朝7時に起きて、
外は霧です。
一日中 雨が降っていました。
土日は兎に角、寒かった。
ペテルブルクでは白夜を祝うイベントが週末にあったそうです。
モスクワは夜11時になっても 薄暗く、日本は今頃梅雨だろうな~ なんて思い出しています。

大都市モスクワに来て 、食に関して地方都市と ちょっと違うなって思うときがあります。
ハバロフスクに住んでいたとき、パンを買うときは”ХЛЕБ (パン)”って書いてある小さい
キオスクがどこでもあって、 たった今 パン工場から運んできたばかりの1斤の四角いパン(食パンみたいなの)が買えました。1人用だと多いので 半分に切ってもらって小さく売ってもらったりしていました。そして 今日は 黒パンにしようかなー 白パンにしようかなーとお店を前にして考えていたものです。
モスクワは 四角いパンの他にも 丸くて平べったい ハチャプリ風パンや 既にカットされている食パンもあるし、パンの種類はとにかく多いですが、どこにでも 近くにおいしいパン屋さんが必ずあるというわけでもなく、知り合いのロシア人夫婦はパンをほとんど食べないで、パスタを常食しているという人もいます。
とにかく 素朴なあの!ロシア風パンが懐かしい。
それと、ハバロフスクのときは 冷凍食品のペリメニ(ロシア風小さな水餃子)やバターを買うとき、ペリメニは ノボシビルスク産のが美味しい とか バターなら ブラガベーシンスク産のが美味しい とかそんなことをよく耳にしましたが、モスクワは もうとにかく スーパーへ行ったら 種類が多すぎて もう何がいいのか分かりません。とりあえず 見たことがあるブランドのものを買っておきます。
そんな 何でもあるモスクワだからこそ、ロシアの他の都市では考えられなかった本格的な日本食を食すことができちゃいます。

カザンとニジニノブゴロドからそれぞれ友達が来たのですが、そこでこんなの↑をお土産に貰いました。
“ЧАК-ЧАК(チャック・チャック)”
たまたま2人ともお土産が重なり 2つ貰いました^^
はじめ 芋虫に見えて なんだこれ!? っと一瞬疑いました。
タタールやバシトルコスタンに人気のお菓子で、小麦とはちみつが主な原料だそうです。
芋虫食べますぞーっ(実際は芋虫じゃないですよ;) と 口にしてみると意外に甘すぎずライトな感触で美味しかったです^
こんなお土産もあるんだなと、ロシアの広さを改めて感じます。
ポプラがふわっふわと 飛び交っています。
学生のとき、中国に留学していた親友から ”5月になるとポプラっていうのが 牡丹雪みたいにふわふわ舞ってきれいだよ” と聞き それだけを見たくて天津に旅行しに行ったことがあります。
実際に見たポプラの舞は、思ったより綿毛が小さくって牡丹雪とはちょっと違ったけど、の~んびりした大きな池のある公園に ポプラがちらちら風に乗って踊り雰囲気がよかったのです。
こちらモスクワのポプラは 当時、中国で見たよりも量が多くて 簡単に手で捕まえることができます。種がついていて、たんぽぽの綿毛よりもふわふわしています。

都会で見るポプラは 情緒があって美しいーというよりも、ちょっと汚いかな。
車が走って残す排気ガスに風塵、それと一緒に舞うポプラ (ロシア語ではトーポリっていうそう)。
道路脇やメトロの階段に集まったポプラのワタワタの塊は 親木から離れて、旅をし飛んでみたものの どこにも行き先がなくなり みんなで固まりついた集団で、なんか味気ないんです。
ナツ~~

先週 寒いっと書いたところが、今は じりじりするほど暑いです。。。
この天候の激しさは、ロシア人の気風と切り離せない気がするなーっと、信号待ちの交差点にて一考 。
モスコビッチ(モスクワっ子)の服装は 幅広サングラスに ワンピース。もう夏です。
夏本番の7月、モスクワはどうなっちゃうんだろうと まだ 先のことですが気になっちゃいます。
今は 特に面白い写真展はないですが、ВИНЗАВОД(ヴィンザボード)でやってる”Школа Лапина (直訳してLapin学校、意訳でLapin道場とでもいいましょうか)” を見てきました。
Александр Иосифович Лапин (アレクサンドル・イオーシファヴィッチ・ラピン) という1945年生まれのロシアの写真家&研究家の教え子たちの写真展です。
作家は有名な写真から、カメラを手にして間もない生徒さんと幅広いです。

ウクライナ出身の写真家2人は Анны Войтенко(Anny Vajtenko) , Степана Рудика(Stepana Rudika)は大きなスペースにて展開。
私が日本にいるときから見ていたГеннадий Бодров 《Gennady Badrov》も オリジナルプリントではないものの 多くの彼の作品が見ることができました。
先週は本当に暑かったので お客さんも少なめでした。
こんなに天気がいい日の休日はダーチャ(ロシア式別荘)にでも行っているのかなー。
あと もう少しの辛抱、と思っていたら、今朝 家のお湯が出ました(≧▽≦)
今月の12日からとたんにお湯がでなくなって もう うちの地域に来てしまったかとしょんぼり。
ロシアの暖房はセントラルヒーティングで そのメンテナンスの為に冬が終わると湯が止まります。
(メンテナンスでどうしてお湯が止まってしまうのか、疑問なんです。)
知り合いや友達同士で、ネットでモスクワ市内の自分住所を当てはめると いつからいつまでお湯が止まるか分かるサイトを見つけたーなんて会話がありました。前に住んでいた住所はいつお湯が止まるか確認したのですが、そういえば引っ越して 新しい住所で調べてなかったなー
マンションの住人用にお知らせの情報もなかったので、連休後の朝 熱いお湯の蛇口をひねったら ジュー シューーージューーー ってカスカスになって何も出てこないから ”うぅーお湯がでなーい”と思いながらそのまま朝急いで外出の支度。
今の時期にお湯が止まるのはかなり早い地区らしく、外もそんなに暖かくないし(今日は雨がしとしと) 部屋の中は 日本の住宅のようにパーカー着てそれでも寒いです。。
友達の家にシャワーを浴びに行ったり、コンロで沸かした限られた桶のお湯で行水したり そんな2週間だったのですが、ネットのお知らせよりも早く!(うれしー) お湯が出たので 普通の生活に甦ったkana-chan でした彡 お湯よ ありがと!

(↑本日の写真~: 先日行った友達のコンサート会場の道。 雨が最近多いので 人の頭までぶつかってしまうほど新緑が茂っています )
ここ数日間がめまぐるしい kana-chanです。
公園へゲームやシャシュリックといってBBQをしに行ったり、郊外へ行ったり、絵を見に行ったりしました。週末は他にもやることが山ほどで今週は写真展はお預けでした。
前回行った ”МОДА И СТИЛЬ В ФОТОГРАФИИ” (写真で見るモードとスタイル)は、よく写真を取り扱う主要なギャラリー、美術館で行われました。目新しい作家を紹介するというよりも、各ギャラリーごとで得意な作家をセレクトして発表しているところが目立ちました。
週末は私の行った会場は結構お客さんが来ていて、写真のテクニックを論議しながら見ている若者、夫婦で作品そのもの雰囲気を感じとって見ている人、モスクワで写真人口は そう少なくないなーって思います。
今月の週末は”Международный день музеев (国際博物館の日)” だったらしく 指定された美術館、博物館の入場料がタダになります。トレチャコフスカヤも無料と聞きましたが、人が多くてゆっくり見ることが出来ないそうです。
実はこの国際博物館の日は先月もありました。
その日は、意気込んで2,3件廻るぞ!って思ったのですが (なにせ小さいギャラリーも入場料取るところがあるし値段もそこそこ日本と変わらないか、高いなって思うところもあるのです) 場所が分からなく1カ所しか見られませんでした。

写真は”музей востока(国立東洋美術館)” ローマ期の展示をやっていて、ついでに隣の”アジアのナントカカントカ”っていう企画展を見に行ったらテレビの撮影をしていました。無理やりお客さんに展実物を被らせて「楽しい風にほら、帽子被ってみて!」 って デレクターの支持にうれしそうに答えるお客さん♪
どの世界もテレビ事情は同じですね^^
家のインターネットが今日やっと繋がりました~
ということで、写真展の続きを書こうと思ったのですが ロシアのネット事情を全く念頭に入れずに引越ししたので 久々にネットを使っています(*_ _)。
前回の写真展情報は次回にして・・
ロシアの5月は祝日が2つあります。
ひとつは5月1日(春と労働の日)と5月9日(戦勝記念日 )です。 この二つの間を丸々休んでゴールデンウィークにするロシア人もいます。
戦勝記念日は、第二次大戦ドイツが無条件降伏をした記念日。この日の為に行われるパレードの予行練習が何度か モスクワの中心街で行われました。私は4月末に夕方8時過ぎに クレムリンに近いトヴェルスカヤ通りで予行練習を偶然見ることができました。


普段はショッピングや観光でにぎわう トヴェルスカヤ通りに、本物の戦車が物々しく通り過ぎます。
戦勝記念日 当日は戦車パレードのほかに 朝の10時から1時間、これも本物の戦闘機が何機も、クレムリンに向かってデモンストレーション飛行をしていて圧巻。いつでも戦えるぞ!って感じです。
いままで 極東の小さな町の祝日を見てきたので、モスクワの大きさを思い知らされました。
今日は半袖!でも過ごせたぐらい暖かかった、熱かった モスクワ。
来週あたりで終わってしまいますが、今 ”МОДА И СТИЛЬ В ФОТОГРАФИИ” (写真で見るモードとスタイル) というフェスがやっていて、こつこつ休みを利用して見てきました~
先々週、先週見てきたのは以下↓
・Ги Бурден- в Манеже ギ・ブルデン (マネージ)
・Анастасия Хорошилова “Послушные” в Московском Музее Соверменного Искусства アナスタシア ハロシロバ (モスクワ現代美術館)
・(Дэвид Линч デビッド リンチ)
その他


(写真はいずれもモスクワ現代美術館の↑
下の写真はアナスタシア ハロシロバ)
同じ会場で違う作品、写真家も見てきたんですけど、今日はとりあえず簡単に。
フェスはモスクワの主要なギャラリーで5月4日ぐらいまでやっています。
写真を焼くとき、最近よく使うのが黄色のマークが印象深い”FOTOLAB” というところと、モスクワ市内にいくつかある ”FOTO проект”というところです。
“FOTO проект”は 写真がデータだと必ずインターネットで会員登録をしなくてはいけません。
お店いにおいてあるパソコンor 家のパソコンで ログインしてお店のHP上へデータを落とす→ 数時間後に店頭で写真が出来ているという仕組みです。
だからホンの数枚だけですぐ欲しいときは困ります。
家からプリントの注文ができて、仕上がりもわりかし きれいなので便利なんですけどね。
それとプロアマからプロが使っている”FOTOLAB”は会員登録なんかしなくてよく、お店の奥で写真を焼いているので ホンの数枚をプリントアウトしたいときや、色の注文をしたいときに便利です。プリントの値段は”FOTO проект “よりも1割ぐらい安い。
ただ、お店の場所が分かりにくい!!
大学の敷地内の しかも 奥まったところで建物の外装修理しているから入り口の看板が シートにまぎれていて初めて行く人には本当に分かりづらいです。

(↑こちらはFOTOLAB. 右にちらりと見えるのは額縁のサンプルです )
両者ともネガ、ポジフィルムが売られています。
若い人が2眼やクラッシックカメラをぶら下げて 現像しに来たり、あえてフィルムで撮る人も見かけます。
モスクワで若者世代は、てっきりデジタル主義だと思っていたもんね。でもそんなことないみたい。
みんなどんな写真を撮っているのかなーー と自分のプリントが出来るのを待ちながらお店の中で考えていました。
FOTOLAB
最寄駅クヅネツキーモスト ラジェストヴェンカ通り11(ул. Рождественка 11)
FOTO проект
最寄駅キエフスカヤ,トゥベルスコイなど
http://www.fotoproekt.ru/port/msk/ru/home/