投稿者「あれこれ日記*.。」のアーカイブ

モスクワ写真展フェス

今日は半袖!でも過ごせたぐらい暖かかった、熱かった モスクワ。

来週あたりで終わってしまいますが、今 ”МОДА И СТИЛЬ В ФОТОГРАФИИ” (写真で見るモードとスタイル) というフェスがやっていて、こつこつ休みを利用して見てきました~

先々週、先週見てきたのは以下↓

・Ги Бурден- в Манеже ギ・ブルデン (マネージ)
・Анастасия Хорошилова “Послушные” в Московском Музее Соверменного Искусства アナスタシア ハロシロバ (モスクワ現代美術館)
・(Дэвид Линч デビッド リンチ)
その他

(写真はいずれもモスクワ現代美術館の↑
下の写真はアナスタシア ハロシロバ)

同じ会場で違う作品、写真家も見てきたんですけど、今日はとりあえず簡単に。

フェスはモスクワの主要なギャラリーで5月4日ぐらいまでやっています。

モスクワ写真事情

写真を焼くとき、最近よく使うのが黄色のマークが印象深い”FOTOLAB” というところと、モスクワ市内にいくつかある ”FOTO проект”というところです。

“FOTO проект”は 写真がデータだと必ずインターネットで会員登録をしなくてはいけません。
お店いにおいてあるパソコンor 家のパソコンで ログインしてお店のHP上へデータを落とす→ 数時間後に店頭で写真が出来ているという仕組みです。

だからホンの数枚だけですぐ欲しいときは困ります。

家からプリントの注文ができて、仕上がりもわりかし きれいなので便利なんですけどね。

それとプロアマからプロが使っている”FOTOLAB”は会員登録なんかしなくてよく、お店の奥で写真を焼いているので ホンの数枚をプリントアウトしたいときや、色の注文をしたいときに便利です。プリントの値段は”FOTO проект “よりも1割ぐらい安い。
ただ、お店の場所が分かりにくい!!

大学の敷地内の しかも 奥まったところで建物の外装修理しているから入り口の看板が シートにまぎれていて初めて行く人には本当に分かりづらいです。

(↑こちらはFOTOLAB. 右にちらりと見えるのは額縁のサンプルです )

両者ともネガ、ポジフィルムが売られています。

若い人が2眼やクラッシックカメラをぶら下げて 現像しに来たり、あえてフィルムで撮る人も見かけます。

モスクワで若者世代は、てっきりデジタル主義だと思っていたもんね。でもそんなことないみたい。
みんなどんな写真を撮っているのかなーー と自分のプリントが出来るのを待ちながらお店の中で考えていました。

FOTOLAB
最寄駅クヅネツキーモスト ラジェストヴェンカ通り11(ул. Рождественка 11)

FOTO проект
最寄駅キエフスカヤ,トゥベルスコイなど
http://www.fotoproekt.ru/port/msk/ru/home/

ロシア版、グラミー賞

週末はどこの美術館に行こうか、毎回楽しみにしています。

先週は、ロシア版グラミー賞 ”Золотая Моска 〈黄金のマスク賞〉” の参加作品を見に行きました^^

無理やり友達を誘い、ちょっと私は終始興奮気味。
見た作品は実験的演劇部門からノミネートされたサハ共和国の演劇です。

Театр юного зрителя республики Саха〈サハ共和国青少年観客劇場〉から(こんな劇場あったっけ?)
МИЛОСЕРЛНЫЙ БОГАТЫРЬ 〈慈悲深い英雄〉という演目で英雄叙事詩のお話です。

Золотая Моска〈黄金のマスク賞〉はドラマ部門、オペラ部門、オペラッタ部門、バレエ部門、人形劇部門、実験的演劇部門、現代舞踊、その他2部門があります。

なので自分の興味のある演劇 & 今一番ホットな演劇が見られます。

(↑会場は Театр луны 〈月劇場〉。入り口も内観もお月様にいるようなメルヘンでかわいい劇場でした彡)

期間は3月27日から4月18日まで。

もうすぐ終わっちゃいます><

こういうロシア全国から集まってくるイベントが一気にここで見れるのがモスクワの魅力です。

またまたモスクワです。

日本へちょうど1ヶ月一時帰国していました。

冷え込む日が多かったので(日本に着いて先ず”寒いなー”というのが第一声でした) 桜がゆっくり咲いて、東京桜満開の日にまたモスクワへ旅立ったのでした。

東京では、最近カットも出来るようになった友達が働いている美容室に行ったり、昔ハバロフスクで一緒に勉強した旧友と久しぶりの再会ができたり、アットホームで手作りな友達の結婚式に出席したり、大学時代の、なぜか隣サークルの花見に出たりetc. とにかくいろんな人から元気をもらいました。

そんな日本に後ろ髪をひかれながら、またモスクワに来ました。

なぜロシアなの、と聞かれると説明には困ってしまうけど、大学の時に初めてロシアに行き”なんだこの国は!”と思ってそれからずっと気になる存在です。生まれ育った日本ももちろん大好きで、もっと日本の人にロシアが身近になればいいなと思っています。

ということで、マイペースに更新していきますので”kana-chan日記”をよろしくお願いいたします。

(今日の一枚です↑ 苺やパイナップル!?が売られていて春 見つけたっ)

 

レポ11

インターン時モスクワレポ、最終回です↓

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モスクワnow vol.11

モスクワ・アート&ビジネス・インターンシップを終え、今日帰国するkana-chanことフォトグラファーの池田カナ子です。

はじめてモスクワに住んで、東京と変わらないめまぐるしい時間の速さで3ヶ月が過ぎていきました。

今でも街を歩くと思いますが、本当にいろいろな民族がいて、ロシア人だけでなく、トルコ人、アフリカン・アメリカンやアジア人などが入り混じっているので、日本から来ている私は大都市に集まる烏合の衆の一人にすぎません。

だから、目的を持っていないとただ単に時間が過ぎてしまったり、多くの欲を持った人が集まるモスクワのパワーに負けて自分を見失ってしまうかもしれません。

“百聞は一見にしかず” で実際に見聞きしたり体験しないと、本当のロシアが見えてきません。

確かにモスクワはいいところだけじゃなくて、年金生活者のおばあちゃんが地面に座ってお金を恵んでくださいと手を差し伸べたり、それはもうみんな生きていくしかないだけです。ここに住むには五感を日本にいる以上に働かせて歩いたり、ロシア語を使って防衛します。

今回レポートさせてもらったモスクワ音楽院の学生さんたちは、ピアノの練習をするのに朝早くから部屋の予約をしなくちゃいけなかったり、グランドピアノを弾くためにかなり努力をしたりしています。
でもそれはそれで一回の練習に集中力を高めて弾いたり、とにかくここに勉強しにきたらピアノを弾くしかないのです。

ロシアにいればすばらしいロシア人の先生がいるし、クラシックのコンサートは頻繁にやっているし、ロシア人の観客も耳がいいと聞きます。
ここに来たらあとは自分の心持ち次第で、うまくいくこともあれば、失敗に終わることもあります。
埋もれている宝はたくさんあって、それを見つけるのは自分次第だと思います。

私は今回のプログラムで日本で知られていないロシアの面白い写真家を少しずつ見つけることができました。
まだまだほんの欠片(かけら)ですが、ロシアをもっと知るための宝探しの旅は続きそうです。

今回のくらしき作陽・留学生レポに快く協力していただいたモスクワ音楽院の学生さんや先生、モスクワnow に参加していただいた皆さん、インターンシップでお世話になったスタッフの方々、普段のモスクワの生活で支えてくれた皆さんに心から感謝いたします。ありがとうございました!

(世界は動いています。明日へジャンプ!↑)

池田カナ子 in Mosscow 2009/03/1

レポ10

もうすぐで UPし終わります、
モスクワにいた時のレポです~↓・゚゚..。.:*・゚ 彡
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モスクワnow vol.10

ちょっと前の話になってしまいますが、2月の中旬にロシアのアニメーション界を代表する Фёдор Хитрук (フョードル・ヒトルーク)監督の展覧会に行きました。

親子連れがたくさん来場していました↑)

フョードル・ヒトルークは、ロシア版くまのプーさん “ Винни – Пух (ヴィニ・プーフ)“のアニメ監督です。ロシアのアニメーションといえばチェブラーシカがお馴染みですが、こちらは日本で隠れファンが増えつつあるといったところでしょうか。

展覧会では、彼が手がけたアニメーションの絵コンテやデッサンが展示されていました。特設会場ではアニメが上映されていて、すべての作品をみると3時間以上かかるそうです。

どこかで見たことありますか?くまさんの隣にいる 子ぶたちゃんもかわいいんです↑)

映画ができるまでをアニメにした “Фильм – Фильм- Фильм(フィルム・フィルム・フィルム)“はユーモアたっぷりでポップで、大人が見ても面白いです。

(私も最近はじめて知ったのですが、このシーンが大好きです↑)

ヒトルーク監督の他の作品、例えば、“Человек в рамке(額の中の男)“ はかなりシュールで、子どもが見てもわかるのかな?と思ったほどです。(*「額の中の男」の視聴は こちら  英訳がついています。)

現在のロシアの子ども向けアニメがどこかディズニーチックになっているのと比べて、彼が手がけた作品は世代を超えて見られているもののようです。

会期ぎりぎりに行ったので 今はもうやっていませんが、またやってほしいと思う展覧会でした。

(会場↓)
NA SOLYANKE ART GALLERY
Moscow Solyanka str,.1/2 bldg.2 (entrance from Zabelina str.)
+7(495)621-5572

池田カナ子 in Moscow 2009/02/24

レポ9

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モスクワnow vol.9

こんにちは、kana-chanことフォトグラファーの池田カナ子です!

2月14日といえばバレンタインデーです。日本はどこへいっても チョコレート、チョコレート、チョコレートで溢れていたと思いますが、こちらモスクワは特にチョコレートフェアーがなされるわけでもなく、バレンタインデーの存在を忘れていました。

しかし、 14日当日、休みだったので市内のギャラリーめぐりをしていたら “あれっ 街の様子がおかしい!?” と気づきました。

カップルで花束を持っている率が大きい。風船を持っている人が普段よりも多い。しかも赤の風船だったり、ハート型の風船を持っている。

(ビジネスとして普及してきたか↑)

クレムリンに行くと、積極的に花束や風船を売っている商店を見て、あっ 今日がバレンタインデーなんだなって意識することができました。

とにかくカップルをターゲットに売り込む!↑)

バレンタインデー=チョコレートとは まだすぐに結びつきませんが、恋人の日として少しずつ定着しているようです。

ただ ロシアには3月8日に” 国際婦人デー” という、すべての女性がお祝いされる祝日があって、こっちのほうがポピュラーです。

14日、15日の午前中はふわふわした雪がたくさん降りました。それが午後になると止み、積もった雪が溶けてしまうので、道が大きな水溜りになって歩きづらいです。

(メトロをでると雪の多さにびっくり↑)

池田カナ子 in Moscow 2009/02/15

レポ8

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モスクワnow vol.8

kana-chanことフォトグラファーの池田カナ子です!
ここでちょっと 美味しい話を。

もともと私は 職業柄よく動くし歩くので食いしん坊です。

お正月明けに、地下鉄のПАРК КУЛЬТУРЫ(パルク クリトゥールィ)駅にある美味しい韓国料理に連れていってもらい、帰りがけに駅のすぐ近くにある おしゃれなパン屋さんに立ち寄りました。

(駅を出るとすぐにあります↑)

お店の名前は” КАФЕ – ПЕКАРНЯ(カフェ-ペカルニャ)” 。
クロワッサン100ルーブル、キッシュとお茶のセットが約300ルーブルとやや値段がはりますが ケーキやパンやクッキーがどれもおいしそうです。テイクインで一人食べに入っても大丈夫そうな雰囲気です。(注:1ルーブル=約2.5円 *2009.2.2現在)

(マクドナルドよりも ゆっくり時間が過ごせそうです↑)

(夕方遅くに入ったので 品数が少なかったですが↑) 

実はこの時、お腹がいっぱいで何も買っていかなかったのですが、別の場所でまた美味しそうなパン屋さんを見つけました。
その名も” Волконский-Кейзер(ボルコンスキー ケイゼル)”
地下鉄МАЯКОВСКАЯ(マヤコフスカヤ)駅から徒歩5分ほど。

(建物の工事中です↑)

ふらっと入ったら、そこには所狭しと並んでいるパンやケーキ、ビスケット。見ているだけでも幸せな気分に。
私の列の後ろに立っていたお客さん達が、フランス語で話していました。

(買うとき ほしいものとグラム数を言います↑)

ということで フランス人もお済みつきのパン屋さん。

(お値段は少々高いですが、お味はおいしいです↑)

(少しずついろんな種類を試したいところ↑)

たまには、こんなところでブランチもいいな。

テイクインの場所は狭いですが、ここでお茶が飲めます↑)

ロシアの伝統的な白パンや、黒パンが売っているパン屋さんも好きですが、たまにはこんなフランス風なパン&カフェもいいですね。

池田カナ子 in Moscow 2009/01/29

レポ7

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モスクワnow vol.7

こんにちは、フォトグラファーの池田カナ子です。

ここ最近、自分の周りにひどい事件ばかりが続いているのですが(すみません、もう少し時間が経ったらそのことについて書けると思います。)、どうして、モスクワに来たんだっ!って自答自問を繰り返しているうちに、ここに来る前に抱いていた “目をみはる早さで経済が急成長を遂げるロシアで、今のロシアが見たい!モスクワを見たい!” という気持ちを思い出しました。

暗いニュースはいくらでもあります。それらの情報をただ単に流し、受け止める側にとってただの暗号となって、それが誤解を招いたり、偏った理解になってしまうという悪い結果になってしまうことも往々にあります。

難しい話になりましたが、もっとお互いを理解し合うための方法として、私は、アートというインタラクティブなものに希望を持っています。ということで、最近モスクワのアートシーンを見に行きました。
”メトロのКурская(クルスカヤ)か、Чкаловская(チカロフスカヤ)で降りて7分ほど歩くと “ВИНЗАВОД(ビンザボドゥ)”という ギャラリーが集まった建物があります。

以前はワイン工場でした。日本でいう東京・清澄にあるシュウゴアーツみたいなところで、小さなギャラリーが集まっていて、ここに行けば現代アートをまとめて見ることができます。

(向かって右にある玄関をくぐって敷地内に入ります↑)

実は、ここに来るのは2回目です。初めてここに見に来たのは、モスクワに着いたばかりの時でした。ただ、1回目はお目当てのギャラリーが見つかりませんでした。今回はお正月にぶらりといって、行きたかったギャラリーを見つけることができました^

(お正月なのでビンザボドゥは流行っていました↑)

昔、大学生の時に写真集で見たНИКОЛАЙ БАХАРЕВ(ニコライ・バハレフ)の生プリントが見れてすごく感激!マットの印画紙に黒のトーンがきれい!しかも、今まで見る機会がなかった写真が沢山飾ってある!!

東シベリアにあるノヴォクズネツクという町で撮影した彼の一連のシリーズ«Отношение(関係)»は、サイトでも見られるので是非見てみてください。

水着を着て座っている3人の女性の写真(http://gallery.photographer.ru/photographers/photo.htm?id=1053 )は、3人とも日に焼けていてふくよかな体格をしていて、リラックスしてカメラの前でポーズをとっている様子です。

私はこの写真の光の感じが好きです。ロシア人の素顔が見られるシリーズでもあります。

НИКОЛАЙ БАХАРЕВ(ニコライ・バハレフ)

1946年 ミハイロフカ(アルタイ地方)に生まれる。4才の時に両親を亡くし、16才まで孤児院で幼少時代を過ごす。その後、金属プラント整備士として働く。東シベリアのノヴァクズネツク(ケメロヴォ州)に移り住むようになってから写真を取り始める。1991年~ロシア芸術写真家同盟会員。国内外を問わず多くの写真展に出展。

http://gallery.photographer.ru/photographers/author.htm?id=129&page=1

“池田 カナ子 in MOSCOW 2009/01/11”

レポ6

モスクワにいた時のレポォォ~↓・゚゚..。.:*・゚ 彡

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モスクワnow vol.6

フォトグラファーの池田カナ子です。
今日(1/7)はロシア正教のクリスマスでした。

 

しかし 寒い!今日は とにかく寒くて、お昼に外に出ても、私の住んでいる駅の周りはほとんど人が歩いていませんでした。今日は-14℃。風が吹くので 体感温度はさらに低くなり寒いのです。向かい風にあたっている人は手で顔を押さえながら歩き、マフラーを口元までぐるぐるに巻きます。そうでもしないと 頬と鼻先が真っ赤です。

(みんな冬眠しているみたいに外は誰もいない↑)

こんな日に赤の広場に行きました。まだまだお正月が続くロシアですが、赤の広場は人がたくさんいて賑やかでした。

記念写真を撮っている人や、こんなに寒いのですが、野外特設スケート場に入るため列に並ぶ人。赤の広場入り口付近では、お土産屋さんがならび、子供のためのミニコンサートが催されていました。

(聖ワシリー聖堂↑)

(馬蹄をかたどったロシアの伝統的なお守り↑)

ダーチャから帰ってきてから、ちょっと気分が浮かなかったのですが、あったかい蜂蜜酒(ホットワインみたいに寒いところで飲むと美味しい)が飲めて、こうしてお祭り気分が味わえて、元気になれた日なのでした。

(1杯40ルーブルから。アルコールです↑)

池田 カナ子 in MOSCOW 2009/01/07