今回イタリアに戻るのに、アルメニアのエレバンを経由しました。
↑エレバン共和国広場
今はロシアから欧州への直行便がないので、中継地としてトルコや中東がメジャーですが航空券がとっても高いのです。そんな中、最近アルメニアがハブ空港の一つとして使われています。これまで私はトルコ経由を多くして飽きたのと、普段とは違ったルートで値段が比較的安いという理由からアルメニアの首都、エレバン経由をを選びました。
エレバンを訪れた友達の旅行話や、知り合いのロシア人とアルメニア人カップルから二人ともキリスト教でアルメニア使徒教会というのがあるのを以前にに聞いたことがある等などから、アルメニアには興味がありました。そういえば、モスクワの南にエレバン・プラザという名前のショッピングセンターがあったな。
エレバンの市内観光は、空港での乗換え時間が6時間と中途半端だったので、もしチャンスがあればできればいいなくらいに思っていました。
モスクワからエレバン、エレバンからヴェネツィアの航空会社が違うので、一旦エレバンへ入国しもう一度チェックインをします。
そしたら、すれ違いざまのにタクシーの運転手さんが乗換え時間があるなら市内観光はどうか、と売り込みされました。
その売り込みがしつこくなかったのと、事前時ネットでチェックしていたタクシーの値段と、観光相場が言い値と大体合っていたのでGOです。
半日の観光で4000ルーブル、もしくは現地通貨で1700ドラム。手持ちに現金がありませんでしたが、ATMでロシアの銀行カード・ミールで現地通貨を引き出すことができました。
↑タクシーの運転手さんが紙幣を細かくしてくれるのを手伝ってくれる
ちなみにアルメニアもインフレがすごいので、去年のサイト情報なんかをみていると価格が全く違うのでなるだけ最新の情報をチェックしたほうが参考になります。
それでは、市内へLET’S GO!
空港を出るとすぐに、Karas wine というワイナリーのモニュメントがあります。アルメニアというとアララトという山をモチーフにしたブランデーが有名ですが、最近ワインにも力を入れています。アルメニアのブランデーはロシアでアルメニア・コニャックとも言われています。ブランデーにしてもワインにしてもブドウが原料ですね。
↑道の真ん中に大きなモニュメント。Karas はアルメニアでも大きなワイナリーです。
さてさて空港から市内までの所要時間はタクシーで20分ほどです。運転手さんが効率よく数ある観光スポットへ連れて行ってくれます。市内は観光客とか地元の人で賑わっていました。小さい街だけど雰囲気はオープンな感じで、ロシア帰りだったからか何となく自由な空気がしました。
街の中に水飲み場があって、結構みんな飲んでいました。運転手さん曰く、水質は良いみたいです。
↑エレバンは山に囲まれていて、運転手さん曰く水が豊富とのことです。
ロシアのラップ歌手が経営しているBlack Star Burgerがありました。ハンバーグ屋さんですね。エレバンは百万人都市。ロシアの資本も結構進出している模様です。
こちらはアルメニアのバーガーキング。アルメニアの文字はこんな感じ。
次の飛行機もあるので、なるだけサクッと市内を見たかったのですが、運転手さんがくまなく市内の観光スポットを見せてくれました。
↑Yerevan Cascade エレバン・カスケード。アレクサンドル・タマニアン (Alexander Tamanyan)という建築家が構想した巨大なカスケード。階段は572 段有る。
エレバン・カスケードはエレベーターがあるみたいですが上の方に登りませんでした。次のフライトがあるのでなるだけ体力を消耗しないように、下から見るだけにしておきました。それにしても大きなカスケードです。
街の中を歩いていると、建築物がソビエトっぽいような、ネオクラッシクのような、色々な要素が混じっていて、建物に使用されている石は多分地元の石なのか茶色にピンクがかっているというか、独特で面白かったです。
次のフライトは深夜なので早めに夕飯を。散歩途中にあって美味しいお勧めの軽食屋を運転手さんに教えてもらいました。食べるときも終始運転手さんが同行してくれてサポートしてくれました。途中ガイド的なこともしてくれるし、なんか不思議な個人ツアーです。
↑お肉や野菜を入れて、所謂シャウルマです。
日も暮れてきたし、渋滞があって遅れたりしたら嫌なので、十分時間に余裕を持って空港に向かいました。
ほんの3時間の観光でしたが、エレバン市内を訪れて楽しかったです。小さい街でのんびりしていて、でも観光スポットは結構あるし、コーヒーを一杯したくなるカフェもあったり、そういえば本場のアルメニア料理も試して見たかった!ということで、またいつかゆっくり訪れてみたいです。
今回観光兼タクシーを使ったので、それなりに交通費はいい値段しましたがシャトルバスを使えば市内まで1ユーロという情報もあったのでバックバッカー的に旅行もできるかもです。何よりエレバン・カスケード周辺はカフェとか小道があって、車より徒歩で散策するのがベターだなと思いました。
ちなみにアララト山は曇っていてよく見えなかったです。
(終)
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旅の指さし会話帳26 ロシア(ロシア語) 旅の指さし会話帳シリーズ