ポプラがふわっふわと 飛び交っています。
学生のとき、中国に留学していた親友から ”5月になるとポプラっていうのが 牡丹雪みたいにふわふわ舞ってきれいだよ” と聞き それだけを見たくて天津に旅行しに行ったことがあります。
実際に見たポプラの舞は、思ったより綿毛が小さくって牡丹雪とはちょっと違ったけど、の~んびりした大きな池のある公園に ポプラがちらちら風に乗って踊り雰囲気がよかったのです。
こちらモスクワのポプラは 当時、中国で見たよりも量が多くて 簡単に手で捕まえることができます。種がついていて、たんぽぽの綿毛よりもふわふわしています。
都会で見るポプラは 情緒があって美しいーというよりも、ちょっと汚いかな。
車が走って残す排気ガスに風塵、それと一緒に舞うポプラ (ロシア語ではトーポリっていうそう)。
道路脇やメトロの階段に集まったポプラのワタワタの塊は 親木から離れて、旅をし飛んでみたものの どこにも行き先がなくなり みんなで固まりついた集団で、なんか味気ないんです。