日別アーカイブ: 06/27/2009

31st Moscow International Film Festival

只今、モスクワでは”モスクワ国際映画祭”が開催中です。

去年は北野武監督が来たらしいけど、今年は 『おくりびと』 と 『Beauty うつくしいもの』 そして新人監督部門からは 加・日・露合作の『ファースト・スクワッド』の3本が日本からのラインアップ。

お祭りだし 何か見に行こうかなーと思って調べてみたら、あまりにも色々な映画がありすぎて困ってしまいました。しかも、どれもマニアック!?すぎて分からない・・

“新しい作品発掘!”ってなノリでとりあえず、書かれているレコメンドの内容と 載っている写真の雰囲気で見に行く映画を決めました。

↑映画館の外と中に上映表がありました。見に行ったのはメトロ・クラスノプレスネンスカヤにある” kinocenter” です。

映画館のチケット売り場に張り出されている、自作でプリントアウトした本日の上映表を見ると、なんと私の観たい映画は無料でした♪ 映画館&平日か土日かで チケットの値段は違いますが、大体お昼で100-200ルーブル、夕方で300ルーブルぐらいします。

今回私が見に行ったのは、グルジア映画特集部門の一つ 『ピロスマニ』。
ニコ・ピロスマニというグルジア画家の伝記映画です。

会場はプレスカードを首から提げた人がちらほら。お姉さん、おばさん、お兄さんなど一人で見に来ている人もかなりいました。

たまたまかもしれませんが、美術館めぐりをして 彼の絵を目にする機会がたくさんありました。それでこの映画が目に留まったのですが、この映画を見てますますニコ・ピロスマニが好きになりました。
映画の絵作りは、かなり彼の作品を意識して作られています。だからとても分かりやすかった。

(ちなみにロシアの国民的歌手アーラ・プガチョワが歌う”百万本のバラ” は彼のことを歌っているそうです)

上映が終わると会場で拍手がパチパチパチ。もう一つパチパチが足りないかなーと思ったのですが、まさか拍手が起るとは思わなかったので ちょっと感動です。上映が始まっているのになかなか 会場の室内灯が消えなかったり、上映しながらスクリーンのピントを合わせていて、なにか人の手が入っている感がたっぷりの映画館でした。

モスクワ国際映画祭は、今週の日曜日(28日)までやっています。↓

公式サイト http://www.moscowfilmfestival.ru/eng/31/about/regulation/

太陽が恋しいモスクワよりでした~。