さて、前回の続きでクラスノダールにある日本庭園を訪れるの巻です。
日本庭園内は入場制限があり、その時の口コミだと2時間おきに入場券が配布されるとのことで、とにかく現地に行ってみてやってみないと分からない制度でした。
これもまた、その時の口コミ情報ですが1回の入場券は90枚し配布されないらしく、その枚数が切れたら次の回の入場券を狙ってくくださいということで、道のりは険しそうです。
私が並んだのは平日お昼の13時10分頃。何と13時に入場券が配布されて、現地に到着した瞬間にどんどん列がはけていくので私行けるかも!と思ったのですが、目の前で13時の回の入場券がなくなってしまいました。ということは次の配布は15時。この日は30度ほどの気温でしたが、30度越えだと炎天下で2時間待つのは辛いだろうな。
チケットの配布方法は、日本庭園前に2台供えてある電子パネル。入場券配布時間になるとQRコードが出てくるので、それを自身のスマートフォンにかざして、名前やメールアドレスなどの必要事項をインプットしてチケットを取得します。待っている間は特に館内の人が、それらの取得方法説明や列の整備をするわけではなく、ただ単に日本庭園に入りたい人が電子パネル前に列を作るだけです。だからどのようなシステムか、何時から入場券配布のQRコードが配布されれるかの情報は、全部その場にいる一般市民の口コミです。
本当に正しい情報かも疑心半疑、なんともびっくりなシステムです。
↑QRコードが映写される電子パネル
列で待っている人たちの井戸端会議によると、日本庭園がオープンした当初は日本でいうメリカリのようなサイト「AVITO」(以前AVITOを紹介した記事はこちら→
急激に成長するCtoCプラットフォームAVITO)で、大量に入場券を取得した人がネット上で高額な値段を付けて転売するケースが発生し、それ以降は1つのQRコードでもらえる入場券はmax2人分のみになったみたい。例えば子供がたくさんの家族連れは1つのスマートフォンでどうやって5人分以上の券を取得するかとか、など議論したところで館内の人が不在の中、みんなとりあえず出来るか出来ないか分からないけど2時間待ってみるという、度胸のある人ばかりでした。
さて、入場券配布時間から10分前、なんと日本庭園の担当者がやってきました。そこでQRコードでの入場券の取得方法が説明されます。スマートフォンの操作方法に、色々テクニカルな試練があるのでドキドキです。そして、列の人数もカウントされ、おそらくここら辺の人たちで券がなくなってしまうでしょう、などとも言われて、何だそれって感じです。ちゃんとシステムを前もって教えて欲しい。
配布時間になって電子パネルのターミナルが1人ずつ1つQRコードを映し出し始めると、スマートフォンでQRコードをスキャンしている人の後ろから、遠目でスキャンする人が現れたり、または列を横から割り込んで人と人の隙間から見えるQRコードを遠目でスキャンしようとする人が出てきて、他の一般市民と口論になったり、とにかく凄まじい争奪戦です。何のための電子パネルか分かりません。見た目はハイテク・チケット配布マシーンなのですが。。
そして、今まで短かった列が、途中きのこ式でどんどん人が増え、いわゆる長い待機時間、前後の人に「私の列を取っておいて、あとで列に戻ってくるから」と伝えて席を外れた人が加わり、こんなに大きい列だったけ、っと自分の順番さえも90人の枠に入るか不安に。。
と、かなり緊張しましたが入場券を無事にゲットしました。。思ってもみなかったですね、こんなシステム。でも入場券は無料ですから、まあいいか。
この門が日本庭園の入り口で、ここで先ほど入手した電子チケットを門番の人にかざしてやっと入場です。
入るのは大変だったけど、その甲斐があった! 園内に入ったらそこは別世界。
こちらは園内から見た外の風景。今回は入れなかった人で次の回にチャレンジする人たちが並んでいます。お昼過ぎじゃなくて、午前中に来ればもっと楽に入れたかな、多分。
ここは何処、私は誰? 兎に角大きな日本庭園。左奥の方に五重塔みたいな建物があります。
ロシアでは見ないエキゾチックな植物がたくさん植えてあります。景観を保つために、こうやってきちんと植物のお手入れをしている。
ーーーー> まだまだ続くのです。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
旅の指さし会話帳26 ロシア(ロシア語) 旅の指さし会話帳シリーズ