今週、部屋の細々した修理が終わって、文明人らしい生活できる今日この頃です。
前回のblogでも書きましたが、家探しをぼちぼち始めた頃、夜行電車を使って初めてサンクトペテルブルグへ行ってきました。目的は写真フェアー。
写真関係の人から聞いたところによると、モスクワには機材屋さんが集まる商業的な写真フェアーはないらしい。
どうせペテルブルグで観光するなら4日間ぐらいのんびりしたいし、予算のこともあったので今回はエコノミーコースをチョイス。плацкартный(プラツカルトニー) という2段ベットが車内に敷き詰められているクラスは、行き500ルーブル、帰り750ルーブル(1ルーブル=3.1円 09.11.14現在)。車内が4人分ごとに個室になってクラスは3~4倍の値段がします。このクラスをкупе(クペー)といいます。
プラツカルトニーに乗るのは4年ぶり。最後に乗ったのは、シベリアを旅行したときでした。プラツカルトニーは廊下側にもベットが備えていて、車内に何も仕切りがないので イビキをかいているおじさんがいたり、席がばらばらになってしまったカップルがみんなに邪魔にならないように小さい声で話していたり、考え事して沈黙して座っているおばさんがいたり すべて丸見えで旅行気分満点です。ロシア人ばっかりの風景の中、1人異国の私が混じるのは面倒だなーと思っていたのですが、私が乗ったペテルブルグ行きの夜行電車は、若いお洒落な若者がたくさんいて学生旅行している気分で全く違和感なかったです。
1週間前に電車のチケットを買ったけど希望する時間のチケットが取れず、ペテルブルグには朝の5時に着きました。。10月はモスクワで急激に日照時間が少なくなってきている時期で、朝の7時は闇の中。1時間駅の待合室でこのあと行きたい博物館が開く10時ぐらいまでどうしようと考えていると、バタバタと案内板みたいに絵が入れ替わる広告にマクドナルドの宣伝を発見。 6時待合室を出て、マクドナルドを目がけて中心街に行きました。
小雨が降り、当時モスクワよりも寒かったペテルブルグ。マクドナルドについたのは開店の20分前。外は真っ暗。近くのバス停に座ったり、電灯が灯って明るそうなところを歩いて(暗い所を歩くのは危ないからね) 開けてくれるのを待っていました。マックが開店すると、外で待っていた人がドガっと入店。そのほとんどは朝まで遊んでいた若者たちです。チーズバーガーと揚げすぎてじゃがいもの水分が抜けてたハッシュドポテトを注文して、ペテルブルグの観光本を読んで過ごすこと3時間半。途中、マックカフェでお茶を頼むと おばちゃんが愛想よくポットだとお湯は無料で追加できるよ、と勧めてくれます。(そんなに沢山飲めないけど、お湯が追加できるとは知らなかった!)
っということで、青春18切符で旅行して、漫画喫茶で時間つぶしをしているような気分でした。
外が明るくなり、行きたかった博物館に行くと ドアに”Санитарный день(サニタールニ・ジェーン)”という張り紙が。日本語でなんというのか、直訳すると”衛生日”??私の想像だと館内の掃除とか、設備の整備とかをしているんだなと思う。でかでかと2ワードが印刷された紙がペラ~と貼ってあるだけで、その簡素なお知らせにがっくり。。 。
ここまで来るのに、寒かったーー - ><
となりにある美術館は興味がなく、次の目的地、写真フェアーの会場まで歩くことにしました。
つ・づ・く