年別アーカイブ: 2022年

聴くエッセイArtistspokenー【世界のお宅から】

日本はお盆休みが過ぎた頃でしょうか。残暑お見舞い申し上げます。

ポッドキャストのArtistspoken【世界のお宅から】では、イタリアのコーヒー文化について話しています。是非聞いてみてください!

■■【ヴェローナ】イタリアでコーヒーを頼んでみる by 池田カナ子スマホアプリから視聴可/有料↓↓↓↓↓

https://artistspoken.page.link/6oRL

#artistspoken #世界のお宅から

これからArtistspoken【世界のお宅から】はイタリアからお届け!

今週からのArtistspoken【世界のお宅から】はイタリアからお届けします!今ワインの勉強でイタリアにいます。モスクワからイタリアへの移動や、モスクワからイタリアにきて気づいたこととかを話していますので、ご興味のある方は是非聞いてみてください↓↓↓↓

■■モスクワからイタリアへ移動 by 池田カナ子 スマホアプリから視聴可/有料↓↓↓↓↓

https://artistspoken.page.link/K5dF

#artistspoken #世界のお宅から

本ブログの「あれこれ日記*.。」は、イタリアで発見したことや、モスクワにいるときに撮りためたけど時間がなくて書けなかった旅行の内容なんかもアップしていきたいと思います。

今週の聴くエッセイArtistspokenー【世界のお宅から】

今週のArtistspoken【世界のお宅から】はロシアの通販についてでした。今回は無料で聴けるので、スマフォからアプリ をダウンロードして聞いてみてください!

■■【モスクワ】ロシアの通販で商品受け取り by 池田カナ子 スマホアプリから視聴可/無料&有料↓↓↓↓↓

https://artistspoken.page.link/XFKS

#artistspoken #世界のお宅から

 

■■以前に投稿したピックアップポイントの様子はこちら↓↓↓↓↓

あれこれ日記*.。

よく通販で本を買うのですが、受け取りは自分で好きな時に受け取れるピックアップポイントが便利。 この場所の営業時間は9時から21時まで。仕事帰りに十分間に間に合うのです。 色々な通販サイト会社やピックアップピントサービスを提供しているロジスティック会社が混在しています。私が頼んだのはBOXBERRY というロジスチック会社。いつもお世話になっています↑ …

 

ロシアのドーナッツ

ロシアには昔からドーナツなるものがあって、ポンチック(пончик)といいます。今更ながら、サンクトペテルブルグではプーシカ(пышка)と言われていることを最近知りました。

もとはポーランドのpączekの発音からきているらしい。

夏はポンチックを作るのは暑そうだな、と。油であげて、上に粉砂糖をたくさんかけて食べます。

オートメーション化したポンチック調理機↑

参考サイト:Пончик https://arzamas.academy/micro/borrowing/10?ysclid=l56r6l2tk680758479 

ロシアのスウィーツ:シローク

ロシアのスウィーツ・シロークを作っていた老舗「ユーリ・アレクサンドロフ」の歴史が幕を閉じたみたいです。

ライセンス等の問題で、6月26日から新しいブラントとして販売を開始。

私はよくシロークは買っておきながら、重いスィーツなので、なかなか食べないで冷蔵庫に置きっ放しなのですが、今回はそんな取り置きしておいたシロークをやっと消費してみました。その様子は、聞くエッセイArtistspokenの「世界のお宅から」を是非お聞きください。

シロークはチョコレートでコーティングされたカッテージチーズのスウィーツです。

こちらは、スタンダートのシローク。チョコレート味です。コーティングされているチョコはパリパリしています。

こちらは、最近出た新しいタイプのシロークで、チーズケーキタイプ。

ブランド名やパッケージングのロゴが変わるだけで、味が変化するわけじゃないけど、一つ大きな歴史が閉じちょっと寂しいなと。

参考資料:

“Сырки «Б.Ю. Александров» сменили название ” https://www.rbc.ru/business/24/06/2022/62b5e4e09a7947bb167949d4?ysclid=l4wrgn6cfd735803653

“Спор о брендах, смена логотипа и война сестер: что происходит с «Б.Ю. Александров»”  https://www.forbes.ru/svoi-biznes/469617-spor-o-brendah-smena-logotipa-i-vojna-sester-cto-proishodit-s-b-u-aleksandrov?ysclid=l4yc7it22u465483150

ハラジェーツ(Холодец) 味のスナック菓子

ロシアの変わったスナック菓子、 ハラジェーツ味です。ハラジェーツ(Холодец)は、日本語で言う「煮こごり」。「冷たい」という意味があるのですが、牛肉や豚肉、鶏肉なんかをじっくり煮てゼラチン質を出し、その煮汁を冷ましてゼリー状に固めた食べ物です。はじめて食べた時は何だこれって思いましたが、今は普通に食べれるようになりました。慣れると結構ハマる味。

そのハラジェーツ味のスナックを見つけたので試してみました。

つまりは、カリカリ焼いた黒パンにハラジェーツ味を付けたもの。お味はハラジェーツを作るときに使う西洋ワサビ(ホースラディッシュ)の味が強くて、特にお肉のエキスがするというものではなかったです。

スーパーで30ルーブルほど。昔の普通だった時のレートだと45円ぐらい。ビールのおつまみに合いますね。

 

マーケットプレスで、このスナックのブランド名で検索したところ、きのこ味とか、シャシリクという串焼き味とかちょっと変わり種の味がありました→Воронцовские Сухарики

理由はわからないけど、このスナックのブランドサイトはクローズしているみたい。http://www.vorontsovskie.ru

ではでは、パカ。(bye)

電気自動車の充電スタンド

モスクワの中心街を歩いていると、たまにテスラや電気自動車が走っているを見かけます。どこで充電しているのかな、と思っていたらショッピングモール「アビアパーク」の駐車場で充電スタンドを見つけました。調べたら市内の路上にも充電スタンドがあるみたい。

ロシアでは見栄っ張りさん向けのテスラは別として、今電化用品は高いしエコ意識なんて薄れてきているから、電気自動車は消え去ってしまうのか、それとも他の形で継続するのかな、なんて考えが頭をよぎります。

値段は充電スタンドは会社によっても違うみたいだけど、1キロワットで1〜2ルーブルぐらいするみたい。

ショッピングモール内にあった電気スタンド会社”Cкорость Света ” の HPはこちらです→https://lightspeedcharge.ru

参考記事:

“Сколько стоит зарядная станция для электромобиля” (2021 年8月10日付)https://journal.tinkoff.ru/zaryadnaya-stanciya/?

“Зарядка электромобиля в Москве” (2021 年5月31日付)https://e-cars.tech/elektromobili/zaryadka-elektromobilya-v-moskve-polnoe-rukovodstvo/?

ラーメンの旅は続くin モスクワ

日本ではロシアのマクドナルド後継店が話題になっているかもしれませんが、全然マックに興味がなく、それよりも独自性のある場所に足が向く筆者なのです。

ということで、今年の2月にオープンした新しいモスクワの日本食レストランをご紹介します。ここでは日本のラーメンを提供しています。

場所はルビヤンカ(Лубянка)駅やキタイ・ゴーラド( Китай-город )駅のあたりで、ボリショイ劇場やクレムリンの近くにあります。

それではパィエハリー! (let’s go! )

今回のお店の名前は「鳥取(ТОТТОРИ)レストラン」。入り口はこんな感じで、地下に入ります。入り口からして日本の提灯が飾ってあって日本情緒満載です。

オーナーが大の日本好きで、モスクワに居ながら本当の日本にいるような場所を創りたかったことから、このお店ができたみたいです。店内のインテリアは90%が日本から持ってきた物とのこと。提灯とか絵とか兎に角日本づくしでかなり凝っています。提灯がぶら下がっている壁の先は日本の居酒屋界隈の絵になっていて、確かにまるでモスクワにいながら異国に旅行しているよう。こちらは個室です。昭和か大正? いや、ハイカラっぽいから明治か何かのポスター。ビジネスミーティングとか、騒ぎそうなグループで来るときに使えますね。

さて、肝心のラーメンです。またまた、一番味がしっかり出ていそうな豚骨をオーダしてみます。

半熟卵に、ベビーコーンのスライスが小花のようにみえて綺麗です。お味は出しがかなりちゃんと出ていて、日本人好みの仕上がりでグッドでした。麺もしっかりめの固さ。日本を旅行したロシア人から、日本のラーメン屋さんは量が大きくてびっくりしたという感想をよく聞きますが、こちら「鳥取」レストランのラーメンのポーションは日本と同じぐらいに感じました。これでお値段750ルーブル。今はルーブルのレートが上がったり下がったりですごいことになっていますが、もしルーブル=1.5円としたら1200円ほど。スモールサイズのラーメンも出していて、豚骨ラーメンだったら小ラーメンで520ルーブル(約800円)と、他の国に比べたらかなりお手頃プライスです。そして、質もかなり良い。

メニューには日本の生ビールもありました。多分欧州から仕入れているのかな。日本酒も多く取り揃えていて制裁の影響はないのかな、と疑問に思いましたが、お店の人に聞いたら本当かどうかは分からないけど、今のところ問題はないみたい。

オープン当初は日本人の来客が多かったけど今は減ってしまい、その代わり地元のロシア人のお客さんや中国人のお客さんが来ているみたい。確かにモスクワで働いている中国の友達は普通に働き続けているし、淡々とした生活が続くのです。

さて、ラーメンを食べ終わってお店の出口へと行くと、床にマンホールがあるのを発見。漢字で「金」「街角」とか書かれているのですが、レプリカかな。

 

「鳥取(ТОТТОРИ)」レストランはラーメンの他にも、和牛丼、餃子やおつまみの枝豆など魅力的なメニューがあります。サイトを見ると、そもそも和牛とお酒が売りみたい。

お店の情報はこちら↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ 日本語のサイトもあります。

Ресторан Тоттори

住所:Новая Площадь, 14

HP:https://tottori.ru/japan

1980年代のロシアン・ロックシンガー「ヴィクトル・ツォイ」

ロシアにヴィクトル・ツォイ (Виктор Цой)というロックシンガーがいます。正確に言うと1990年にラトビアにて交通事故で亡くなってしまったので「いました」ですが、今でも多くのロシア人に愛されていてます。モスクワのアルバート通りの途中にヴィクトル・ツォイや彼のバンドをしのぶツォイ・ウォール(露:Стена Цоя)という壁があり、モスクワ観光に必ず通るアルバート通りの横道を入ったところに存在しているので、色とりどりに落書きされていてるのを見たことがある方もいるのではなのでしょうか。

さて、このヴィクトル・ツォイ。1962年にレニングラード(現サンクト・ペテルブルク)で生まれ、今も存命だったら60歳。今回はモスクワの中心街にあるマネージ広場で「ヴィクトル・ツォイ」展が開催さているので見に行ってきました。

展示会場が暗くて写真がぶれてしまいましたが、ヴィクトル・ツォイはだいたいこんな感じの人です。ヴィクトル・ツォイは苗字からも想像できるように、お父様が韓国系ロシア人。もしちゃんとしたポートレートが見たいようであればグーグルかなにかで”Viktor Tsoi” と検索してみてください。

ツォイは当時20歳だった1982年に、のちにソ連時代のカリスマ的な存在となるロックバンド『キノーォ』を音楽仲間と一緒に結成します。ツォイはボーカリストとして活動します。この頃は当局によってミュージシャンの歌詞がチェックされるのは当たり前の時代。ミュージック文化も公認か非公認かの区別がされます。そんな中、ロックバンド『キノーォ(露:КИНО)』はアンダーグラウンド・グループとしてデビューし、彼らの音楽は若者を中心に共感を呼ぶようになります。そして1980年代半はペレストロイカが始まりグラスノチ(情報公開)が推し進められるようになり、言論の自由化へと扉が開かれようとしていました。ペレストロイカ期の1986年に国営のレコード会社「メロディア」から「ノーチ(露:Ночь)」日本語に訳すと”夜”というアルバムが出てソ連全土で200万枚以上を売り上げる大ヒットとなります。この時期が海外からの情報や文化が入るようになって社会がすべて良い方向に向かって行ったかというと、規制文化からいきなり自由になるのはそう簡単ではなく国の発展において困難な時期だったことも確かです。

さて話を展示会に戻すと、テーマとしてツォイが影響を受けた西欧ミュージシャンのコレクションなんてもののありました。ペレストロイカ前は西欧文化が禁忌されてたといっても、完全にダメというわけではなかったのですね。

会場は支給されるヘッドフォンでツォイの音楽を聴きなら回ります。全てがツォイの世界に飛び込んでいるみたいな実体験ができて、インタラクティブな内容です。ツォイの生い立ちが分かる写真や、美術学校へ通っていた時の資料、後期にツォイが没頭して取り組んでいた絵画作品集なんかもすごく面白かった。

日本と関わりがあるところでいうと、ツォイ作の根付なんかの展示がありました。ミュージシャンとして有名になる前に木工職人として生計を立てていた時期があり、とても器用だったみたい。日本の根付にハマっていたことがあり、作っては友達にプレゼントしていたみたいです。それと、のちにミュージシャンとして有名になると海外でも活動する機会もでき、日本を旅行したことがあるみたいで展示会場では日本のインスタレーションがありました。あとでインターネットで調べたら、ツォイはサザンオールスターズの桑田さんに会ったことがあるみたいです。

次にツォイのファッションコーナーがありました。こちら下記の写真はツォイ・ブラック。黒でコーディネートされたスタイルです。昔からツォイは何だかブルース・リーに似ているなって思っていたのですが、やっぱりブルース・リーに影響を受けていたらしいです。他にも代表的なツォイ・ファッションである革ジャンのコーディネートなんてものもありました。今見てもかっこいい。

展示を一通りみ終わると、最後にお土産コーナーがあります。”СПАСАЕМ МИР”つまりSAVE THE WORLDと書かれたTシャツが売ってました。『キノーォ』にそういう曲があったかなと疑問に思ったので、家に帰って調べたら1986年にレニングラードで行われた『キノーォ』のロックミュージック・コンサートがこの名前だったそうで。どうしてコンサートにこのタイトルが付いたかは色々な憶測があるみたいだけど、当時ソビエトのロックミュージックを西側に紹介する活動をしていたアメリカ人ジョアンナ・スティングレイ(Joanna Stingray)が”СПАСАЕМ МИР”と書かれたTシャツをコンサートに持って来たのであろうとの記事もインターネットで見かけました。

ヴィクトル・ツォイは不自由の中で自由に生きようとしたミュージシャンとか、自由を歌う時代の反逆児とかとか言われるけど、私は全然そんなこと意識せずにずっと彼の曲を聴いていました。

というのも、後に女性シンガーがリメークして可愛っぽく仕上げて歌っているのを聴いたり、普段の生活でもピクニックでカラオケをするときに歌うシーンがあったりで、ツォイの音楽は親しみやすくて自分ととても近いところにいるからです。オリジナルを聞くとああ、哀愁こもっているな、とか歌詞がたまに何を言っているか分からないけどいい曲だとかとか。

一つ展示会へ行って驚いたのは、リアルタイムで聞いたことがないだろう若い年齢層の見学者が沢山いたこと。良い物は次の世代にも引き継がれていく、とってもいいことだなと思ったのでした。

もし、ツォイの曲を聴きたい方はこちらのユーチューブ、もしくは検索で「Виктор Цой / Лучшие песни 」辺りのキーワードを入れると沢山ベストアルバムが出てくるので試してみてください↓↓↓↓↓↓↓

 

Выставка-байопик “Виктор Цой. Путь героя”

時間:12:00 〜 22:00 月から金まで

11:00 〜 22:00 週末

場所:ЦЕНТРАЛЬНЫЙ МАНЕЖ, Г. МОСКВА, МАНЕЖНАЯ ПЛ., Д.1

値段:800〜1600ルーブル(平日・夜・祝日によって料金変動)

期間:現在のところツォイの誕生日である6月21日まで開催してるそうです。

公式サイト:http://www.tsoyhero.com

通販の受け取り場所-BOXBERRY社

よく通販で本を買うのですが、受け取りは自分で好きな時に受け取れるピックアップポイントが便利。

この場所の営業時間は9時から21時まで。仕事帰りに十分間に間に合うのです。

色々な通販サイト会社やピックアップピントサービスを提供しているロジスティック会社が混在しています。私が頼んだのはBOXBERRY というロジスチック会社。いつもお世話になっています↑

受付は”OZON”とかいてあるところ。後ろに小さな倉庫があります。とてもコンパクトでシンプルな様式。

ダンボールでかなりしっかり梱包してありました。1冊の本だけですが。

いつかロシアのピックアップポイントについては、まとめてそのシステムを書いてみたいです。