年別アーカイブ: 2009年

おぉ~ you

あと もう少しの辛抱、と思っていたら、今朝 家のお湯が出ました(≧▽≦)

今月の12日からとたんにお湯がでなくなって もう うちの地域に来てしまったかとしょんぼり。
ロシアの暖房はセントラルヒーティングで そのメンテナンスの為に冬が終わると湯が止まります。
(メンテナンスでどうしてお湯が止まってしまうのか、疑問なんです。)

知り合いや友達同士で、ネットでモスクワ市内の自分住所を当てはめると いつからいつまでお湯が止まるか分かるサイトを見つけたーなんて会話がありました。前に住んでいた住所はいつお湯が止まるか確認したのですが、そういえば引っ越して 新しい住所で調べてなかったなー

マンションの住人用にお知らせの情報もなかったので、連休後の朝 熱いお湯の蛇口をひねったら ジュー シューーージューーー ってカスカスになって何も出てこないから ”うぅーお湯がでなーい”と思いながらそのまま朝急いで外出の支度。

今の時期にお湯が止まるのはかなり早い地区らしく、外もそんなに暖かくないし(今日は雨がしとしと) 部屋の中は 日本の住宅のようにパーカー着てそれでも寒いです。。

友達の家にシャワーを浴びに行ったり、コンロで沸かした限られた桶のお湯で行水したり そんな2週間だったのですが、ネットのお知らせよりも早く!(うれしー) お湯が出たので 普通の生活に甦ったkana-chan でした彡 お湯よ ありがと!

(↑本日の写真~: 先日行った友達のコンサート会場の道。 雨が最近多いので 人の頭までぶつかってしまうほど新緑が茂っています )

モスクワ写真フェスの続き

ここ数日間がめまぐるしい kana-chanです。
公園へゲームやシャシュリックといってBBQをしに行ったり、郊外へ行ったり、絵を見に行ったりしました。週末は他にもやることが山ほどで今週は写真展はお預けでした。

前回行った ”МОДА И СТИЛЬ В ФОТОГРАФИИ” (写真で見るモードとスタイル)は、よく写真を取り扱う主要なギャラリー、美術館で行われました。目新しい作家を紹介するというよりも、各ギャラリーごとで得意な作家をセレクトして発表しているところが目立ちました。
週末は私の行った会場は結構お客さんが来ていて、写真のテクニックを論議しながら見ている若者、夫婦で作品そのもの雰囲気を感じとって見ている人、モスクワで写真人口は そう少なくないなーって思います。

今月の週末は”Международный день музеев (国際博物館の日)” だったらしく 指定された美術館、博物館の入場料がタダになります。トレチャコフスカヤも無料と聞きましたが、人が多くてゆっくり見ることが出来ないそうです。

実はこの国際博物館の日は先月もありました。
その日は、意気込んで2,3件廻るぞ!って思ったのですが (なにせ小さいギャラリーも入場料取るところがあるし値段もそこそこ日本と変わらないか、高いなって思うところもあるのです) 場所が分からなく1カ所しか見られませんでした。

写真は”музей востока(国立東洋美術館)” ローマ期の展示をやっていて、ついでに隣の”アジアのナントカカントカ”っていう企画展を見に行ったらテレビの撮影をしていました。無理やりお客さんに展実物を被らせて「楽しい風にほら、帽子被ってみて!」 って デレクターの支持にうれしそうに答えるお客さん♪
どの世界もテレビ事情は同じですね^^

ゴールデンウィーク

家のインターネットが今日やっと繋がりました~

ということで、写真展の続きを書こうと思ったのですが ロシアのネット事情を全く念頭に入れずに引越ししたので 久々にネットを使っています(*_ _)。
前回の写真展情報は次回にして・・

ロシアの5月は祝日が2つあります。

ひとつは5月1日(春と労働の日)と5月9日(戦勝記念日 )です。 この二つの間を丸々休んでゴールデンウィークにするロシア人もいます。

戦勝記念日は、第二次大戦ドイツが無条件降伏をした記念日。この日の為に行われるパレードの予行練習が何度か モスクワの中心街で行われました。私は4月末に夕方8時過ぎに クレムリンに近いトヴェルスカヤ通りで予行練習を偶然見ることができました。

普段はショッピングや観光でにぎわう トヴェルスカヤ通りに、本物の戦車が物々しく通り過ぎます。

戦勝記念日 当日は戦車パレードのほかに 朝の10時から1時間、これも本物の戦闘機が何機も、クレムリンに向かってデモンストレーション飛行をしていて圧巻。いつでも戦えるぞ!って感じです。
いままで 極東の小さな町の祝日を見てきたので、モスクワの大きさを思い知らされました。

モスクワ写真展フェス

今日は半袖!でも過ごせたぐらい暖かかった、熱かった モスクワ。

来週あたりで終わってしまいますが、今 ”МОДА И СТИЛЬ В ФОТОГРАФИИ” (写真で見るモードとスタイル) というフェスがやっていて、こつこつ休みを利用して見てきました~

先々週、先週見てきたのは以下↓

・Ги Бурден- в Манеже ギ・ブルデン (マネージ)
・Анастасия Хорошилова “Послушные” в Московском Музее Соверменного Искусства アナスタシア ハロシロバ (モスクワ現代美術館)
・(Дэвид Линч デビッド リンチ)
その他

(写真はいずれもモスクワ現代美術館の↑
下の写真はアナスタシア ハロシロバ)

同じ会場で違う作品、写真家も見てきたんですけど、今日はとりあえず簡単に。

フェスはモスクワの主要なギャラリーで5月4日ぐらいまでやっています。

モスクワ写真事情

写真を焼くとき、最近よく使うのが黄色のマークが印象深い”FOTOLAB” というところと、モスクワ市内にいくつかある ”FOTO проект”というところです。

“FOTO проект”は 写真がデータだと必ずインターネットで会員登録をしなくてはいけません。
お店いにおいてあるパソコンor 家のパソコンで ログインしてお店のHP上へデータを落とす→ 数時間後に店頭で写真が出来ているという仕組みです。

だからホンの数枚だけですぐ欲しいときは困ります。

家からプリントの注文ができて、仕上がりもわりかし きれいなので便利なんですけどね。

それとプロアマからプロが使っている”FOTOLAB”は会員登録なんかしなくてよく、お店の奥で写真を焼いているので ホンの数枚をプリントアウトしたいときや、色の注文をしたいときに便利です。プリントの値段は”FOTO проект “よりも1割ぐらい安い。
ただ、お店の場所が分かりにくい!!

大学の敷地内の しかも 奥まったところで建物の外装修理しているから入り口の看板が シートにまぎれていて初めて行く人には本当に分かりづらいです。

(↑こちらはFOTOLAB. 右にちらりと見えるのは額縁のサンプルです )

両者ともネガ、ポジフィルムが売られています。

若い人が2眼やクラッシックカメラをぶら下げて 現像しに来たり、あえてフィルムで撮る人も見かけます。

モスクワで若者世代は、てっきりデジタル主義だと思っていたもんね。でもそんなことないみたい。
みんなどんな写真を撮っているのかなーー と自分のプリントが出来るのを待ちながらお店の中で考えていました。

FOTOLAB
最寄駅クヅネツキーモスト ラジェストヴェンカ通り11(ул. Рождественка 11)

FOTO проект
最寄駅キエフスカヤ,トゥベルスコイなど
http://www.fotoproekt.ru/port/msk/ru/home/

ロシア版、グラミー賞

週末はどこの美術館に行こうか、毎回楽しみにしています。

先週は、ロシア版グラミー賞 ”Золотая Моска 〈黄金のマスク賞〉” の参加作品を見に行きました^^

無理やり友達を誘い、ちょっと私は終始興奮気味。
見た作品は実験的演劇部門からノミネートされたサハ共和国の演劇です。

Театр юного зрителя республики Саха〈サハ共和国青少年観客劇場〉から(こんな劇場あったっけ?)
МИЛОСЕРЛНЫЙ БОГАТЫРЬ 〈慈悲深い英雄〉という演目で英雄叙事詩のお話です。

Золотая Моска〈黄金のマスク賞〉はドラマ部門、オペラ部門、オペラッタ部門、バレエ部門、人形劇部門、実験的演劇部門、現代舞踊、その他2部門があります。

なので自分の興味のある演劇 & 今一番ホットな演劇が見られます。

(↑会場は Театр луны 〈月劇場〉。入り口も内観もお月様にいるようなメルヘンでかわいい劇場でした彡)

期間は3月27日から4月18日まで。

もうすぐ終わっちゃいます><

こういうロシア全国から集まってくるイベントが一気にここで見れるのがモスクワの魅力です。

またまたモスクワです。

日本へちょうど1ヶ月一時帰国していました。

冷え込む日が多かったので(日本に着いて先ず”寒いなー”というのが第一声でした) 桜がゆっくり咲いて、東京桜満開の日にまたモスクワへ旅立ったのでした。

東京では、最近カットも出来るようになった友達が働いている美容室に行ったり、昔ハバロフスクで一緒に勉強した旧友と久しぶりの再会ができたり、アットホームで手作りな友達の結婚式に出席したり、大学時代の、なぜか隣サークルの花見に出たりetc. とにかくいろんな人から元気をもらいました。

そんな日本に後ろ髪をひかれながら、またモスクワに来ました。

なぜロシアなの、と聞かれると説明には困ってしまうけど、大学の時に初めてロシアに行き”なんだこの国は!”と思ってそれからずっと気になる存在です。生まれ育った日本ももちろん大好きで、もっと日本の人にロシアが身近になればいいなと思っています。

ということで、マイペースに更新していきますので”kana-chan日記”をよろしくお願いいたします。

(今日の一枚です↑ 苺やパイナップル!?が売られていて春 見つけたっ)

 

レポ11

インターン時モスクワレポ、最終回です↓

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モスクワnow vol.11

モスクワ・アート&ビジネス・インターンシップを終え、今日帰国するkana-chanことフォトグラファーの池田カナ子です。

はじめてモスクワに住んで、東京と変わらないめまぐるしい時間の速さで3ヶ月が過ぎていきました。

今でも街を歩くと思いますが、本当にいろいろな民族がいて、ロシア人だけでなく、トルコ人、アフリカン・アメリカンやアジア人などが入り混じっているので、日本から来ている私は大都市に集まる烏合の衆の一人にすぎません。

だから、目的を持っていないとただ単に時間が過ぎてしまったり、多くの欲を持った人が集まるモスクワのパワーに負けて自分を見失ってしまうかもしれません。

“百聞は一見にしかず” で実際に見聞きしたり体験しないと、本当のロシアが見えてきません。

確かにモスクワはいいところだけじゃなくて、年金生活者のおばあちゃんが地面に座ってお金を恵んでくださいと手を差し伸べたり、それはもうみんな生きていくしかないだけです。ここに住むには五感を日本にいる以上に働かせて歩いたり、ロシア語を使って防衛します。

今回レポートさせてもらったモスクワ音楽院の学生さんたちは、ピアノの練習をするのに朝早くから部屋の予約をしなくちゃいけなかったり、グランドピアノを弾くためにかなり努力をしたりしています。
でもそれはそれで一回の練習に集中力を高めて弾いたり、とにかくここに勉強しにきたらピアノを弾くしかないのです。

ロシアにいればすばらしいロシア人の先生がいるし、クラシックのコンサートは頻繁にやっているし、ロシア人の観客も耳がいいと聞きます。
ここに来たらあとは自分の心持ち次第で、うまくいくこともあれば、失敗に終わることもあります。
埋もれている宝はたくさんあって、それを見つけるのは自分次第だと思います。

私は今回のプログラムで日本で知られていないロシアの面白い写真家を少しずつ見つけることができました。
まだまだほんの欠片(かけら)ですが、ロシアをもっと知るための宝探しの旅は続きそうです。

今回のくらしき作陽・留学生レポに快く協力していただいたモスクワ音楽院の学生さんや先生、モスクワnow に参加していただいた皆さん、インターンシップでお世話になったスタッフの方々、普段のモスクワの生活で支えてくれた皆さんに心から感謝いたします。ありがとうございました!

(世界は動いています。明日へジャンプ!↑)

池田カナ子 in Mosscow 2009/03/1

レポ10

もうすぐで UPし終わります、
モスクワにいた時のレポです~↓・゚゚..。.:*・゚ 彡
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モスクワnow vol.10

ちょっと前の話になってしまいますが、2月の中旬にロシアのアニメーション界を代表する Фёдор Хитрук (フョードル・ヒトルーク)監督の展覧会に行きました。

親子連れがたくさん来場していました↑)

フョードル・ヒトルークは、ロシア版くまのプーさん “ Винни – Пух (ヴィニ・プーフ)“のアニメ監督です。ロシアのアニメーションといえばチェブラーシカがお馴染みですが、こちらは日本で隠れファンが増えつつあるといったところでしょうか。

展覧会では、彼が手がけたアニメーションの絵コンテやデッサンが展示されていました。特設会場ではアニメが上映されていて、すべての作品をみると3時間以上かかるそうです。

どこかで見たことありますか?くまさんの隣にいる 子ぶたちゃんもかわいいんです↑)

映画ができるまでをアニメにした “Фильм – Фильм- Фильм(フィルム・フィルム・フィルム)“はユーモアたっぷりでポップで、大人が見ても面白いです。

(私も最近はじめて知ったのですが、このシーンが大好きです↑)

ヒトルーク監督の他の作品、例えば、“Человек в рамке(額の中の男)“ はかなりシュールで、子どもが見てもわかるのかな?と思ったほどです。(*「額の中の男」の視聴は こちら  英訳がついています。)

現在のロシアの子ども向けアニメがどこかディズニーチックになっているのと比べて、彼が手がけた作品は世代を超えて見られているもののようです。

会期ぎりぎりに行ったので 今はもうやっていませんが、またやってほしいと思う展覧会でした。

(会場↓)
NA SOLYANKE ART GALLERY
Moscow Solyanka str,.1/2 bldg.2 (entrance from Zabelina str.)
+7(495)621-5572

池田カナ子 in Moscow 2009/02/24

レポ9

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モスクワnow vol.9

こんにちは、kana-chanことフォトグラファーの池田カナ子です!

2月14日といえばバレンタインデーです。日本はどこへいっても チョコレート、チョコレート、チョコレートで溢れていたと思いますが、こちらモスクワは特にチョコレートフェアーがなされるわけでもなく、バレンタインデーの存在を忘れていました。

しかし、 14日当日、休みだったので市内のギャラリーめぐりをしていたら “あれっ 街の様子がおかしい!?” と気づきました。

カップルで花束を持っている率が大きい。風船を持っている人が普段よりも多い。しかも赤の風船だったり、ハート型の風船を持っている。

(ビジネスとして普及してきたか↑)

クレムリンに行くと、積極的に花束や風船を売っている商店を見て、あっ 今日がバレンタインデーなんだなって意識することができました。

とにかくカップルをターゲットに売り込む!↑)

バレンタインデー=チョコレートとは まだすぐに結びつきませんが、恋人の日として少しずつ定着しているようです。

ただ ロシアには3月8日に” 国際婦人デー” という、すべての女性がお祝いされる祝日があって、こっちのほうがポピュラーです。

14日、15日の午前中はふわふわした雪がたくさん降りました。それが午後になると止み、積もった雪が溶けてしまうので、道が大きな水溜りになって歩きづらいです。

(メトロをでると雪の多さにびっくり↑)

池田カナ子 in Moscow 2009/02/15