュリエットの町なので、海外から結婚式をわざわざヴェローナまで来て挙式するというのと聞いたことがありますが、ここの場所もエクストラ料金を払うと入籍のセレモニーをすることができるそうです。
更に進むと、教会で偉い人が座る椅子とか、パイプオルガンなんかも展示されていました。
さて、美術館の中庭に地下室に続く階段があります。地下には昔の貴族の墓石や石棺があります。
こちら、ジュリエットのお墓らしく後付けか、とりあえずそうなっている石棺です。地下室でひんやりして、ちょっと怖い雰囲気でした。
どちらかというと、フレスコ画の展示の方が数百倍面白かったと。。しかしながら、わざわざ地下室を設けてお墓があるのもすごいなと思いました。
ということで、今回で弾丸ヴェローナ美術館・博物館巡りシリーズは終わりです。
自然史博物館など、まだ行っていないところもあるので、それはまた次の機会に行こうと思います。
個人的には、ここでは紹介しなかった「カステルヴェッキオ博物館」がヴェローナでmust visitの博物館かと思います。ヴェローナの美術や歴史を網羅していて、お庭も綺麗でゆっくり過ごすには最適な博物館と思います。
あとは、前回に紹介した「ヴェローナ ローマ劇場」もヴェローナらしい観光名所でレコメンドです。ちなみに中心街にあるアレーナ劇場は夏のオペラシーズンで有名ですね。
実はヴェローナはたくさん観光できるところがあるので、のんびりリラックスコースで1日と言わずに、2、3日滞在されてみてはいかがでしょうか?
来週はヴェローナで世界最大級のワイン展Vinitalyが開催されます。コロナ禍がひと段落して、日本からの訪問者も多いかと思います。展示会場だけでなく、是非ヴェローナ市内もディスカバーしてみてはいかがでしょうか。
チャオ!
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